ヘッドランプが8個!? 愛車にランプポッドを取り付けて公道を走る方法
更新日:2024.09.09
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夜間のラリーで煌々と光るランプポッド。いわゆる補助灯ですが、レースを統括するFIAの規定では、6個まで増設が可能とされています。ひと目でラリーカーとわかるランプポッドは、ランエボやインプレッサなど、ラリーを出自とするモデルであれば、ドレスアップカスタムとしても装着してみたいアイテムです。しかし、大量のランプを追加して、車検は通るのでしょうか。
ラリーの補助灯の名称は装着位置で変わる
ラリーは、そのほとんどが一般公道を閉鎖して行われる競技で、ときには夜間ステージが設けられます。その夜間ステージで、十分な前方視界を確保するために、競技車両には補助灯が装備されます。
以前は、ステーを利用して1灯ごとに装着されていましたが、最近は樹脂で成型されたランプポッドと呼ばれる箱を用意し、そこにいくつものランプを装着するやり方が主流です。
このカバー一体型補助灯をボンネット上に装着するとランプポッド、バンパー上ならコーナーポッド、バンパーポッドと呼びます。
以前は、ステーを利用して1灯ごとに装着されていましたが、最近は樹脂で成型されたランプポッドと呼ばれる箱を用意し、そこにいくつものランプを装着するやり方が主流です。
このカバー一体型補助灯をボンネット上に装着するとランプポッド、バンパー上ならコーナーポッド、バンパーポッドと呼びます。
ランプポッド装着車は車検に通るの?
ランプポッドは、自動車を公道で使うための保安基準に適合していないため、競技専用パーツになります。では、道路運送車両法では補助灯の保安基準をどのように規定しているのでしょうか。
道路運送車両法の保安基準第33条のなかに、自動車の前部霧灯(フォグランプ、補助灯)について記載があります。ランプポッドを装備した場合、問題になりそうなのは以下の項目です。
●前部霧灯は同時に3個以上点灯しないよう取り付けられていること。
●地上0.25m以上0.8m以下の高さに設置し、すれ違い用前照灯(ロービーム)より高い位置に設置しないこと
つまり、補助灯そのものは何個装着しても良いようですが、同時点灯は2個まで。3つ以上点灯すると、車検には通りません。また、ランプポッドはボンネット上に設置することから、すれ違い用前照灯(ヘッドライト)より高い位置になってしまい、こちらも保安基準を満たすことができません。
しかし、憧れのラリーカーと同型車種にお乗りなら、愛車にもランプポッドを装着し、公道を走ってみたいですよね。その方法はあるのでしょうか?
道路運送車両法の保安基準第33条のなかに、自動車の前部霧灯(フォグランプ、補助灯)について記載があります。ランプポッドを装備した場合、問題になりそうなのは以下の項目です。
●前部霧灯は同時に3個以上点灯しないよう取り付けられていること。
●地上0.25m以上0.8m以下の高さに設置し、すれ違い用前照灯(ロービーム)より高い位置に設置しないこと
つまり、補助灯そのものは何個装着しても良いようですが、同時点灯は2個まで。3つ以上点灯すると、車検には通りません。また、ランプポッドはボンネット上に設置することから、すれ違い用前照灯(ヘッドライト)より高い位置になってしまい、こちらも保安基準を満たすことができません。
しかし、憧れのラリーカーと同型車種にお乗りなら、愛車にもランプポッドを装着し、公道を走ってみたいですよね。その方法はあるのでしょうか?
愛車にランプポッドを取り付けて公道を走る方法
ランプポッドを装着し、運転中に3つ以上点灯できる構造にすると不正改造となり、車検に通らないことがわかりました。しかし、憧れのラリーカーと同型車種にお乗りなら、愛車にもランプポッドを装着し、公道を走ってみたいですよね。そこで、その方法を調べてみました。
●走行中は点灯しない配線にする
走行中に補助灯として使用する前提で配線をしてあれば、もちろん車検に通りません。道路運送車両法のフォグライトの規定ですが、まず個数の規定は3個(同時点灯数)。また、車両中心にたいして、シンメトリーに配置することとなっていますので、すでに標準装備されている補助灯があれば、一切使えないことになります。
●配線しないで雰囲気だけ楽しむ
ランプポッドを配線して光らせようとするから、交通上の問題が懸念されるのです。ならば、ランプポッドが装着されているエクステリアや車両の雰囲気だけを楽しみ、配線をせず、バルブを外してしまうのもひとつの方法です。
走行中に点灯しないランプなら作業灯という解釈で車検に通すことができるようです。スイッチをカバーなどで覆い「走行中点灯禁止」と書いて車検に通った体験談もネットには投稿されています。またランプホッドを固定式とした場合、歩行者保護の観点から車検で引っかかる可能性があります。実行前に最寄りの陸運局で要相談です。
ちなみに、ランプポッドはキットとして、競技用パーツの製作を得意とするサードパーティーから、競技用パーツとして発売されています。キットには、本体とスイッチハーネスなど配線がセットになっている場合が多いようです。
取り付けにはボンネットに穴空け加工を行う必要があります。防錆対策や雨の侵入を防ぐ対策なども考え合わせると、作業はプロの手に任せたほうが良いでしょう。
●走行中は点灯しない配線にする
走行中に補助灯として使用する前提で配線をしてあれば、もちろん車検に通りません。道路運送車両法のフォグライトの規定ですが、まず個数の規定は3個(同時点灯数)。また、車両中心にたいして、シンメトリーに配置することとなっていますので、すでに標準装備されている補助灯があれば、一切使えないことになります。
●配線しないで雰囲気だけ楽しむ
ランプポッドを配線して光らせようとするから、交通上の問題が懸念されるのです。ならば、ランプポッドが装着されているエクステリアや車両の雰囲気だけを楽しみ、配線をせず、バルブを外してしまうのもひとつの方法です。
走行中に点灯しないランプなら作業灯という解釈で車検に通すことができるようです。スイッチをカバーなどで覆い「走行中点灯禁止」と書いて車検に通った体験談もネットには投稿されています。またランプホッドを固定式とした場合、歩行者保護の観点から車検で引っかかる可能性があります。実行前に最寄りの陸運局で要相談です。
ちなみに、ランプポッドはキットとして、競技用パーツの製作を得意とするサードパーティーから、競技用パーツとして発売されています。キットには、本体とスイッチハーネスなど配線がセットになっている場合が多いようです。
取り付けにはボンネットに穴空け加工を行う必要があります。防錆対策や雨の侵入を防ぐ対策なども考え合わせると、作業はプロの手に任せたほうが良いでしょう。
ラリーポッドを装着してラリー競技会に参加しよう!
どうしてもランプポッドを装着し点灯して走行したいのであれば、ラリーに参加してみましょう。
JAFはモータースポーツの振興も行なっており、日本国内でラリー競技会を開催しています。競技会の参加に必要なB級ライセンスの講習会も行なっていますので、ご興味ある方はJAFに問い合わせてみましょう。
ただし、ランプポッドを点灯できるように装着すれば、公道は走行不可。取り外し可能な加工を行うか、トレーラーなどで会場まで競技車を運びましょう。
JAFはモータースポーツの振興も行なっており、日本国内でラリー競技会を開催しています。競技会の参加に必要なB級ライセンスの講習会も行なっていますので、ご興味ある方はJAFに問い合わせてみましょう。
ただし、ランプポッドを点灯できるように装着すれば、公道は走行不可。取り外し可能な加工を行うか、トレーラーなどで会場まで競技車を運びましょう。