30年前のエンジンでも走行性能に問題なし!? なぜ日本製エンジンは良質なの?

10年以上前の設計でも、走行に問題がない日本製エンジン

EJ型

ほとんどの日本製エンジンは、ベースの設計が10年以上前。たとえばスバルが誇るスポーツエンジンのEJ型エンジンは、1989年に誕生した初代レガシィに合わせて開発されました。以来2017年まで28年に渡り製造されています。

噂では次期WRX STIの登場とともに、EJ型は退役し、後継のFA型がスバルの新しいスポーツエンジンの主役となる模様。EJ20型は2.0Lエンジンとしては、30年近く世界でもトップクラスの性能を誇りました。

なぜ、日本製エンジンは長く生産されるのでしょうか?

日本製エンジンが長期に生産される理由

スバルに限らず自動車メーカーは、同一型式のエンジンを最低でも20年間は製造するケースが多く見られます。その理由とはなんでしょう?

その1:型式名が同じでも、同じエンジンではない

スバルのEJ型エンジンは、約30年に渡り生産されています。しかし初代レガシィ搭載のEJ20と現行WRX STI搭載のEJ20は、まったくの別物といえるエンジンです。

EJとはエンジンブロック形式、20は排気量を意味します。EJ20は、長年の間にピストンや燃料噴射装置、シリンダーブロックまで変更されています。

その2:エンジンは長期生産が前提

つねに小改良を加えることで、エンジンは長期生産されます。新しいエンジンブロックを設計する際には、ある程度のキャパをもたせ、後の発展を見越した工夫をしているのです。

10年以上前の中古車でも走行に問題なし

10年以上前に初年度登録された中古車でも、基本的なメンテナンスを行っていれば、エンジン自体には問題がないでしょう。もしエンジンに問題があるとしたら、過去のオーナーのメンテナンスに問題があったと言えます。

1990年代以降のエンジンは、それ以前のものと比べて格段に性能が向上しています。これは電子技術の進化や、バブル経済で開発資金が潤沢だった時代のおかげですが、エンジン自体の進化は工場のクオリティコントロールが大きく寄与しています。

次ページいまも現役!10年以上生産されているエンジン搭載車

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事