マツダ ロードスター(ND) の内装(インテリア)と荷室(ラゲッジスペース)を徹底解説!

マツダ ロードスター RS 萩原文博

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ロードスターのインテリアは、黒をベースにシルバーをちりばめるというのが基本となります。これは、他のマツダ車と同様なものです。ただ、他のモデルと際立って異なるのが、ドアの内側の一番上の部分がボディ同色になっているところでしょう。ドアの内側なのに、ボディの外側と同じ色のパネルがあるため、クルマの中と外の境があいまいになるというのがユニークなところ。いつだって、クルマの外を意識するようになり、それが解放感につながります。撮影車両はマツダロードスターRS (ND)です。

文・鈴木ケンイチ/写真・萩原文博

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
ロードスターRS(ND) のインパネの特徴を解説
ロードスターRS(ND) にはこだわりのステアリングとシフトノブが採用される
ロードスターRS(ND) のシートを解説
ロードスターRS(ND) は理想のドライビングポジション目指した形
ロードスターRS(ND) 荷室(ラゲッジスペース)の広さと収納について解説
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ロードスターRS(ND) のインパネの特徴を解説

ロードスターRS(ND) にはこだわりのステアリングとシフトノブが採用される

メーターはクラシカルな3眼。真ん中に大きなタコメーターがあるのがスポーツカーらしいところ。ハンドルの左右同じ位置にエアコンの吹き出し口を配置、メーターの針はゼロが真下になるなど、ステアリングを中心とした前後まっすぐの軸が感じられるようになっており、これが運転のしやすさにつながります。

ドライバーとクルマのインターフェイスとなるのがステアリングです。その手ごたえや振動によって、ドライバーはクルマの状況を、まさに手に取るように察知するのがステアリングです。ロードスターのステアリングの握りは、かなり細めです。それでいて、9時15分の位置で握り込んだときに、うまくひっかかるように太さが変化しています。スポークにあるスイッチ類は、操舵時に間違えて触らないよう、中央よりに配置されているのも、ドライビングを優先するロードスターらしさでしょう。
マニュアル・トランスミッションのシフトノブもこだわりを感じさせる部分です。丸いノブは、握り込むときの角度が変わっても、いつも同じフィールになるという利点があります。ノブの重さはシフト・フィールと振動抑制が最適になるように300gに調整されています。

ロードスターRS(ND) のシートを解説

ロードスターRSにはRECARO社製シート アルカンターラ (R)/ナッパレザーが採用されている
シートはファブリックと、アルカンターラ/ナッパレザーのコンビ、レザーの3種類が用意されています。シートは、薄さと軽量化、高いホールド性、マイルドな乗り心地をバランスさせるため、ネット素材とウレタンパッドを組み合わせた構造となっています。

リクライニング角度は先代モデルよりも拡大した、最大27度。前後のスライドは、前にいくほどにシート高が上がるようになっており、背の低いドライバーが視界確保しやすくなっています。また、シート前方の座面の角度を調整できるチルト機構があるため、背の低い人でもペダルが遠くならないような工夫も施されています。

ロードスターRS(ND) は理想のドライビングポジション目指した形

ドライポジションに対するこだわりの強さも、昨今のマツダの特色。もちろんスポーツカーであるロードスターは、そりわけドライビングポジションは妥協なく、追求されていました。アクセルペダルは、どんな角度で踏み込もうと、フィールの変化の少ないオルガン式を採用。

シートに座って右足を伸ばしたときの自然な足の位置にアクセルペダルを配置。クラッチペダルも同様に、左足の自然な位置になるよう、先代モデルよりも左側に15㎜移動。アクセル、ブレーキの位置関係も踏みかえやすいように、念入りに調整されています。

 

ロードスターRS(ND) 荷室(ラゲッジスペース)の広さと収納について解説

スポーツカーであるロードスターの収納力は、さすがに優れているほどのものではありません。しかし、日常生活で困るほど足りないわけでもないというのが絶妙なところ。2人ほどで1泊二日の旅行に出るくらいであれば、2人分の荷物をしっかりと載せることができます。

シフトノブの前の部分にはスマートフォンを置けるようなスペースがあり、シフトノブの後ろは財布を入れることのできるリッド付きボックスが用意されています。ドリンクホルダーは脱着式で、助手席側の足元かシフトノブの後方に2個のいずれかに設置できます。ちなみにカップホルダーの素材は、植物由来のバイオプラスチックが使われています。
また左右シートの間にはカギをかけられるコンソールボックスがあり、オープン状態のまま駐車するときに貴重品を入れておくこともできます。シートの後ろにもストレージボックスが用意されており、雑巾などの小物を入れておくことが可能です。
トランクの容量は130リットル。先代モデルの150リットルよりも小さくなりましたが、より深くなっており、飛行機に手荷物で持ち込める小さなソフトキャリーバッグならば2個を収納することができます。大人2人での小旅行にも対応可能となります。

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