車買取の流れ・手続きを解説!注意点を知ってスムーズな売却を実現

車の買取の流れや手続きについて詳しく知りたいと思われる方も多いでしょう。また、買取ってもらう際に少しでも高く売るためにもポイントを押さえておくことで、自分の納得する形で愛車を買取ってもらうことも可能でしょう。今回は車買取の流れ・手続きについて詳しくご紹介します。
車買取にはどのような方法がある?
車を売ることを決めたのは良いけど、どのような流れで手続きを始めたらいいのかわからない。結局そのまま、ズルズルと車の買取を延期してしまう方も多いのではないでしょうか。
車買取の流れには、いくつかの方法があります。その手続きの流れを、車買取が初めての方でも分かりやすく、丁寧に説明していきます。
おすすめは買取業者への依頼
一番のおすすめは、車買取の業者へ依頼することです。
相手の方はプロなので、わからないことがあれば何でも聞けますし、車買取専門なので、流れがスムーズで、何より高額買取してもらいやすいです。
また、複数の業者で査定額の見積もりを取るなどすれと、相場も分かりやすく交渉もしやすいです。
個人での売買
車買取の業者に依頼する他にも、個人での売買をする方法があります。
メリットとしては、愛着のある自分の車がどんな人の手に渡るのかを見届けられる点です。
ですが、車買取には多くの個人情報を共有しなくてはならないし、購入希望者を探す手間、納車方法や税金などの細かい手続きをしなければならないし、トラブルがあった場合には、自分自身で対応しなくてはならないなど、デメリットも多くあります。
買取ではなく下取りという選択肢も
車買取ではなく、下取りに出すという選択肢もあります。どちらがお得なのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
一般的には、車買取の業者に査定に出すよりも価格はかなり下がります。
しかしながら、車買取の業者ではほとんど値段が付かないような場合、ディーラーに下取りに出す流れの方が、手間も少なく、新車の値引きに充てられるのでお得になることが多いです。
車買取手続きの流れ5ステップ
車買取の査定をしてもらうことが決まったら、次は手続きの準備をしていきましょう。車買取専門店の見つけ方、必要書類の準備など、手続きの流れが先に分かっていると安心です。
車買取で必要な手続きの流れを、5つのステップに分けて説明していきます。
車買取手続きの流れ1:買取店を探す
まずは買取してくれるお店を探しましょう。
車買取の業者はたくさんあるので、査定に行く前にホームページなどで情報を得ておくと安心です。
ホームページで大体の査定額を公表していたり、口コミなどで良い評価があるところに絞って候補を選んでいきます。出張査定やオンライン査定を行っているお店もあるので、ホームページで流れを確認し、自分に合ったところを見つけましょう。
車買取手続きの流れ2:必要書類の準備
車買取に必要な種類を確認していきましょう。発行されるまでに時間が掛かるものも中にはあるので注意が必要です。
例えば軽自動車の場合、現住所がわかる書類のほかに自動車検査証、自賠責保険証明書、自動車リサイクル券、振込口座情報、軽自動車納税証明書、印鑑(認印可)、自動車検査証記入申請書、任意でメンテナンスノートが必要です。
書類は事前に用意しておくと、手続きの流れがスムーズに進みます。業者によっては、書類を最初に用意することで、査定額をプラスしてくれるところもあります。
車買取手続きの流れ3:実際に査定をしてもらう
次は実際の車を見て、査定額を算出してもらいます。
お店に直接行く持ち込み査定の他に、出張査定を行っているところも多いです。利用条件などがある場合もありますので、流れを確認しておきましょう。
査定額に関しては、その場で決めたら少し上乗せしてもらえたり、即決してもいいという金額がある場合は、伝えてみるのも手です。また、車の引き渡し後に車がないと不便な方は、この時点で車買取の業者の方に代車サービスがあるか確認しておきましょう。
車買取手続きの流れ4:売却手続きをして車を引き渡す
査定してもらった額に納得したら、売却手続きをして車の引き渡しを行います。
引き渡しの手続きをする前に、記入した書類の確認、ダッシュボードとトランクの中身、オーディオにCDやDVDが入っていないか、ナビに登録した自宅や職場など消してあるかを確認しましょう。
車買取手続きの流れ5:入金の確認をする
車の引き渡し手続きまで終わったら、あとは入金を待ちます。契約通りの金額が振り込まれているか、確認してください。
また、最短で2営業日で振り込まれるなど、車買取の業者によって手続きの流れや振り込み日が違うので、契約の際に確認しておきましょう。
個人での車買取手続きの流れ4つ
最近はインターネットオークションやフリマアプリなどで、車を個人売買する人も増えてきています。
しかしながら、車買取の業者ではないためトラブルも付きものです。ここでは、個人で売買するときに必要な書類、手続きと流れについて紹介していきます。
個人での車買取手続きの流れ1:売却する相手を見つける
知人と中古車を売買するという場合以外は、オークションサイトやフリマアプリを利用することになると思いますが、車買取の業者が運営する仲介サイトもあります。
オークションサイトやフリマアプリの場合、通常の出品手続きと流れは同じです。ですが、車の取引では欠かせない納車方法や、名義変更の流れ、税金の取り扱いなどルールが定められていないことなどから、様々なことがトラブルになりやすく注意が必要です。
自動車税や名義変更についても確認
トラブルを避けるため、手続きをする前に自動車税や名義変更の流れなどについて、確認しておきましょう。
未経過分の自動車税や名義変更にはお金がかかります。そこで、車両代にこの金額を含めるかどうかなどの細かなすり合わせをして、お互いに納得のいく形で取引をしましょう。
個人での車買取手続きの流れ2:書類を用意
手続きの流れがスムーズに進むように書類を用意しておきましょう。
販売する側は、「車自動車検査証(車検証)」「自賠責保険証明書」「自動車納税証明書」「譲渡証明書」「印鑑登録証明書」「自動車リサイクル券」「住民票(車検証の住所と現住所が違う場合)」を用意します。
購入する側は、「車庫証明」「「印鑑登録証明書」が必要になります。
個人での車買取手続きの流れ3:契約書を締結
個人売買の場合は、契約書を自分で用意することが必要になります。車の売買をする際に、契約書を交わして、未然にトラブルを防ぎましょう。
手続きの流れは、代金をもらう前に契約書を取り交わし、名義変更や自賠責、任意保険の手続きは車の引き渡し後に行います。
任意保険は双方で手続きをしますが、自賠責の手続きなどはどちらが行うか、連絡をきちんと取りながら、流れを確認して、契約書に記載していくことが重要です。
個人での車買取手続きの流れ4:入金を待つ
契約の際に、入金日も決めておきましょう。
支払いの前に名義変更などの手続きをしてしまうと、支払いがされないといったトラブルになったときに困ります。
フリマアプリなどでは、受け取りの連絡をしない限り代金が支払われないので、受け取った連絡をしてもらうのをどのタイミングにするのかも話合っておくのが良いでしょう。
車買取で高く買い取ってもらうポイント3つ
車買取の業者に査定を頼む場合、少しでも高く買ってもらえるようにしましょう。車買取が高額になるポイントを3つ紹介していきます。
3つとも査定額に直接関わることなので、ぜひ参考にして頂き手続きに臨んでください。
車買取のポイント1:車の状態をきれいにしておく
まずは、車を綺麗な状態にしましょう。
車の中にある私物は、なるべく下ろしておきます。そして、座席や足元などに掃除機をかけておきましょう。
ボディの細かな傷は、市販の研磨剤で消せる範囲で消しておくと、さらに好印象で査定額がアップする可能性もあるでしょう。
車買取のポイント2:メンテナンスノートを用意しておく
メンテナンスノートとは、車の整備記録がわかるものです。
今までの整備記録が記載されているため、車買取の時にもチェックされます。メンテナンスノートがない場合、整備がキチンとされていないという、良くない印象を与えてしまうので必ず準備しましょう。
車買取のポイント3:スペアキーや純正オプションを用意しておく
車買取の査定では、スペアキーや純正部品が揃っているかどうかも、査定額に影響します。
スペアキーや純正部品を保管していなかったり、売却してしまっている場合は、改めて購入しても最終的にマイナスになるため、そのまま査定を受けましょう。
またオーディオなども、動作確認しておくと査定の流れもスムーズで安心です。
車買取手続きの注意点3つ
車買取の手続きには、注意点が3つあります。車買取の業者とのやり取りでも、確認不足などでトラブルが起きかねないので、しっかり確認しておきましょう。
スムーズに手続きを済ませるためにも、注意点を説明していきます。
車買取手続きの注意点1:事前に相場をしっかり確認
自分が売る車種や年式などの相場を、しっかり確認しておきましょう。調べておくことで、安すぎる価格で買い取られてしまうことを防げます。
また、相場を知っていることにより、価格交渉の流れも作りやすく、損をしてしまうことが避けられます。
車買取手続きの注意点2:契約したらキャンセルをしない
契約後のキャンセルは、多くの場合キャンセル料がかかります。また、業者の方に不信感を与えてしまうので、キャンセルは避けたいところです。
キャンセルができる業者もありますが、キャンセル期間を定めていることがあるので、十分確認してから契約の手続きをしましょう。
契約後のキャンセルに多いのが、「家族への情報共有ができていなかった」といったことが挙げられます。車を使う家族全員に、車買取の手続きをしていることなどを伝えておくようにしておきましょう。
車買取の注意点3:修復歴があれば伝える
不利になりそうだからと言って修復歴を隠してしまうと、後から査定額を減額されてしまうこともあります。
小さなことでも隠しているだけで、大幅な減額査定をされてしまうこともあるので、車をしっかり見てもらい、契約の手続きをしていくのがトラブルを避けるポイントです。
事前に車買取手続きの流れを知って安心して車を手放そう
車買取手続きの流れについて、事前に知っているのと知らないのとでは、査定額や流れのスムーズさが全く違います。
分からないことがあれば、担当者に素直に聞くことも大切です。
車買取の流れを把握して、少しでも愛車を高く売るために、自分に合った買取業者を見極めましょう。