信号機のない横断歩道での対人事故。やはりクルマは100%の過失になるのか?

横断歩道での歩行者優先の根拠は?

横断歩道

信号機のない横断歩道は、街中に限らずよく見かけます。2017年にJAFが実施した調査では、信号が設置されていない横断歩道を全国各都道府県から2箇所ずつ選び、通過する車両を対象に、歩行者が渡ろうとしているときの一時停止する車の割合を調べています。

その結果、歩行者が渡ろうとしているときに一時停止する車の割合は全体に8.5%にしかならないということがわかりました。

一時停止をしない理由はさまざまにありますが、動いている自動車からしてみれば、歩行者のためにわざわざ止まるのは無駄で、通過後に渡れば良いと考えるドライバーも多いようです。

とくに歩行者が1人など少数の場合には、車はなかなか止まってくれません。横断者が挙手し横断の意思を示し、数台通過してからようやく停止してくれる車が現れるかどうかです。

道路交通法第38条では「横断歩行者の保護のための通行方法」が規定されており、”横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。”と記されています。

横断歩道付近の歩行者全員が横断するとは限りませんが、少なくとも横断する意思を示す歩行者がいれば、車は一時停止しなければならないのです。

警察が付近にいれば「横断歩行者等妨害等」に該当し、違反点数2((酒気帯び時0.25未満で14、0.25以上で25)と反則金9,000円の刑事罰となります。

では、もし信号機のない横断歩道上で、人身事故が発生した場合、過失はどのような割合になるのでしょうか?

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