ホンダ vs 日産 徹底比較:国内メーカー2位の座はどっちだ?【2025年版】

ホンダ ディーラー
日本の自動車市場ではトヨタが不動の首位ですが、では国内メーカー第2位の座を争うのはホンダと日産のどちらなのでしょうか? 本記事では、2025年時点でのホンダと日産を様々な観点から比較し、その魅力や特徴を探ってみます。
Chapter
2025年の国内販売台数:ホンダが日産をリード
人気モデルの徹底比較:軽からSUVまで魅力紹介
ホンダの主力車種とその魅力
日産の主力車種とその魅力
ハイブリッドの比較
ホンダ e:HEV(シリーズ・パラレル式)
日産 e-POWER(シリーズ式)
EV技術
先進運転支援
若者・ファミリー層に人気の車種と市場トレンド
初めての愛車に最適【軽自動車・コンパクトカー】
市場を牽引する不動の人気【SUV】
子育て世代の強い味方【ミニバン】
ホンダ vs 日産:価格戦略の徹底比較
【コンパクトカー】装備のフィット vs 技術のノート
【軽自動車】激戦区で競い合うN-BOXとデイズ
【ミニバン】選択肢の幅広さが魅力のステップワゴンとセレナ
中古車市場での評価とリセールバリュー
メーカー全体の傾向:有利なホンダ vs 車種で差が出る日産
人気車種に見るリセールバリューの実例
【結論】リセールはホンダ優位だが、車の価値は人それぞれ
おわりに:ホンダ vs 日産、結局どちらが「2位」?

2025年の国内販売台数:ホンダが日産をリード

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOX

まず、直近の国内新車販売台数を比較してみましょう。

2024年年間の国内新車販売実績では、ホンダは約66万8千台日産は約47万5千台となっており、ホンダが日産を大きく上回っています。この結果、トヨタ(レクサス含む)が断トツ1位なのはもちろんとして、国内シェア2位争いにおいてホンダが日産よりリードしている現状が読み取れます。

なお、軽自動車を主力とするスズキが国内台数でホンダと日産より上位に入る形となっており(約72万台)、統計の見方によっては
2位:スズキ
3位:ホンダ
4位:日産
ともなります。しかし、ホンダと日産はいずれも軽自動車から乗用車、海外展開まで幅広いラインナップを持つ総合メーカーであり、歴史的にもライバル関係にあることから、国内メーカー2位の座をめぐるホンダ vs 日産の構図は今も話題となっています。

ホンダと日産の国内販売台数は年によって上下がありますが、直近数年ではホンダが日産を上回る傾向です。半導体不足やコロナ禍による生産制約が緩和された2023年には、ホンダは国内約56.8万台(前年比104.6%)日産は約48.1万台(前年比106.9%)を販売し、この年もホンダが国内販売で日産を上回りました。
また、世界規模で見ると、ホンダと日産はいずれも年販数百万台規模の大手ですが、グローバル販売では2023年にホンダ387万台、日産337万台となっており、それぞれ地域ごとに強みが異なる状況です。
つまり国内市場に限れば現状ホンダ優勢ですが、世界視野では互いに拮抗していると言えます。

人気モデルの徹底比較:軽からSUVまで魅力紹介

ホンダの主力車種とその魅力

ホンダには軽自動車からミニバン、SUVまで幅広い人気モデルがあります。

中でも軽自動車「N-BOX」は圧倒的人気を誇り、2024年上半期には10万台以上を販売して全車種中堂々の販売台数1位に輝きました。2023年10月にはN-BOXがフルモデルチェンジを行い、外観デザインこそキープコンセプトながら室内空間の快適性や先進機能を大幅に向上させています。広々とした室内や優れた安全装備(ホンダセンシング標準搭載)により、軽とは思えない安心感と使い勝手の良さが若者からファミリー層、高齢層まで幅広いユーザーに支持されています。

またホンダはコンパクトカー「フィット」や小型SUV「ヴェゼル」ミニバン「フリード」「ステップワゴン」など各クラスで人気車種を展開しています。例えばヴェゼルはスタイリッシュなデザインと燃費の良いハイブリッド(e:HEV)で若年層にも人気が高く、2024年上半期のSUV販売台数ランキングで第1位を獲得しました。ステップワゴンはホンダを代表するミドルサイズ・ミニバンで、2022年の新型ではシンプルでモダンなスタイルと「家族ファースト」のコンセプトを掲げ、広い室内と先進安全機能を充実させています。

日産の主力車種とその魅力

日産ノート

日産ノート

日産にも負けず劣らず個性的な人気モデルが揃っています。コンパクトカーの「ノート」は日産を代表するベストセラー車で、2020年に登場した現行型は全車がシリーズ式ハイブリッドの e-POWER を搭載し、電気自動車のような走りを手頃な価格で実現したことが話題となりました。実際、ノートは2024年上半期の登録車販売ランキングで4位に入る人気で、派生の上級モデル「ノート オーラ」も含めて高い評価を得ています。

ミニバン「セレナ」も日産の看板車種で、ゆとりある室内空間や家族向けの便利な装備が充実しています。最新型セレナ(2022年末発売の6代目)はガソリン車に加えe-POWER搭載のハイブリッドモデルを設定し、上位グレードでは高速道路での同一車線内ハンズオフ走行を可能にする プロパイロット2.0 を採用するなど先進性が光ります。

また日産のコンパクトSUV「キックス」はノートと同じe-POWERをパワートレインに持ち、力強い加速と低燃費が魅力です。そのほか、日産は軽自動車にも強みがあり、三菱自動車と協業した「デイズ」「ルークス」などの軽モデルや、話題の軽EV「サクラ」も展開して、幅広い層のニーズに応えています。
両社の人気モデルを並べてみると、ホンダは走りの良さと実用性日産は先進技術と多彩なラインナップに強みがあるように感じられます。

ハイブリッドの比較

ホンダ e:HEV(シリーズ・パラレル式)

ホンダ ヴェゼル  e:HEV Z 2代目 2021

ホンダ ヴェゼル e:HEV Z 2代目

ホンダのe:HEVは低速域から高速域まで基本的にモーターで駆動しつつ、高速巡航時にはエンジンを直接駆動に使うシリーズ・パラレル方式を採用しています。エンジンと2つのモーター、そしてエンジン直結クラッチを組み合わせることで、状況に応じ最適な駆動が可能です。

この方式のメリットは効率の良さと滑らかな走りにあります。実際、e:HEV搭載車のエンジンは非常に静かで振動も少なく、低速から高速までスムーズな加速フィールを実現しています。高速走行時にはエンジン直結モードに切り替わるため、ずっとエンジンが唸り続けることもなく静粛性と燃費の両立が図られています。

例えばホンダ・フィットやヴェゼルのe:HEVモデルでは、街乗りはもちろん高速巡航でも快適で、ガソリン車に迫る自然なドライブフィールが評価されています。一方で、小型車向けのチューニングではモーターの出力特性をマイルドに抑えているため、モーター車ならではの強烈な加速感を求めると少しおとなしめに感じる場合もあるようです(※これは意図的に内燃車からの乗り換えでも違和感がないよう調整しているとも言えます)。

日産 e-POWER(シリーズ式)

一方の日産e-POWERはガソリンエンジンを発電専用機とし、走行は常にモーターで行うシリーズハイブリッド方式です。このシステムを初めて量産乗用車に採用したノートe-POWER登場時はエンジンで発電してモーターで走るという新しさが注目を集め、エンジン排気量は小さいのに力強いモーター走行ができることが話題になりました。

e-POWERの最大の魅力は、まさに電気自動車のような爽快なモーター走行フィールを味わえる点です。アクセル操作に対する反応が鋭く、発進や加速もワンペダル感覚でスムーズかつ力強いのが特徴です。特に市街地走行ではエンジンが必要な時だけかかるため静かで燃費も良く、信号の多い街中で真価を発揮します。

ただし弱点もあり、高速域での燃費低下が指摘されています。常にモーター駆動ゆえに、高速巡航ではエンジンが発電しっぱなしとなって効率が落ち、同じハイブリッドでもe:HEVなどに比べ燃費が伸びにくいのです。また高速走行中はエンジン音が断続的に唸るため、静粛性の面でもやや不利と言われます。

それでも日産は改良を重ね、エンジンの作動制御や防音対策などで違和感を減らす努力をしています。いずれにせよ、低速〜中速での気持ちよい電動ドライブがe-POWERの真骨頂であり、ユーザーからはEVを充電なしで楽しめる画期的なシステムとして支持を得ています。

EV技術

続いて電気自動車(EV)への取り組みについても触れましょう。電動化に関しては日産が一歩先を行ってきた印象があります。日産世界初の量産電気自動車「リーフ」を2010年に発売し、累計販売台数は世界トップクラスに達しています。2022年にはSUVタイプの新型EV「アリア」を投入し、先進的なデザインと長航続距離で注目されました。これらによりEVの日産というブランドイメージを確立しています。

一方、ホンダはハイブリッドでこそ存在感を示すものの、純EVの分野ではこれまで出遅れていました。しかし近年は巻き返しを図っており、欧州向けに小型EV「Honda e」を発売したほか、ソニーとの協業による次世代EVの開発(※ソニー・ホンダモビリティの「AFEELA」など)や、GMと提携した北米向けEV SUV「プロローグ」の計画など、本格的にEV市場へ参入していく構えです。日本国内でも2024年以降、軽商用EV「N-VAN EV(仮称)」の投入などが予定されており、今後ホンダのEV展開にも期待が高まります。

先進運転支援

ホンダセンシング

ホンダセンシング

最後に先進運転支援システムについて比較します。どちらのメーカーも安全技術には力を入れており、運転支援のネーミングとしてホンダは「Honda SENSING(ホンダセンシング)」、日産は「プロパイロット(ProPILOT)」が有名です。

ホンダセンシングは衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制、車線維持支援、全車速追従型クルーズコントロールなどをパッケージ化したもので、現在ホンダの新車ほぼ全てに標準搭載されています。軽自動車のN-BOXにまで先進安全機能を標準で載せた点は業界でも注目され、安全装備に妥協しないホンダの姿勢がうかがえます。

一方の日産プロパイロットは、2016年にセレナで初採用されて以来、ノートやエクストレイルなど幅広い車種に展開されてきました。高速道路での車線中央維持アクセル・ブレーキ制御による渋滞追従を可能にするシステムで、長距離ドライブの疲労軽減に寄与します。さらに日産は高機能版の「プロパイロット2.0」をスカイラインやアリアなどに投入し、一定条件下でのハンズオフ走行や自動車線変更(ナビ連動)の実現など先進度を高めています。

若者・ファミリー層に人気の車種と市場トレンド

初めての愛車に最適【軽自動車・コンパクトカー】

ホンダ 2代目N-BOXグレード比較

ホンダ 2代目N-BOX

若い世代や初心者層に支持されているのが、経済的で扱いやすい軽自動車やコンパクトカーです。その代表格であるホンダのN-BOXは、2024年度の累計販売で21万台超を記録し、全車種で唯一の年間20万台超えを達成しました。運転のしやすさや維持費の安さに加え、広い後部座席や多彩なシートアレンジといった利便性と快適性が若年層にも響いています。ホンダは他にも、レトロでおしゃれな「N-ONE」やスポーティなカスタムモデルなど、個性を重視する若者に応えるラインナップを展開しています。

日産もデイズルークスがデザイン性と実用性で高評価を得ています。特にデイズは先進安全装備やインテリアの質感が「軽とは思えない」と評判です。さらに、軽EVのサクラは「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど注目を集め、日常使いに十分な性能と手頃な価格で、環境意識の高い都市部の20〜30代から新たな支持を得ています。

市場を牽引する不動の人気【SUV】

ZR-V

ZR-V

次にSUV人気についてです。近年は世界的なSUVブームですが、日本でも例に漏れずSUVが販売を牽引しています。

ホンダのヴェゼルが2024年上半期SUV販売台数で圧倒的1位になったように、スタイリッシュで実用的なSUVは若者から幅広い年代に人気です。ホンダはヴェゼル以外にも新型SUV「ZR-V」(やや上級のスポーティSUV)や大型SUV「CR-V」(海外復活予定)などラインナップ拡充を図っています。

日産もクロスオーバーSUVに注力しており、コンパクトなキックス中型のエクストレイル大型高級SUVのパスファインダー(北米向け)などを展開。中でもエクストレイルは2022年発売の現行モデルでe-POWERハイブリッド+電動4WDシステム e-4ORCE を採用し、大幅進化を遂げました。SUV市場ではトヨタ勢(ヤリスクロス、ハリアー、ランドクルーザー等)も強敵ですが、ホンダ・日産とも独自色あるSUVで健闘しています。

子育て世代の強い味方【ミニバン】

日産 3代目エルグランド

日産 3代目エルグランド

ファミリー層に根強い人気を誇るのが、スライドドアを備えた実用性の高いミニバンです。車内で子供が動きやすく、荷物も積みやすい点が子育て世代に支持されています。ホンダのフリードステップワゴン日産のセレナエルグランドはいずれも定番モデルです。

特に「ステップワゴン vs セレナ」は長年のライバル関係にあります。最新モデルでは、ステップワゴンがシンプルでモダンなデザインと家族に優しい大空間を追求。対するセレナは先進機能を豊富に搭載し、移動の楽しさを提案しています。販売台数ではセレナがクラス上位を維持していますが、トヨタのノア/ヴォクシー兄弟も含む激しい競争の中で、両社ともに独自の強みで固定ファンを掴んでいます。

ホンダ vs 日産:価格戦略の徹底比較

ホンダと日産では、特に量販モデルであるコンパクトカーにおいて価格戦略に明確な違いが見られます。車両クラスごとに、それぞれの価格設定の特徴と傾向を詳しく見ていきましょう。

 

【コンパクトカー】装備のフィット vs 技術のノート

最も戦略の違いが顕著なのが、ホンダ「フィット」と日産「ノート」です。フィットがガソリン車とハイブリッド車(e:HEV)の両方を揃えて幅広い選択肢を提供するのに対し、ノートは電動駆動の「e-POWER」に一本化し、技術的な先進性をアピールしています。

車種 パワートレイン 価格帯(2WD) グレード展開 価格戦略の特徴
ホンダ フィット ガソリン / e:HEV e:HEV: 約217万円~275万円 5グレード以上 豊富なグレードと装備で割安感を演出し、幅広いニーズに対応。
日産 ノート e-POWER e-POWER: 約233万円~273万円 3グレード e-POWERに絞り、シンプルな構成で先進技術の価値を訴求。
※価格は2025年9月時点のメーカー希望小売価格(税込み)の目安です。

日産ノートはe-POWER専用のためエントリー価格は高めですが、その優れた燃費性能と静かで力強い走りを考慮すると、コストパフォーマンスが高いと評価されています。一方、ホンダフィットは同価格帯で比較した場合、LEDライトやアルミホイールといった人気装備が標準で付くグレードがあり、「装備の充実度」で割安感を感じやすい設定です。

ただし、実際の購入価格は販売店の値引き交渉によって変動します。かつて日産はシェア拡大のために大きな値引きを行う傾向がありましたが、現在では両社とも人気車種は値引きが抑制される傾向にあります。最終的には「充実した装備を求めるならフィット」「e-POWERの走りに価値を見出すならノート」という、ユーザーの価値観が選択を左右すると言えるでしょう。

【軽自動車】激戦区で競い合うN-BOXとデイズ

軽自動車セグメントでは、両社とも買いやすい価格帯を維持し、激しい競争を繰り広げています。

ホンダ N-BOX:
  • 標準タイプのエントリーモデルは約165万円から。
  • 人気のカスタム系やターボ・4WDを選ぶと価格は上がり、最上級グレードは240万円を超えますが、売れ筋は180万円~200万円前後のグレードに集中しています。
日産 デイズ:
  • ベーシックなグレードは約144万円からと、N-BOXよりさらに手頃な価格からスタートします。
  • 先進安全装備を充実させた上位グレードも設定されており、幅広い選択肢があります。

絶対王者N-BOXに対し、デイズは戦略的な価格設定で対抗しており、軽自動車市場の競争の激しさがうかがえます。

【ミニバン】選択肢の幅広さが魅力のステップワゴンとセレナ

ファミリー層に人気のミニバンでは、両社とも多様なパワートレインと豊富なグレードを用意し、幅広い価格レンジを設定しています。

車種 ガソリン車 価格帯(2WD) ハイブリッド車 価格帯(2WD)
ホンダ ステップワゴン 約310万円 ~ 390万円 e:HEV: 約340万円 ~ 440万円
日産 セレナ 約280万円 ~ 330万円 e-POWER: 約320万円 ~ 480万円
※価格は2025年9月時点のメーカー希望小売価格(税込み)の目安です。

エントリー価格ではセレナの方がやや手頃ですが、両車とも上級グレードでは400万円を超える価格帯となります。装備やパワートレインの選択肢が多いため価格差も大きくなっていますが、これはユーザーが必要な機能を取捨選択し、予算に合わせて最適な一台を選びやすいというメリットにもなっています。

中古車市場での評価とリセールバリュー

愛車の将来的な価値は、購入時にも気になる重要なポイントです。ここでは、中古車市場におけるホンダと日産の評価やリセールバリュー(再販価値)について比較します。

メーカー全体の傾向:有利なホンダ vs 車種で差が出る日産

一般的に、国産メーカーの中でもトヨタとホンダはリセールバリューが高いと言われています。2025年現在の調査でも、買取相場が高いメーカーとしてホンダが日産を上回る傾向にあり、中古車市場ではホンダがやや有利な状況です。
  • ホンダ: 「品質が高く壊れにくい」というブランドイメージが国内外で定着しており、中古車市場での需要が安定しています。これにより、多くの車種で相場が底堅く、高いリセールバリューを維持しています。
  • 日産: かつては「中古車はお買い得」と言われることもありましたが、近年はモデルごとに評価が大きく異なります。先進技術や特定のグレードに人気が集中し、車種によってリセールバリューに差が出やすいのが特徴です。

人気車種に見るリセールバリューの実例

具体的な車種で比較すると、その傾向はより鮮明になります。

ホンダの人気車種
  • N-BOX: 軽自動車市場での圧倒的な需要を背景に、中古車でも値落ちが非常に少ないのが特徴です。人気グレードやカラーによっては、新車に近い価格で取引されることもあります。
  • ヴェゼル: SUVブームの追い風を受け、リセールバリューは極めて良好です。買取業者によっては最高ランクの評価が付けられるなど、中古市場でも高い人気を誇ります。

日産の人気車種
  • エクストレイル: 本格的な走行性能と先進性が評価され、中古車市場でも根強い人気があります。
  • スカイライン、フェアレディZ、GT-R: 日産を象徴するスポーツモデルは、年式や状態によってプレミア価格が付くこともあり、特定のファン層から高い支持を得ています。特にNISMO仕様などは高額査定が期待できます。

【結論】リセールはホンダ優位だが、車の価値は人それぞれ

総じて、リセールバリューという観点ではホンダに軍配が上がります。特に人気のN-BOXやヴェゼルは、数年後の売却時にも高い価値を維持しやすいでしょう。

一方で、日産車もエクストレイルスポーツモデルなど、特定の車種やグレードには高い価値が認められています。乗り潰すまで長く付き合う場合や、中古車として手頃な価格で購入したい場合には、日産車も非常に魅力的な選択肢となります。最終的には、将来の売却価値を重視するか、購入時の満足度や長期的な愛着を優先するか、ユーザーの価値観によって最適な選択は異なると言えるでしょう。

おわりに:ホンダ vs 日産、結局どちらが「2位」?

ここまで国内市場におけるホンダと日産の比較を見てきました。販売台数の数字上は直近ではホンダが日産を上回り国内2位と言えそうですが、実際にはそれぞれ強みの異なる魅力的なメーカーであり、単純に優劣を決められるものではありません。

ホンダはモータースポーツで培った技術力エンジン性能新しい分野へのチャレンジ精神が強みであり、二輪から汎用製品まで手掛けるスケールの大きさがあります。

日産は電動化自動運転など先進技術でリードし、多彩な車種ラインナップグローバル展開力に長けています。国内市場に目を向けても、軽自動車No.1のホンダとEV普及を牽引した日産というように、それぞれ日本のクルマ文化に大きく貢献してきました。

ホンダVS日産!国内市場での2位はどっち?という問いに対して、本記事の結論としては国内販売台数では現在ホンダがリードするものの、ユーザーにとっては自分のニーズに合った魅力を提供してくれる方が“勝者”と言えるかもしれません。

比較を通じて両社の強みがはっきり見えてきましたが、どちらも日本を代表する素晴らしい自動車メーカーです。今後も技術革新や新モデル投入で切磋琢磨しながら、国内外で存在感を示してくれることでしょう。

あなたはホンダと日産、どちらに魅力を感じましたか?
ぜひクルマ選びの参考に、両社の魅力をじっくり比べてみてください。

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