おすすめ7人乗りSUV5選〜国産車編〜
更新日:2024.09.09
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日本でのミニバン人気は相変わらずですが、昨今ミニバンに取って変わろうとしているカテゴリーがあります。それが7人乗りSUVです。国産車の中では意外と少ない7人乗りSUVですが、今回はその中から筆者が選ぶベスト5をご紹介したいと思います。
文・山崎友貴
文・山崎友貴
7人乗りSUVはいまが旬!
多人数乗車ができる車の代表格と言えば「ミニバン」ですが、いま日本では7人乗りSUVがホットな存在となっています。たしかにミニバンは高機能ですが、“走りやデザインの面で考えると今ひとつな〜”となるユーザーも少なくないようです。
スポーティなデザインで走りもキビキビ、そして1人で乗っていても自己主張でき、多人数乗車もできる7人乗りSUVは、そんなユーザーに受けているのだとか。
スポーティなデザインで走りもキビキビ、そして1人で乗っていても自己主張でき、多人数乗車もできる7人乗りSUVは、そんなユーザーに受けているのだとか。
7人乗りSUVおすすめ「マツダ CX-8」
まずご紹介するのは、そんなホットな7人乗りSUVのアイコン的存在になっている、マツダの「CX-8」です。昨年に日本で発売されるや否や、大ヒットを記録しました。アメリカで発売されている CX-9をベースにした日本専用モデルのCX-8は、SUV市場のみならず国産Lクラスミニバンの市場に切り込んできました。
メーカーは当初、かつて自社が発売していた「MPV」などミニバンから移行してくる中高年層の購買を予想していたようですが、蓋を開けてみると20代、30代のユーザーが4割以上を占めるという結果に。
前述のようにデザインや走りにこだわりたい若いファミリー層が、輸入SUVよりも安いCX-8に飛びついたというのが実情のようです。
メーカーは当初、かつて自社が発売していた「MPV」などミニバンから移行してくる中高年層の購買を予想していたようですが、蓋を開けてみると20代、30代のユーザーが4割以上を占めるという結果に。
前述のようにデザインや走りにこだわりたい若いファミリー層が、輸入SUVよりも安いCX-8に飛びついたというのが実情のようです。
さて、CX-8は3列シートですが、2列目が2人乗りのキャプテンシート仕様と、3人乗りのベンチシート仕様があります。つまり6人乗りと7人乗りが設定されています。
普段大人がゆったりと乗りたい人は6人乗りを、より使いやすいカーゴスペースやセカンドシートの人数を考えるなら7人乗りをというチョイスになります。
エンジンは2.2ℓの直噴ターボディーゼルのみで、そのトルクフルな動力性能と低燃費は非常に満足のできるレベルだと思います。駆動方式はFFと4WDが用意されていますので、居住区域やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
価格は319.7万円から。多少高めのプライス設定ですが、内外装の高級感も申し分なく、走りも輸入車に負けないほど上質。決して高い買い物ではないのではないでしょうか。
普段大人がゆったりと乗りたい人は6人乗りを、より使いやすいカーゴスペースやセカンドシートの人数を考えるなら7人乗りをというチョイスになります。
エンジンは2.2ℓの直噴ターボディーゼルのみで、そのトルクフルな動力性能と低燃費は非常に満足のできるレベルだと思います。駆動方式はFFと4WDが用意されていますので、居住区域やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
価格は319.7万円から。多少高めのプライス設定ですが、内外装の高級感も申し分なく、走りも輸入車に負けないほど上質。決して高い買い物ではないのではないでしょうか。
個性も走りも違う!7人乗りSUVおすすめ4モデル
7人乗りSUVおすすめ「日産 エクストレイル」
次にオススメしたいのが、日産の「エクストレイル」です。現行型は3代目となりますが、2代目までのオフロード志向のイメージが若干マイルドになり、オンロードを意識したクロスオーバーSUVとなっています。
エクストレイルには、5人乗りの2列シート仕様に加えて、20Xというグレードのみに7人乗り3列シート仕様が設定されています。
3列目のシートは、使わない時に床下への収納が可能で、5人乗りと同じカーゴスペースが確保できます。7人乗りにした場合でも、床下の収納スペースがあるので、それなりの荷物を積むことが可能です。
パワーユニットは2ℓ直噴ガソリンエンジンと、これにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類。駆動方式はFFと4WDがあります。
4WDは「インテリジェント4×4」というシステムが採用され、ダイヤルでモードを選ぶことにより、FF状態、4WDロック状態、そして可変駆動トルク状態がそれぞれ選べるのが特徴です。
価格は2WDが262.1万円、4WDが282.7万円。お買い得なプライスと言えるでしょう。
エクストレイルには、5人乗りの2列シート仕様に加えて、20Xというグレードのみに7人乗り3列シート仕様が設定されています。
3列目のシートは、使わない時に床下への収納が可能で、5人乗りと同じカーゴスペースが確保できます。7人乗りにした場合でも、床下の収納スペースがあるので、それなりの荷物を積むことが可能です。
パワーユニットは2ℓ直噴ガソリンエンジンと、これにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類。駆動方式はFFと4WDがあります。
4WDは「インテリジェント4×4」というシステムが採用され、ダイヤルでモードを選ぶことにより、FF状態、4WDロック状態、そして可変駆動トルク状態がそれぞれ選べるのが特徴です。
価格は2WDが262.1万円、4WDが282.7万円。お買い得なプライスと言えるでしょう。
7人乗りSUVおすすめ「三菱 アウトランダー」
クロスオーバーと言えば、かつて4駆王国と言われていた三菱自動車の「アウトランダー」。アウトランダーと言えばPHEVがお馴染みですが、残念ながら7人乗りはガソリン車のみ。ただし、シート形状やカーゴスペースへのアレンジなどでは、良好な使い勝手を実現しています。
駆動方式はFFと4WD、エンジンは2.4ℓと2ℓの2種類。4WDシステムは電子制御式のフルタイム4WDですが、オプションで「S-AWC」を追加すれば、より安全で安定した走行性を得ることできます。価格は253.8万円からです。
駆動方式はFFと4WD、エンジンは2.4ℓと2ℓの2種類。4WDシステムは電子制御式のフルタイム4WDですが、オプションで「S-AWC」を追加すれば、より安全で安定した走行性を得ることできます。価格は253.8万円からです。
7人乗りSUVおすすめ「ランドクルーザー/ランドクルーザープラド」
もっとタフなイメージのモデルが欲しい! という人には、トヨタのランドクルーザー・シリーズ。
日本のオフロード4WD界を牽引してきたランドクルーザーですが、昨今のSUVブームの潮流に合わせてか、ランドクルーザー(以下200系)、ランドクルーザープラドのフェイスリフトを次々と敢行。発売当初のイメージとは異なり、現代的なクロスオーバーSUVの香りを漂わせています。
日本のオフロード4WD界を牽引してきたランドクルーザーですが、昨今のSUVブームの潮流に合わせてか、ランドクルーザー(以下200系)、ランドクルーザープラドのフェイスリフトを次々と敢行。発売当初のイメージとは異なり、現代的なクロスオーバーSUVの香りを漂わせています。
プラドは5人乗り仕様と7人乗り仕様が、200系には5人乗りと8人乗りが設定。200系はサードシートが3人掛けになっていますが、実質は大人2人掛けと考えた方がいいでしょう。
注目したいのは、それぞれのサードシートの収納の点です。プラドが電動式かつ床下収納なのに対して、200系は手動の跳ね上げ式。サイズは200系の方が大きいのですが、室内の空間効率ではプラドの方が上ということです。
エンジンは200系が4.6ℓV8なのに対して、プラドは2.7ℓ直4ガソリンエンジンの他、2.8ℓのクリーンディーゼルを持っています。価格はディーゼルの方が高いのですが、コストを長い目で見ればディーゼルの方がお得。さらに走行性能の点でも、ディーゼルの方が上と言えます。
価格は200系が514万円(3列シートの場合)から、プラドが369.3万円から。まあ、日本の自動車を取り巻く環境を考えれば、プラドのほうがマッチングがいいのではないでしょうか。
注目したいのは、それぞれのサードシートの収納の点です。プラドが電動式かつ床下収納なのに対して、200系は手動の跳ね上げ式。サイズは200系の方が大きいのですが、室内の空間効率ではプラドの方が上ということです。
エンジンは200系が4.6ℓV8なのに対して、プラドは2.7ℓ直4ガソリンエンジンの他、2.8ℓのクリーンディーゼルを持っています。価格はディーゼルの方が高いのですが、コストを長い目で見ればディーゼルの方がお得。さらに走行性能の点でも、ディーゼルの方が上と言えます。
価格は200系が514万円(3列シートの場合)から、プラドが369.3万円から。まあ、日本の自動車を取り巻く環境を考えれば、プラドのほうがマッチングがいいのではないでしょうか。
この夏、7人乗りSUVにおすすめの2つのニューモデルが登場!?
7人乗りSUVおすすめ「ホンダ CR-V」
ここまで現行型でオススメの7人乗りSUVをご紹介してきましたが、ここで決断するのはちょっと待ってください。じつはこの夏、新しいSUVが次々とデビューする予定なのです。その中で注目の7人乗りSUVが「CR-V」と「パジェロスポーツ」です。
CR-Vは2016年3月を最後に国内市場から姿を消していましたが、北米では2016年10月に新型が登場。2017年9月に日本導入が発表され、いよいよこの夏に発売される予定です。アメリカモデルは5人乗りですが、アジア市場向けは7人乗り。日本には、両タイプが導入されると噂されています。
海外では、2.4ℓ直噴ガソリンエンジンの他に、1.5ℓのダウンサイジングターボ、ハイブリッドがパワーユニットとして搭載されています。これに関しても、日本市場ではすべてのユニットがラインナップされると予想します。
CR-Vは2016年3月を最後に国内市場から姿を消していましたが、北米では2016年10月に新型が登場。2017年9月に日本導入が発表され、いよいよこの夏に発売される予定です。アメリカモデルは5人乗りですが、アジア市場向けは7人乗り。日本には、両タイプが導入されると噂されています。
海外では、2.4ℓ直噴ガソリンエンジンの他に、1.5ℓのダウンサイジングターボ、ハイブリッドがパワーユニットとして搭載されています。これに関しても、日本市場ではすべてのユニットがラインナップされると予想します。
7人乗りSUVおすすめ「三菱 パジェロスポーツ」
さて、もう1台注目されているのが、パジェロスポーツです。パジェロスポーツはかつて、「チャレンジャー」という国内向けの名が冠されていました。このモデルもまた2016年まで日本で販売されていましたが、海外で2015年から販売されている3代目モデルは導入されないまま今日に至りました。ですが、いよいよ日本導入が開始されるという情報があります。
海外では2.4ℓ直4ガソリンと2.5ℓディーゼルがラインナップされていますが、ディーゼルが果たして国内規制値をクリアしているのかは不明です。そのため、日本ではガソリン車のみの発売となるかもしれません。先頃、エクリプススポーツが発売されて勢いに乗っている三菱ですので、パジェロスポーツの中身にも期待が膨らみますね。
今年の夏にはニューモデルも加わり、さらに活況を呈しそうな7人乗りSUV。いまミニバンの購入を検討している人も、一度チェックしてみる価値ありのカテゴリーです。
海外では2.4ℓ直4ガソリンと2.5ℓディーゼルがラインナップされていますが、ディーゼルが果たして国内規制値をクリアしているのかは不明です。そのため、日本ではガソリン車のみの発売となるかもしれません。先頃、エクリプススポーツが発売されて勢いに乗っている三菱ですので、パジェロスポーツの中身にも期待が膨らみますね。
今年の夏にはニューモデルも加わり、さらに活況を呈しそうな7人乗りSUV。いまミニバンの購入を検討している人も、一度チェックしてみる価値ありのカテゴリーです。
山崎友貴|Yamazaki Tomotaka
四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。