中古車の試乗ってできるの?

自分に合った希望通りのクルマを購入するためには、購入前にクルマの情報を集めることが大切です。試乗することで、車両の乗り心地や状態を確認することができる場合がありますが、中古車は新車と違って「一物一価」です。みなさんの中にも、中古車は試乗できるのかどうか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

今回は、中古車の試乗に関して解説します。試乗を希望する時の注意点なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

文・萩原 文博

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中古車は試乗できない?

中古車は試乗できない?

よく、中古車の購入ガイド記事で「中古車は購入前に試乗しましょう」と書かれていますが、基本的に中古車は試乗できないものと考えた方がいいでしょう。

敷地に専用の試乗コースを設けている一部の販売店ならば試乗可能ですが、このようなお店は稀です。そもそも中古車は大切な商品ですし、公道を走行するためにはナンバーを取得しなければなりません。加えて、公道を走行することは販売店にとって大きなリスクを伴い、免許の取り立てという人や初めて購入するという人の場合さらにリスクが高まります。

見るべきポイントとしては、例えば、オーディオやエアコンなどの電装品の調子は停車中でも確認できますし、ハンドルのブレやエンジンのアイドリング、ミッションの入り具合振動などの状態なども停止した状態で確認することができます。

もし、車検が残っているクルマで、販売店側からサービスで試乗してもよいと言われた場合でも、事故などのリスクを回避するため断ることをおすすめします。 それでも心配な人は、車両状態や装備、走り心地に関して気になる部分を販売店スタッフに細かく質問してみましょう。

信用できる販売店そして担当スタッフであれば、ユーザーがわざわざリスクを背負ってハンドルを握る必要はありません。リスクヘッジの観点から、中古車の試乗はあまりおすすめできないと考えます。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ