2018年を代表する新型SUV「スズキ ジムニー」の売れ筋グレードは?

スズキ ジムニー 2018(塚田勝弘撮影)

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本格クロカン系からスーパースポーツカーブランドの超高級SUVまで、2018年も新型SUVが続々と登場した。日本市場でクルマ好き以外からも注目を集めた1台を取り上げるならやはりスズキ ジムニーだろう。20年ぶりにフルモデルチェンジを受けた最新モデルの売れ筋グレードは?

文/写真・塚田勝弘

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの記事を展開している。

塚田 勝弘
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ジムニーは「XC」、「XL」、「XG」のうち何が最も売れている?
スズキ ジムニーのグレードはこの順で売れている!

ジムニーは「XC」、「XL」、「XG」のうち何が最も売れている?

大半の国産自動車メーカーがクルマごとの人気グレードや人気ボディカラー、男女比、年齢層別の購入比率などを公開している。しかし、スズキは以前からグレード別の比率など、具体的な「数値」は公表していない。バイヤーズガイドの自動車専門誌を見てもスズキの各モデルは「●●グレードは●●%」という比率はなく、空欄や「−−」になっているはずだ。

今回、編集部から「ジムニーの売れ筋グレードは?」というお題をいただき、ダメ元で広報部に聞いたところ、案の定、販売比率などの「数値」は公表していませんとのこと。

しかし、数値でなければグレード別のランキング(販売順)、人気ボディカラーなどは公表しているということで、スズキ ジムニー、ジムニーシエラの人気グレードを紹介しよう。

スズキ ジムニーのグレードはこの順で売れている!

■グレード
1位:XC
2位:XL
3位:XG

グレード別では、高い順から売れていて、最上級仕様でも比較的手が届きやすい軽自動車という点と、初期受注から発売1年くらいまでの新型車は、ジムニーに限らず高いグレードから売れるという傾向がどのクルマでもあり、同モデルも例外ではないということだろう。
最上級で最も売れている「XC」は、「セーフティサポート」装着車のみで、安全系はジムニーに与えられている装備を完備。さらに、LEDヘッドランプ、ヘッドランプウォッシャー、クルーズコントロール、ステアリングオーディオスイッチといった機能系装備も唯一標準化されている。

内装では、ブロンズメタリックエアコンサイドルーバーリング、サテンメッキ調エアコンセンタールーバーなどにより、最も豪華で高い質感を狙ったグレードでもある。

さらに、外観ではLEDサイドターンランプ付ドアミラーを装備するほか、ブラック2トーンルーフ、ブラックトップ2トーンを唯一オプション設定するなど、「最も高いモデルを持ってこい」というニーズに応えるのが「XC」だ。

一方、ジムニーといえば質実剛健な道具なのだから、「XL」、「XG」で十分という声もあるだろう。ただし、いまや先進安全装備(予防安全装備系)は、オプションであっても自動車保険の特約オプションを付ける感覚でぜひ選択したいところ。

また、中間グレードの「XL」でもジムニーらしさは十分に味わえるし、過剰な加飾やクルーズコントロールなんて不要という声に応じるグレードといえそう。

「XG」は内・外装の加飾がほとんどなく「素」といえる仕様で、キーレスプッシュスタート機能もないが、道具なのだからこれで十分という人は、MTなら150万円を切る価格も魅力に感じるのではないだろうか。
■ボディカラー
1位:ジャングルグリーン 
2位:ブルーイッシュブラックパール3
3位:シフォンアイボリーメタリック

ボディカラー別では、深いグリーンの「ジャングルグリーン」が一番人気だ。2位の「ブルーイッシュブラックパール3」も渋めのボディカラーで、3位のシフォンアイボリーメタリックで初めて明るい外装色がランクインしている。訴求カラーの「キネティックイエロー」や2トーン系は上位3位には入っていない。
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