危険なケースも!? 2速発進・飛ばしシフトのメリット・デメリット

わりとポピュラーな2速発進。メリットは?

GT-R

ATには、”スノーモード”などさまざまな名前で2速発進モードが存在します。

また、ATは、大抵の場合トルコン(トルクコンバーター)をミッションに組み込んでいるため、多少高いギアでトルク不足と思っても問題はありません。むしろ高いギアでジンワリと発進した方が、凍結路面ではホイールスピンしにくいので発進しやすくなります。

MT車も原則は1速から発進するのが正しいとはいえ、凍結路面ではAT同様に2速に入れて半クラをうまく使った方がホイールスピンしにくい場合があります。

ただし、車種によっては車両重量とエンジンのトルク、さらに停車地点の勾配などの関係で1速以外での発進があまりオススメできないケースも稀にあります。競技用として大型タービンを搭載し、高回転時のパワーのみに特化した結果、低速トルクがスカスカになっている車種などは、そもそも2速発進は困難なのです。

とはいえ、特殊な車種を除けば、2速発進くらいまではメーカーの想定内ですので、そうそう壊れたり不調の原因になることは無いと思って良いでしょう。

普通は1速発進しない車種もあります

ホンダ コンチェルト

逆に、2速以上での発進が前提なのがトラックやダンプカーの類で、原則として積荷を満載したり、急坂での発進など、負荷が大きいときにのみ1速を使い、普段は2速以上で発進します。そうしないと、発進加速でもたつき交通の流れに乗れませんし、頻繁なシフトアップが要求されます。

その反面、こうした車はギアの変速比がかなり低速よりに設定されており、重い荷物を積んでも発進や加速が可能なことに重点を置かれています。そのような車の1速は、通常のローよりもさらに低いスーパーローギアのような扱いになっています。

たまにこうした車で、トルクは間に合うからと、3速以上で発進する人もいますが、あまり調子に乗るとクラッチに負担がかかり、焼けたり急激に磨耗したりするので注意しましょう。

また、以前は1速の下にさらに特殊な操作でシフトダウンさせるスーパー・ローを備えたホンダ コンチェルト(4WD)なんてモデルもありました。

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