6代目アコードは”Type-R”ではなく”Euro-R”として誕生!その違いは !?

アコード EURO-R

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ホンダから発売された中型乗用車、アコード。

6代目アコードでは「Euro-R」が誕生します。今回はこの「Euro-R」誕生に迫ります。
Chapter
アコード
”Type-R”
”Type-R”と”Euro-R”の違い
2代目アコードEuro-R

アコード

初代アコードは1976年5月に誕生。

調和や一致などを意味する英単語”Accord”から、「自動車の理想の姿を、人とクルマの中の調和に求める」という思想で命名されました。その後、フルモデルチェンジを繰り返し、今回の目玉である6代目アコードは1997年に販売開始。6代目ではVTECエンジンを全車で採用しています。

”Type-R”

ホンダの車種にはスポーツモデルにおける最上位グレードとして”Type-R”の設定があります。初めてType-Rがラインナップされたのは1992年、NSX・NA1型でした。

欧州版アコードにもType-Rは設定されていましたが、国内向けのモデルには設定がなかったのです。もちろん、国内ではType-Rの設定が望まれます。この声を反映して、2000年6月に発表された国内向け”R”モデルが「Euro-R」だったのです。

”Type-R”と”Euro-R”の違い

”Euro-R”はType-Rとは趣が違い、「セダンとしての扱いやすさとスポーツ性の両立」がコンセプトとされていました。Type-Rの場合、遮音材を廃しても徹底的な軽量化を行うことが多々ありますが、Euro-Rではこのようなことは行われていません。

大人4人が乗っても十分な広さが確保することが出来る室内、走行フィーリングもよりマイルドに仕上げられています。

とはいえ、決してEuro-RがType-Rの廉価版であったというわけではありません。Euro-Rに搭載されたエンジンは、プレリュード・タイプSに搭載されていたH22A型直4 2.2L DOHC VTECをさらにチューンナップしたもの。

これはType-Rを凌ぐ最高出力220PS/7,200rpmを発生します。

2代目アコードEuro-R

Euro-Rの設定は、アコードの姉妹車として登場したトルネオにも設定されました。

しかし、2002年アコードのフルモデルチェンジに伴い、トルネオは販売を中止が決定し、Euro-Rはアコードのみへ一本化されます。2代目アコードEuro-Rの搭載エンジンはK20A型 直4 2.0L DOHC i-VTEC。このエンジンにより、最高出力は先代と同じ220psを維持しながらも排気量を減少させることに成功しました。

さらに、アコードの他グレードがSマチック付きの5速ATを採用するなか、唯一6速MTが搭載されています。


快適性をそのままに、スポーツ性能にもさらに拘り走りに磨きをかけたモデル、Euro-R。その後、2008年からは8代目アコードが販売されましたが、Euro-Rの設定はありませんでした。
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