ホンダ N-BOXの後部座席の使い勝手はいかに?

ホンダN-BOXの写真

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軽自動車の中でも幅広い世代からの高い人気を誇る、ホンダ N-BOX。2015~2018年の4年間に渡って軽自動車販売台数1位を獲得したベストセラーカーです。

そのN-BOXが2019年10月4日にマイナーチェンジし発売を開始。デザインを改良し、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全車標準装備しています。なかでも今回、注目したのが「車内空間」。

排気量2.0Lミニバン並みの前後のシート間隔を保ち、大人4人でもゆったりと過ごせます。また、後部座席に多くの機能を搭載することで多様なシートアレンジが可能になりました。

文・PBKK
Chapter
ホンダ N-BOXの室内寸法
N-BOXの後部座席に搭載された機能は?
N-BOXは車内の居住性はもちろん、快適性も向上

ホンダ N-BOXの室内寸法

「メカは小さく、人のための空間は大きく」の構想から実現した、軽自動車最大級の車内空間が実現しました。

ホンダ N-BOXの車内空間の数値は以下の通りです。
・長さ:224cm
・幅 :135cm
・高さ:140cm

毎年首位を争うダイハツ タントの室内寸法は以下。
・長さ:220cm
・幅 :135cm
・高さ:136cm

比べると、ホンダ N-BOXの方が数値が大きいことがわかります。

この広さを可能にしている一つの要因が、ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」。燃料タンクは通常、後席や荷室の下に配されるのが多く、その分座席が高くなってしまいます。センタータンクレイアウトでは、燃料タンクを前席下に置くことで更なる広さの確保に成功しました。

N-BOXの後部座席に搭載された機能は?

後部座席にはワンタッチで操作できる機能が備えられ、それらを活用することで更なる車内空間の拡大と利便性が向上します。

・スライド幅19cmに及ぶスライド機能
後部座席はスライドシートで、可動幅は19cmにもなります。買い物や小旅行の荷物も楽々積みこめます。スライドは座席側と荷室側の両方から操作できます。

・チップアップ&ダイブダウン機構
シートの座面を跳ね上げることを「チップアップ」、座席を倒しフラットにすることを「ダイブダウン」といいます。

チップアップを行うと、座席スペースがタテヨコともに広い空間に変貌。A型ベビーカーがそのまま入る広さです。ダイブダウンを行えば、27インチの自転車がすっぽりと入る長さ153cmの巨大なスペースを確保。開口高が120cmあり、体勢を変えることなく簡単に荷物を収納できます。

N-BOXは車内の居住性はもちろん、快適性も向上

新型のN-BOXには、シート・窓ガラスに特殊加工が施されています。

・アレルクリーンプラスシート(タイプ別)
ダニやスギ花粉などのアレルゲン物質を不活性化させる特殊加工を表面に施したシートを配置。ウイルスにも対応し車内をクリーンに保ちます。

・遮断機能の高い窓ガラス
日焼けの原因となるUVを99%、温度上昇を引き起こすIRを70〜80%カット。日差しの強い夏場でも紫外線を防ぎ、車内の気温上昇を減退させます。
後席だけではなく、助手席にも自由度の高いスライド機能を搭載し、ますます便利になるホンダ「N-BOX」。新型には車いす仕様車も発売しており、普段の買い物から趣味、介護までこなす器用さは軽自動車の中でもトップ性能を誇ります。
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