スバリストの誇り!水平対向エンジンを搭載する3つのメリットとは?

水平対向エンジンとは

水平対向エンジン EA52型

水平対向エンジンとは、偶数気筒のピストンを左右、水平に配置した形式で、対になるピストンが常に向かい合う動きをするものです。

これに対して直列エンジンは、各気筒が上向きに直列に配置されます。またV型エンジンは、直列に並んだシリンダーを交互に左右に開いたもので、前方からみるとV字型になっています。
※V型は180度開くことで、水平対向同様にクランクの左右にシリンダーが配置されるかたちになり、これを水平対向に含む場合もありますが、厳密にはピストンの動きが水平対向とは異なっています。

では、水平対向エンジンを搭載する3つのメリットを見ていきましょう。

①水平対向エンジンは振動が少ない

スバル BRZ

まずは振動の少なさです。

直列4気筒エンジンを例に挙げた場合、直列エンジンは1列にピストンが並びます。

一方、水平対向エンジンの場合、ピストンは水平(横向き)かつ互い違いに配置されるため、各ピストンが動くことで発生する振動を打ち消す作用があり、結果的にスムーズな回転運動を実現します。

②水平対向エンジンならではの低重心を実現

ポルシェ 911

水平対向エンジンは「フラットエンジン」とも呼ばれます。ポルシェ911の空冷6気筒がフラットシックス、スバルやVWビートルの4気筒がフラットフォーと、それぞれ呼ばれる由縁はここにあります。

上方向に低く、左右方向に広い水平対向エンジンは、エンジン自体の重心を低くすることが可能となります。

③水平対向エンジンならではの音色

新型インプレッサに搭載されるFB20型水平対向エンジン

ボクサーサウンドに代表されるように、水平対向エンジンならではの「音」に親しみを持つファンの方も多いことでしょう。かつてのスバル車、さらに社外マフラーに交換したクルマはこの音がより強調されていました。

しかし近年は、このボクサーサウンドを抑える傾向なのか、特徴的な音があまり聞こえないチューニングが施されているようです。

2010年には従来の水平対向エンジンから約20年ぶりに新規のエンジンが登場しました!発表されたエンジンは常識を覆すロングストロークのエンジン。

従来はショートストロークの水平対向エンジンが一般的でしたが、革新的なエンジンの開発に努めています。

トヨタ 86

また、スバルに続いて水平対向エンジンを搭載したモデルを発売した自動車メーカーがあります。それはトヨタです。

スバルにとってはBRZ、トヨタにとっては86がそれにあたります。2社が共同開発したことで、トヨタの直噴エンジンD-4Sと、スバルの水平対向エンジンが融合したFA20型エンジンが誕生しました。

ミニバンや軽自動車に比べ、販売台数が見込めないはずのスポーツカーを新たに世に送り出した、スバルとトヨタの英断に感謝したいですね。

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