中古車購入前に駐車場選びを済ませておこう

機械式立体駐車場

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中古車購入をスムーズに行うために、クルマ探しの前にユーザーがやっておくべきことが2つあります。それは実印の登録と保管場所である駐車場を確保しておくことです。今回は、駐車場を確保する際のポイントについて解説します。

文・萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
ポイント1.新たに駐車場を借りる場合
ポイント2.クルマのサイズは要注意
ポイント3.中古車購入の第一歩は駐車場探しから始めよう

ポイント1.新たに駐車場を借りる場合

自宅に駐車場がある場合は別として、新たに駐車場を借りる場合は自宅から半径2km以内で見つけておく必要があります。理由は、クルマを購入する場合は自動車保管場所証明書、いわゆる”車庫証明”が必要になり、その対象となる車庫は、居住地から直線で2km以内とされているからです。

都市部ではマンションの駐車場などに空きが多くなっていますが、ベッドタウンの住宅地などではクルマを所有する人が多く駐車場のキャンセル待ちも発生するほどです。現在、賃貸物件に住んでいるのであれば、管理している不動産会社に聞いてみるのも近道です。自宅から半径2km以内というルールがあるので、このことだけはしっかり覚えておきましょう。

ポイント2.クルマのサイズは要注意

また購入したいと思っているクルマのサイズと駐車場のサイズを予め確認しましょう。せっかく見つけた駐車場でも駐車する際に何度も切り返しを行わなければ駐車できない…なんてケースも起こり得ます。また、隣のクルマとの距離が近すぎてドアを開けるのにもひと苦労なんてことになりかねないです。したがって時間的な余裕をもって駐車場を探すことをおすすめします。

ポイント3.中古車購入の第一歩は駐車場探しから始めよう

購入する中古車を見つけてから駐車場を探そうとすると、納車までの時間が伸びてしまう可能性があります。また、車庫のある実家で登録して、現在居住している自宅近所の道路などに止めておく「車庫飛ばし」を行うと保管法違反となります。罰則は「3カ月以下の懲役または20万円以下の罰金」とされています。

したがって中古車購入の第一歩は駐車場探しから始めると良いでしょう。 中古車を購入しようと決心したら、すぐに駐車場探しを始めること。そして自分のほしいクルマが駐車しやすいかどうかのスペース問題だけでなく、アクセスする道幅なども注意して選定しましょう。

まとめると、駐車場を確保していないと車庫証明書が発行できないため、納車までの時間が長くなるだけでなく、せっかく見つけたクルマが別の人の手に渡ってしまうなどの機会損失に繋がってしまう可能性があるので、注意しましょう。
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