映画『ワイルド・スピード』に登場した俳優の現在

『ワイルド・スピード』シリーズは、 2001年に第1作が公開されたストリートレースを題材にした人気のカーアクション映画です。 いまやハリウッドを代表する人気シリーズで、2020年には9作目の公開が予定されています。いまや長寿シリーズとなった映画に登場したキャストを紹介します。

文・立花義人

Chapter
故 ポール・ウォーカー(役名:ブライアン・オコナー)
ヴィン・ディーゼル(役名:ドミニク・トレット)
ミシェル・ロドリゲス(役名:レティ・オルティス)
リュダクリス(役名:テズ・パーカー)
ジョーダナ・ブリュースター(役名:ミア・トレット)

故 ポール・ウォーカー(役名:ブライアン・オコナー)

ポール・ウォーカー

(写真右)

『ワイルド・スピード』のメインキャストの1人、ブライアン・オコナー役を演じたポール・ウォーカーは、母親がモデルだったこともあり、2歳で赤ちゃんモデルとしてデビュー。CM、テレビドラマやB級映画で子役として活躍し、一度活動休止したもののふたたび活動を再開。 『ワイルド・スピード』のヒットによって世界的に知られる俳優となりました。

ワイルド・スピードシリーズにも登場したトヨタ スープラや日産 スカイラインGT-Rを実生活でも所有するなど大のクルマ好きで知られています。

しかし、7作目の撮影中に、友人がドライブするクルマで交通事故に合い逝去。40歳という若き命が失われ、ファンと仲間のキャストは深い悲しみに襲われました。7作目の撮影は中断したものの、ポールの弟の協力やVFX技術によって、ブライアン・オコナーが違和感なく登場する素晴らしい作品が完成しました。

7作目が遺作となってしまったポール・ウォーカーですが、ファンの心のなかではいつまでも生き続けることでしょう。

ヴィン・ディーゼル(役名:ドミニク・トレット)

ワイルドスピード ICE BREAK

(写真右)

ブライアンと並ぶメインキャストが、ドミニク・トレットです。ヴィン・ディーゼルといえばドミニク、と言えるほどシリーズには欠かせない存在。1作目で登場した彼の筋肉美と強烈な存在感に惹かれた方も、多いのではないでしょうか。

幼少期から舞台に立っていたドミニクですが、俳優としてはなかなか芽が出ず、1994年に自分で脚本を書いて短編映画を制作します。それが翌年のカンヌ国際映画祭で高い評価を得たことことで、スティーブン・スピルバーグが注目。映画『プライベート・ライアン』に抜擢され、俳優人生の転機になったようです。

2015年に生まれた娘に、Pauline(ポーリーン)と名付けます。これは彼の親友でもあり、シリーズで共演し続けたポール・ウォーカーをちなんで付けたもの。彼の優しさがにじみ出るエピソードですね。

ヴィンの強靭な肉体の陰に見え隠れするどことなく寂しげな雰囲気、強さの裏に垣間見える優しさは、映画のなかだけではなくヴィンの人柄そのものと言えるのかもしれません。

第1作目の頃から見ると少し老けた感じもしますが、美しい筋肉美を維持するためのトレーニングを欠かさず行い、現在も俳優、映画製作の仕事を精力的に行っています。

ミシェル・ロドリゲス(役名:レティ・オルティス)

テキサス出身の女優ミシェル・ロドリゲスは、ドミニクの恋人役としてシリーズの重要な役どころを担いました。

男前女優との異名を持ち、ファンからは”兄貴”の愛称で親しまれています。確かに”強い女性”の雰囲気が抜群にあり、キレのあるアクションを演じる姿には惹きつけられます。

映画『バイオハザード』や『アバター』、人気TVドラマ『LOST』などにも出演しており、まだまだ女優としての活躍が期待されるミッシェルでしが、ワイルド・スピードシリーズについては、2017年に自身のインスタグラムで今後の降板をほのめかす投稿を行っています。

その理由として、”女性への愛”が足りないことをあげています。男性陣中心のキャストでカーアクションを行うワイルド・スピードシリーズでは、女性に重要なメッセージを届けることが困難と感じているようだとも言われています。

今後、彼女が活躍するワイルド・スピードシリーズが製作されても良いのでは?と思いますが、実際どうなるのでしょうか。

リュダクリス(役名:テズ・パーカー)

アメリカの人気ヒップホップMC、そして俳優としても活躍しているリュダクリス。シリーズ初出演となった「ワイルド・スピードX2」では、リュダクリス自身が歌う「Act A Fool」が主題歌として使われています。

シリーズ2作目、そして5〜8作目に出演し、ローマン・ピアースとのコミカルなやり取りが面白いですね。

数多くの賞を受賞した実力派ラッパー、そして俳優としても成功しセレブとなったリュダクリスは大の車好きで、アキュラ「NSX」を愛車としているようです。 

ジョーダナ・ブリュースター(役名:ミア・トレット)

筋肉隆々のドミニクの美しい妹ミア役を演じるのは、ジョーダナ・ブリュースター。ブラジル人とアメリカ人の間に生まれた、褐色の肌がとても魅力的なパナマ出身の女優です。

1作目で登場し、美しさもさることながら時折見せるキリッとした表情で、芯のある女性の雰囲気を絶妙に演じていました。1作目の後は、4-7作目に出演。亡きブライアンの妻という役どころで8作目はお休みしましたが、9作目で復活します。

実生活では、2007年に結婚し、代理母によって誕生した2人の息子の母親です。

映画『ワイルド・スピード』シリーズには、他にもたくさんの魅力的なキャラクターを演じた俳優が多く登場します。シリーズは9作目、10作目の製作も決定していますので、今後どんなストーリー展開になるのか、はたまたサプライズはあるのか、とても楽しみです。