VW独自技術の「DSG」とは?従来のATやCVT、DCTとの違いも解説

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VW(フォルクスワーゲン)の独自技術である「DSG」に注目が集まっています。あまり良い情報とは言えませんが、実はDSGが関連した大規模リコールが実施されました。対象は2008年4月28日から2016年3月14日に輸入された17万6068台ということで、業界に衝撃が走りました。

このフォルクスワーゲンの独自技術である「DSG」とは何なのか? 従来のATやCVT、DCTとはどのような違いがあるのかを明らかにします。

文・PBKK
Chapter
DSGとはどんな技術なの?
DSGとATやCVT・DCT との違いとは?
DSGは伝達効率に優れるトランスミッションだが…

DSGとはどんな技術なの?

DSGとは変速機の一つのことを指しています。「デュアルクラッチ・トランスミッション」とも呼ばれているものであり、構造はマニュアル車で、ペダルが2つあるのも大きな特徴です。走りは、スポーティな感じであり、キレのある変速、及びフィーリングを体感できます。

走行モードを変更することでおとなしい走りから刺激的な走りへと変化させることも可能であり、注目度が高い技術でした。一方で故障についての噂が絶えない状態であり、今回のリコールの前にもDSGが原因とされる大規模なリコールが実施されています。

DSGとATやCVT・DCT との違いとは?

伝達効率に大きな違いがあるとされています。伝達効率が高ければ高いほど、クルマにスムーズにパワーが伝わることになります。

・DSGの伝達効率・・・90%以上とされる
・ATの伝達効率・・・80%から90%とされる
CVTの伝達効率・・・75%から85%とされる
・DCTの伝達効率・・・90%以上とされる

DCTとほぼ同じような伝達効率となっているのです。ただDCTよりも伝達効率が良いと指摘されることもあります。次に燃費ですが、MTと同等かそれ以上に良いとされています。ATよりも良い燃費が期待できるようです。

よく言われているのが市街地での走行時の燃費です。MTであるとシフトアップ時に高回転になりがちであり、変速をこまめに行う場合には燃費が悪くなりやすくなります。しかしDSGは回転数がおさえられ、細かなシフトアップ時の燃費の消費が少なくて済むと言われているのです。

耐久性についてもDSGはかなり高いようです。フォルクスワーゲンではDSG搭載車で30万kmに及ぶ過酷な走行テストを実施しています。ただしリコールを受けたことを考えると耐久性については疑問符が付きそうです。

DSGは伝達効率に優れるトランスミッションだが…

伝達効率に大きな違いがあるとされています。伝達効率が高ければ高いほど、クルマにスムーズにパワーが伝わることになります。

・DSGの伝達効率…90%以上とされる
・ATの伝達効率…80%から90%とされる
CVTの伝達効率…75%から85%とされる
・DCTの伝達効率…90%以上とされる

DCTとほぼ同じような伝達効率となっているのです。ただDCTよりも伝達効率が良いと指摘されることもあります。次に燃費ですが、MTと同等かそれ以上に良いとされています。ATよりも良い燃費が期待できるようです。

よく言われているのが市街地での走行時の燃費です。MTであるとシフトアップ時に高回転になりがちであり、変速をこまめに行う場合には燃費が悪くなりやすくなります。しかしDSGは回転数がおさえられ、細かなシフトアップ時の燃費の消費が少なくて済むと言われているのです。

耐久性についてもDSGはかなり高いようです。フォルクスワーゲンではDSG搭載車で30万kmに及ぶ過酷な走行テストを実施しています。ただしリコールを受けたことを考えると耐久性については疑問符が付きそうです。
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