3速AT、エアコン効かない…旧車オーナーにしかわからないあるある5選

日産 スカイライン 2000GT 1971

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昨今、旧車人気が高まっています。みなさんのなかにも「あの頃の憧れの車」を手にしたいという方、多いのではないでしょうか。しかし旧車ゆえに、いいことばかりではないようです…。

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旧車オーナーの愛と悲しみ…
オーナーにしかわからない、旧車あるある5選

旧車オーナーの愛と悲しみ…

現在、旧車…ヒストリックカーの人気は周知のように高まっており、週末になるとミーティングやイベントなどが頻繁に開催されています。なかには、クラシックカーイベントで地域おこしに繋げる取り組みなども行われています。

このように、ヒストリックカーのオーナーも増えている…といる状況と思われますが、その維持にはオーナーの方々、悲喜こもごもあるようです。

では、旧車オーナーにしかわからない、あるあるネタを見ていきましょう。


オーナーにしかわからない、旧車あるある5選

①オートマが3速仕様

旧車となれば、当然MTのほうが圧倒的に多いと思いますが、ATモデルに乗っている方もいます。特に往年のアメ車では、3速ATが多数派、なかには2速ATなんてモデルもありました。また国産車でも、80年代あたりは3速ATが多かったですよね。

3速ATのデメリットは、やはりギア数が少ないため、エンジンの回転数がどうしても上がってしまう場面が多く、燃費の悪化につながります。

また、シフトチェンジの際のショックが大きい。こうしたネガはあるのですが、往年の雰囲気を味わいながら走る…というのもオーナーにとっては至福の時間なのかもしれません。

②そもそもエアコンがない

旧車あるあるとして一番多いのが、エアコン、クーラーがないということではないでしょうか。

旧車によく見かけた三角窓を開けて走れば、気持ち良い風が入ってくるし、気にしない、というオーナーもいるかと思いますが、近年、日本の道路の暑さは当時のそれとは異なり、旧車とはいえクーラーが欲しくなります。

しかし、アイドルアップ機能を持たない旧車のエンジンにクーラーを付けた場合、クーラー稼働時にあわせてアイドリング回転数を高めにしなければなりません。そうなると、渋滞時などでオーバーヒートの確率が高まってしまいます。

③ディーラーで診てもらえない

※画像はイメージです

あまりに古いモデルだとディーラーで診てもらえない、ということもあります。正確にいうと、手に余るといったところでしょうか。パーツの供給が終わっているモデルは、ディーラーでは手の施しようがないことがあります。

こうした場合、下請けの工場などで旧車に強いショップを紹介してもらえることもあります。

もっとも、旧車を好んで乗る方は、ある程度のコネクションを持っているはず。そういったクラブ等でのノウハウや情報共有…横のつながりが重要になってきます。旧車は、こうしたやり取りも楽しくもあるのです。

④必要なパーツがない

旧車は、メーカーでの対応がとっくに終わっているモデルがほとんどです。前述のようにディーラーで診てもらえないのも、大きな理由。しかし旧車乗りはこれくらいでめげません。

オーナーズクラブの仲間にストックパーツを分けてもらったり、他社から流用できるパーツの情報を得たり、意外となんとかなるもの。また、ある程度数が揃えば、オーナーズクラブでパーツを発注してしまう、なんてことをやっている方々も多いようです。

⑤出先で止まる

車に乗っていて、一番経験したくないのが「出先で止まる」ことです。旧車乗りならほぼ100%、経験があるのではないでしょうか。イベントやミーティング、近所で試乗など、急に愛車が動かなくなる…。

しかしこうした場面でも、イベントなら止まったクルマのボンネットを開けて、初対面の方々があれこれ対策を考えてくれたり、なかには工具やパーツを持ち出してなんとかしようとしてくれる。近所の試走でも、仲間に連絡すれば助けに来てくれる。トラブルに遭った車を放っておけない、こうした一種のシンパシーを持つのも旧車乗りの特性かもしれません。

いずれにしても、ちょっとしたトラブルでは慌てず、むしろそれも旧車のテイスト…と受け止める寛容さが重要ですね。

旧車は、その車の雰囲気や文化だけでなく、メカ知識や仲間が増えるきっかけになることもあるアイテムです。この機会に、旧車に興味をもってみてはいかがでしょう?

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