トラックの買取事情!査定のポイントは?

日本の高度経済成長期から現在に至るまで、日本の経済成長を支えてきたのはトラックをはじめとする商用車たち。とはいえマイカーと少々違う存在ゆえに、その売却・買取事情などあまり考えた事がないかもしれませんね。そのあたり、実際どうなのでしょうか?
トラックの買取事情とは?
トラックとひと口にいっても、軽トラックからダンプまで多様な車種があります。
軽トラなら新車でも100万円~から入手できますが、10t〜20tの大型トラックともなると、新車価格で1,000万円以上~と、個人で購入できるレベルではない価格になります。また、大型車両であるため、停める車庫も相応の土地が必要です。当然、法人所有のケースが大半を占めるでしょう。
このように、トラックが無ければ仕事にならないという業種も多いため、トラックは中古でもニーズは非常に高く、販売が盛んに行われています。
では、トラックの買取相場はどのくらいなのでしょうか?
トラックの買取相場はどのくらい?
では、そうしたニーズの高い「働くクルマ」たるトラックの買取相場が気になるところ。
例えば、代表的な大型トラック、いすゞ フォワード(8t)の新車価格は7,558,000円(税抜)。しかし、これはいわゆる”平ボディ”、という素の状態での価格であり、これに購入業者の使用用途に合わせて架装を加えていく事になります。これはほぼオーダーメイドのようなものになります。
つまり、トラックの新車価格は「用途によって大きく変動する」と言えそうです。また、大きな事業者であれば大量発注で価格を抑えた契約というのもあるでしょう。本当にケースバイケースとしか言いようのないのがトラックの価格事情。
とはいえ、車両入れ替え等で買取に出す際は、そうしたトラックの個別機能というのは非常に重要な要素であり、こうした架装がある車両は高く買い取ってもらえるのも事実のようです。
箱型のダンプなどは旧型かつ走行距離が”30万キロ越え”であっても、300万~での買取額は結構あるようです。元来、ハードな使用をされる商用車ですから、多走行でも資産価値の下落は一般車に比べ少ないとも言えます。
トラックを買い取ってもらうには?また査定のポイントとは?
普通免許で乗れる2tトラック等であれば、近くの中古車店でも買取は問題ありませんが、大型トラックの買取の場合は、「トラック買取専門店」をおすすめします。実績豊富な業者のほうが、高額査定になるかもしれません。
また査定のポイントは
・「車台番号」がきちんと残っているか
フレームに打刻された車体番号がサビなどで見えなくなったりすると買取が難しいようです。車検が残っていれば打刻をし直して貰うことも可能。いずれにせよ、トラック買取の肝がこの車体番号のようです。
・エンジンの状況
通常のクルマであればボンネットを開ければすぐにエンジンをチェックできます。しかしトラックはご覧になった方も多いと思いますが、乗車席の部分「キャブ」を上げないとエンジンを確認できません。それゆえに整備が怠りがちだったりする個体は要注意といえましょう。
・運転席、車内のコンディション
トラックは普通車よりも乗車使用時間が長く、運転席=キャブの中で過ごす時間が長いといえます。いうなれば食事や睡眠といった生活の場でもあるわけですから、汚れやにおいが付きやすい。クリーニングをしっかり続けていた個体とそうでない個体では相当な差が付くのは言うまでもありませんね。
このように、普通車と少々違う査定基準や資産価値があるのがトラック。買取事情も様々であり、興味深いところでもありますね。
街で走っているトラックをそんな視点で見るのも面白いかもしれません!もちろん、普通車の査定基準と共通する査定基準も多いので、普通車の査定基準も知っておくにこしたことはありません!