知っているとツウぶれる!? ラリー用語5選

ターマック

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2019年11月、世界ラリー選手権(WRC)が日本で再び開催されそうです。そのラリーには、同じ場所を周回して順位を競うサーキットレースと違って、独自の用語があります。そんなラリー用語をいくつか覚えて、クルマ好きとの会話に挟むと、ツウぶれるかもしれませんよ。
Chapter
ターマック
レッキ
ゼロカー
コ・ドライバー
ドンツキ

ターマック

ターマックとは、舗装された道のことです。それに対して、土や砂利のように未舗装の道のことを「ダート」または「グラベル」と呼びます。

地域にもよりますが、今日の国内ラリーではグラベルラリーよりもターマックラリーのほうが多く開催されています。ひと昔前であればグラベルラリーが主流でしたが、林道が舗装されるなどして未舗装道路が少なくなったことなどが要因のひとつです。

レッキ

レッキは、タイムアタックを行うコース(SS:スペシャルステージ)で、前日に行う下見です。

基本的にラリーは、同じコースを走ることがないので、競技前にコースを法定速度内で走行しながら、ペースノートを作成します。このペースノートには、コーナーの大きさ、奥行き、路面状況、曲がる方向、スピードなどが記載されます。

ペースノートの目的はどのドライバーも同じですが、ドライバーによって表現方法などが違ってきます。

ゼロカー

ゼロカーは競技車両の前を走るオフィシャルの車のことです。ゼロカーと呼ばれる由来は、ゼッケンナンバー0番にあります。

競技参加車にはゼッケンがありますが、それよりも先にコースを走るので0番が与えられています。ゼロカーは、競技車が通過するまえに、コース上でトラブルが発生していないかどうかなどを事前にチェックする役割を担っているのです。

コ・ドライバー

コ・ドライバーは、助手席に乗っている参加者です。ラリーはレースやダートラ、ジムカーナと違い、2人1組で競技を行います。

コ・ドライバーの役割は、ドライバーがペースノートを作るときにその内容を記録し、SSではそのペースノートを読み上げてドライバーをナビゲートします。

コ・ドライバーとのコミュニケーションをうまくとることが、ラリーで入賞するために必要不可欠なのです。

ドンツキ

ラリーのコースは、基本的に一般道を封鎖したもので、当然、十字路や曲がり角などがあります。そのとき、コースが丁字に突き当たる場所をドンツキといいます。ペースノートにチェックするなら、ドンツキ左、というような感じです。ドンツキは丁字路、ジャンクションは十字路の意味です。


ラリーのオンボードなどを観ていると、ドライバーによって表現方法が違うということがよくわかります。それでも基本的な内容は同じですので、どのように表現しているのかを比較してみるのも面白いでしょう。

謎が多いラリー用語ですが、気になる方はぜひその深みにはまってみてください。

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