日本車なのに日本で売られていない車6選

トヨタ シエナ SE 2018

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日本メーカーの作る車両のなかには、海外専売モデルがというものがあります。国内では、正規販売されていないそれらは、個性的なデザインやボディの大きさなど、国内向けとは違った存在感で、マニアを惹きつけています。今回は、そんな日本メーカーの海外専売モデルをいくつか紹介しましょう。

文・吉川賢一
Chapter
①トヨタ シエナ
②トヨタ セコイア
③日産 パスファインダー
④インフィニティ Q60
⑤ホンダ リッジライン
⑥ホンダ オデッセイ

①トヨタ シエナ

■7〜8人乗りミニバン
全長5,085mm×全幅1,986mm×全高1,750mm、ホイールベース3,030mm

広々としていて、洗練された高級感が漂うインテリアのシート素材は、下位グレードはファブリック、上級グレードにはレザー素材が奢られます。2、3列目はふかふかなシート素材で、見るからに座り心地も良さそうです。

ヴェルファイアやアルファードと比較すると、全高は低いものの、フルサイズミニバンらしく全長と全幅はひとまわり大きくなっています。筆者が海外旅行に行った際、現地の観光案内にはこの車が使われていました。

②トヨタ セコイア

■7~8人乗りクロスオーバーSUV
全長5,210mm×全幅2,029mm×全高1,956mm、ホイールベース3,099mm

アメリカ専売モデルのフルサイズSUVであり、競合車のキャデラック エスカレード、リンカーン ナビゲーターより後に発売されました。そこには、対抗する2車種の足りない部分をセコイアがカバーするという、トヨタお得意の戦略があったとされています。

高級セダンを感じさせる豪華なシートが魅力で、元SMAPの木村拓哉さんが愛車にしていたことでも有名です。

③日産 パスファインダー

■7人乗りクロスオーバーSUV
全長5,010mm×全幅1,960mm×全高1,770mm、ホイールベース2,900mm

かつてテラノの海外版に付けられていた車名が、パスファインダーです。3列シートを持つ大型SUVで「家族みんなで乗れる車が希望だけれど、ミニバンは嫌」というアメリカ人に人気となっています。

④インフィニティ Q60

■4人乗りラグジュアリークーペ
全長4,690mm×全幅2,052mm×全高1,390mm、ホイールベース2,850mm

日産が海外で販売している高級車チャンネル、インフィニティのクーペです。日本で販売されているV37型スカイラインとシャシーやコンポーネントを共有しており、日産栃木工場で組み立てをして輸出されています。

流麗なボディスタイルと、品の良いインテリアは、"スタイリッシュ"という言葉がぴったり。日本導入の計画はなく、海外専売となっています。

⑤ホンダ リッジライン

■5〜6人乗りスポーツユーティリティトラック
全長5,232mm×全幅1,976mm×全高1,778mm、ホイールベース3,098mm

日本車と比較すれば十分な大きさではあるものの、本場ではミドルクラスのピックアップに分類されます。とはいえ、本格的な音響システムを荷台に搭載するなど、他メーカーにはないアイデアで、クラストップの室内空間と荷室の広さを実現しています。

⑥ホンダ オデッセイ

■7〜8人乗りミニバン
全長5,161mm×全幅1,993mm×全高1,734mm、ホイールベース3,000mm

アメリカで発表された「2018年買いたい新車ランキング」でナンバー1に輝いたクルマです。日本のオデッセイと同じ車名ながら、車体はまったく別物のアメリカ専売モデルです。

マジックスライドシートで自在にシートアレンジができることが好評で、アメリカでは2017年度に10万307台を売り上げました。

海外専売の日本車は、見た目のインパクトや内装デザインなど、海外テイストをまとったこれらのクルマは、とても魅力的に映ります。

日本では「もう少し道路が広ければ…」と思うところもありますが、ほとんど見かけないという希少性も手伝って、ファンは惹きつけられているのです。

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