確認しておきたい!非常時に牽引する際のルール
更新日:2020.05.20

もしも自分のクルマが故障、もしくは故障車に出会ったら、あなたはどうしますか。JAFやロードサービスを呼ぶというのが最善の方法ではありますが、すぐに来てもらうことができない非常時に、故障車を牽引することがあるかもしれません。そんな事態で困らないよう、牽引のルールを確認しておきましょう。
文・赤井福
- Chapter
- 牽引に免許は必要?
- 牽引を行うために必要なもの
- 実際に牽引してみましょう
- 自分が牽引される場合
牽引に免許は必要?
道交法における牽引は、牽引される側の車両の総重量(乗車している人や荷物を含む)が750kgを超える場合には、牽引免許が必要になります。
ただし、故障車を修理工場まで運ばなければならないなど、やむを得ない場合は、牽引免許がなくても車両を牽引することができます。このとき、牽引される側(故障車両)に乗車するのは、その車両を運転できる免許を持った者でなければなりません。
牽引を行うために必要なもの
牽引には、カー用品店などで販売されている「牽引ロープ」などを使います。牽引ロープとして販売されているものは、両端にフックが付いており使用が簡単。車両を牽引するための十分な強度もあり、また牽引車と故障車の距離を適切にとることができます。もちろん専用ロープではなく、頑丈なロープであれば牽引は可能です。
とはいえ、たまたまクルマにロープがあるということは考えにくいので、山道などへ行く機会が多い方は、自分のためにも他車を助けるためにも牽引ロープを準備しておくことをお勧めします。
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- 実際に牽引してみましょう