台風の季節到来!? アイサイトなどは大雨でも対応できるの?

アイサイト

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アイサイトの特徴は、人間の目と同じように2つのカメラで前方の交通を認識することです。ミリ波レーダーで距離を測るのとは違って、より人間の目に近いシステムでドライバーをサポートします。大雨や霧など、視界が悪くなる悪天候時でも対応できるのでしょうか?
Chapter
アイサイトとはどんなシステム?
カメラ「だけ」で認識しているのはアイサイトだけ
アイサイトの弱点とは?
意外と知らない?アイサイトの注意点

アイサイトとはどんなシステム?

アイサイトは、人間の目と同様に2つのカメラで前方を走るクルマや、横断歩道を横切る人や自転車を認識しています。

そうして認識した前方の交通に対して、適切な車間距離を保ち、衝突の危険が迫っているのにドライバーがコントロールしなければ、ブレーキをかけて停止する。これがアイサイトの主たる機能です。

ドライバーは運転に必要なほとんどの情報を2つの目から得ているため、運転支援をするには2つのカメラで前方を見るシステムが最適と考え、開発、実用化にいたりました。人間が運転する感覚に近い、スムーズな運転支援を行うことが特徴です。

カメラ「だけ」で認識しているのはアイサイトだけ

英語のeyesightは、日本語で「視力、見ること、視野、視界」という意味です。

人の目は左右に離れてついているので、右目と左目では見ているものに微妙なズレが生まれています。そのズレを脳内で処理することで、奥行きを認識。物体の位置や形を把握しています。

アイサイトは、その名の通り人間が目で見る原理を利用して、前方にある物体の種類、距離、移動速度などを認識しています。

ちなみにアイサイトが発表された2010年以降、国内外の各自動車メーカーではプリクラッシュセイフティシステムを搭載する動きが進んでいますが、ほとんどのメーカーが先行車や歩行者などを検知するためのセンサーとして、レーダーもしくはレーダーとカメラの組み合わせを採用。ステレオカメラ単体ですべての制御を実現しているのは、スバルのアイサイトのみとなっています。

アイサイトの弱点とは?

人間の目と同様ということは、人間の目で見えないものはアイサイトでも見えにくいということになります。たとえば、大雨、霧、吹雪等の視界が悪くなる悪天候時にはシステムが作動しなくなることがあります。

これから台風シーズンを迎えますが、ワイパーを最速にしてやっと前方の景色が見えるという激しい雨の日は、アイサイトも作動しません。濃い霧、ホワイトアウトと呼ばれるような吹雪や、絶え間なく降り積もる雪なども同様です。

意外と知らない?アイサイトの注意点

スバルの公式サイトにはしっかり記載されていますが、アイサイトでは以下のことに注意しなくてはなりません。

・車高を変えてはいけない(タイヤの空気圧を適切に保つこと、タイヤのインチアップ、ダウン、サスペンションなど足回りの変更によるもの含む)
・スバル純正品以外のワイパーブレードはカメラの視野範囲をすべて拭けない場合もあるので必ず純正を
・フロントガラスア常に綺麗に。レンズにも指紋や汚れがつかないように
・フロントガラスやダッシュボードの禁止エリアにアクセサリーを付けたり、物を置いたりしない。
・フロントガラス表面へのコーティング剤は禁止
など。

いずれも、車高が変わるとカメラの位置も変わるため正しい認識ができないことや、フロントガラスの視界を妨げないことが求められるようです。

基本性能の向上や新機能搭載により進化し続けるアイサイトですが、まだまだ改良の余地があるようですね。

アイサイトが作動しない大雨や大雪では、システムに頼らず自分の目でしっかりと見て安全確認をしましょう。

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