ダイハツ キャスト (LA250S/LA260S) のグレードを徹底比較!

ダイハツ・初代キャスト

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丸みのあるドアやブラック塗装されたAピラーなど、個性的なエクステリア(外装)を持つダイハツ 初代キャスト(LA250S/LA260S型)。

トールワゴンタイプの軽自動車にみられる広い室内空間を実現しつつ、かつて販売していたダイハツ ミラジーノのようなレトロなデザイン、SUVを思わせる力強いフロントマスクなど、さまざまな特徴を持つクルマとして幅広い世代に支持されています。

また、インテリア(内装)も多彩なカラーバリエーションが用意され、エクステリアと組み合わせることで他のユーザーと被りにくい個性を演出することが可能となっています。今回は、そんな初代キャストの各グレードを、それぞれの特徴とともに紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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キャスト X"SA III" グレード
キャスト G"SA III" グレード
キャスト G"プライムコレクション SA III" グレード
キャスト Gターボ"SA III" グレード
キャスト Gターボ"プライムコレクション SA III" グレード
キャスト X"リミテッド SA III" グレード
キャスト G"VS SA III" グレード
キャスト Gターボ"VS SA III" グレード

キャスト X"SA III" グレード

ダイハツ 初代キャストのなかでエントリーグレードに位置づけられたモデルが「X "SA III"」です。

エクステリアでは上級グレードと同様にツートンカラーが設定され、クルマや歩行者に対応した衝突回避支援ブレーキ機能や衝突警報機能を備えたダイハツ独自の安全装備「スマートアシストIII」が標準装備されるなど、エントリーグレードながら基本的な機能が充実しています。

一方でヘッドライトはハロゲンヘッドライトを採用し、ホイールも鉄製のものとすることでコストを抑えています。

インテリアのアクセントカラーは標準的な「シルバー」を採用し、インパネ(インストルメントパネル)ガーニッシュやファブリックドアトリム表皮にシルバーのアクセントが施されています。

価格は2WD(前輪駆動)が131万4,500円、4WD(4輪駆動)が144万1,000円となり、全グレード中もっとも安価となっています。

キャスト G"SA III" グレード

「G"SA III"」はダイハツ 初代キャストの標準的なグレードに位置づけられたモデルです。

エンジンは下位グレードの「X "SA III"」と同じKF型でトランスミッションもCVTとなり、駆動方式も2WDと4WDが設定され、WLTCモード燃費で2WDが21km/L4WDでも19.3km/Lを達成しています。

一方でエクステリアではヘッドランプやフォグランプがLED化され、インテリアではステアリングホイールも革巻きになるなど、内外装の質感を高めています。

また、インテリアのアクセントカラーはシルバーですが、オプション装備で「バーガンディ」カラーへの変更が可能となり、選択肢が増えた点は見逃せない魅力と言えるでしょう。

価格は2WDが144万1,000円、2WDが156万7,500円で、「X "SA III"」に比べて2WDと4WDでそれぞれ12万6,500円高くなっています。

キャスト G"プライムコレクション SA III" グレード

「G"プライムコレクション SA III"」は、「G"SA III"」をベースに専用のプライムインテリアを採用したグレードです。

プライムインテリアはブラックとブラウンの2色を基本として、ドアトリム表皮やシート表皮、インパネガーニッシュ、ドアアームレストなどが専用配色となっています。また、プライムコレクション専用装備としてフロントシート(前席)にSRSサイドエアバッグが備わるなど、安全面も強化されています。

価格は2WDが150万7,000円、4WDが163万3,500円となり、「G"SA III"」に比べて2WDと4WDそれぞれ6万6,000円高い値段設定となっています。

キャスト Gターボ"SA III" グレード

「Gターボ"SA III"」はダイハツ 初代キャストの上級グレードにあたるモデルです。

エンジンは下位グレードと同じKF型ですが、ターボチャージャーを装着しパワーが向上。最高出力47kW(64PS)/6,400rpm最大トルク92Nm(9.4kgm)/3,200rpmを発揮し瞬発力に優れています。一方でWLTCモード燃費で2WDが20.1km/L、4WDでも18.5km/Lを達成し、ターボチャージャーの無いグレードに対し0.8~0.9km/Lの燃費低下にとどめています。

インテリアのアクセントカラーは標準的なシルバーとなっていますが、「G"SA III"」同様に「バーガンディ」カラーがオプション装備され変更可能となっています。

価格は2WDが154万5,500円、4WDが167万2,000円となっています。

キャスト Gターボ"プライムコレクション SA III" グレード

上級グレード「G"SA III"」に、プライムインテリアを採用した最上級グレードが「Gターボ"プライムコレクション SA III"」です。

エンジンのスペックは「Gターボ"SA III"」と同様ですが、インテリアにはブラックとブラウンの2色を基本として質感を向上し、シート表皮もレザー調となっています。さらにプライムコレクション専用装備のフロントシートSRSサイドエアバッグも装備され、パワー、質感、安全のすべてに優れた最上級のキャストです。

価格は全グレード中もっとも高価となり、2WDが161万1,500円、4WDが173万8,000で、「Gターボ”SA III”」に対し、2WDと4WDそれぞれ6万6,000円高くなっています。

キャスト X"リミテッド SA III" グレード

ダイハツ 初代キャストには特別仕様車も設定されており、その1つが「X"リミテッド SA III"」です。

エントリーグレードの「X"SA III"」をベースとしつつ、特別装備としてフロントシートのシートヒーターが装備され、プレミアムシャインシルバー色のドアアームレストや、助手席のカップホルダー照明がオプション装備可能とされています。

さらに、バックカメラやステアリングスイッチ、16cmリヤスピーカーなどを含めた「純正ナビ装着用アップグレードパック」も標準装備されています。

価格は2WDが132万円、4WDが146万6,500円となり、ベースの「X"SA III"」よりも2WDと4WDそれぞれ5,500円の値上がりにとどまり、お買い得感のある1台です。

キャスト G"VS SA III" グレード

「G"VS SA III"」は、標準グレードの「G"SA III"」をベースに特別装備を追加した特別仕様車です。

「G"SA III"」ではオプション装備だったインテリアのアクセントカラー「バーガンディ」が標準装備となり、インパネガーニッシュやドアトリムの表皮が専用カラーとなっているほか、ステアリングにもメッキオーナメントが奢られています。

また、フロント・サイド・バックカメラや16cmリヤスピーカーなどの装備を含んだ「パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック」も標準装備され、充実した内容となっています。

価格は2WDが140万2,500円、4WDが152万2,900円となり、ベースとなった「G"SA III"」よりも2WDと4WDそれぞれ3万8,500円安くなっています。

キャスト Gターボ"VS SA III" グレード

「Gターボ"VS SA III"」は、上級グレードの「Gターボ"SA III"」をベースに、特別装備を追加したモデルです。

他の特別仕様車と同様にフロントシートにはシートヒーターが装備されているほか、「Gターボ"SA III"」ではオプション装備となっていたインテリアのアクセントカラー「バーガンディ」が標準装備となり、インパネガーニッシュ・ショートヘアライン・ドアトリムなどの表皮が専用カラーとなっています。

さらに、「G"VS SA III"」と同じく「パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック」が標準装備となり、快適装備も充実した1台となっています。

価格は2WDが151万2,500円、4WDが163万9,000円となり、「Gターボ"SA III"」と比べて2WDも4WDも3万3,000円安くなっています。数々の特別装備を持ちつつ価格を低く抑えられたお買い得なグレードと言えるでしょう。
ダイハツ 初代キャストはエントリーグレードから最上級グレードに至るまでエクステリアには単色が6色、ツートンカラーが7色設定されています。

一方でインテリアではプライムコレクショングレード専用の「プライムインテリア」や、特別仕様車以外ではオプション装備となるアクセントカラー「バーガンディ」の設定があるなど、グレードごとに個性があります。

特に特別仕様車はオプション装備扱いのアクセントカラーや、純正ナビ装着用アップグレードパックが標準装備となることからおすすめの選択肢と言えるでしょう。

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