ボロボロの車でも買取査定してもらえるのはなぜ?1円でも高く売る方法や海外需要車も紹介!
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結論から言うと、どんな車でも必ず金額がつき現金化することが可能です。
では、具体的にどのような理由で、どれぐらいの金額が付き、どのような手続きが必要なのでしょうか。
本記事では金額が付く背景、戻ってくる税金、ボロボロでも廃車にはならず海外で利用される具体的な車種などを紹介していきます。
中でも最も重要なのは良心的な対応をしてもらえるお店選びですので、後半ではおすすめの買取専門店もご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
なぜボロボロの古い車でも買取金額がつくの?
まずはその具体的な理由を一つずつ解説していきます。買取金額がつかないと言われた時はこの項で学んだ知識をもとに値段交渉してみましょう。
金属資源だから
この理由から、基本的には「買取金額は0円で廃車費用を別途請求される」ということはあり得ない話です。
もしそのような事を商談の中で言われた場合は素直に別の業者に依頼することをおすすめします。
海外輸出需要
これらの車は関税を安く抑えるためにノックダウン輸出(車としてではなく、一度すべてを分解して部品として輸出し、現地で組み立てなおす)という手法で海外に渡ります。
つまり現状の車のままではボロボロで走行が困難であったとしても、海外に輸出される際には一度解体され現地で同車種の良い部品と組み合わさって生まれ変わるため、海外に輸出される車種であればボロボロでも一定の価値があります。
部品取りとしての需要
これらは全て中古なので、納車前には傷ついたドアを交換したり、調子の悪いエンジンパーツを中古の良品に交換することが多いでしょう。
その際にはボロボロになった車の中から良い部分だけを部品取りするということが多々あります。
こういった中古車市場の背景から、どんなにボロボロの車でも部品としての価値があり、常に需要があることが伺えます。
ここまでをまとめると、「海外で需要がある車はボロボロでも車としての価値があり、輸出されない車には部品取りや金属資源としての価値がある」ということになります。
さらに、車そのものに買取金額が付くこと以外でも、別口で現金が手に入る事をご存じでしょうか?
次項ではそのお金について詳しい手続きと金額を説明していきます。
廃車するときに返ってくるお金とは?
廃車とは、車がスクラップになって形が無くなるという意味だけでなく、車の名義を抹消することを指す言葉です。
廃車時には過払い分の税金等が還付されるため、取りこぼさないよう確実に手続きをしておきましょう。
自動車税
つまり、廃車にするタイミングによっては自動車税の過払いが発生するため、月割り計算をして過払い期間分のお金を還付金として受け取る事ができます。
例:1800ccの普通車(自動車税36,000円)を8月に廃車手続きした場合
36,000円÷12か月=月当たり3,000円 4~8月の5か月分が課税対象となる
36,000円-(3,000円×5か月)=21,000円が返ってくる計算となります。
これは特別な申請や手続きの必要はなく、廃車手続きが完了してから2か月前後で還付通知書が自宅に郵送で届きます。
それを持って銀行などの金融機関でお金を受け取れば手続き完了となります。
ちなみに軽自動車には自動車税の還付金制度はないのでお金を受け取ることはできません。
重量税
この還付金を受け取るためには以下の2つの条件があります。
また、重量税の還付金の受け取りには1つ、注意点があります。
買取業者が廃車手続きを行う際に
①あなたの名義から買取店の名義に一旦変更する→②その場ですぐに名義の抹消登録をする
という流れで手続きすることで、重量税の還付金をあなたではなく買取店が受け取ることができるのです。
これがボロボロの車でも買取金額がつく1つの仕組みとなっています。
重量税の還付金を利益の一部として捉えている買取業者は多く、業界内では一種の常識となっています。
廃車として買取をしてもらう際には、この還付金の受け取りについてよく協議して、納得のいく形で売却することをおすすめします。
自賠責保険料
これも税金と同様に、廃車になる際には過払い分が月割り計算で還付されますが、廃車ではなく別の名義に変更した場合は受け取ることができません。
こちらも買取店とよく協議し、受け取る権利はどうなるのかを明確にしておく必要があります。
この項目をまとめると、自動車税、重量税、自賠責保険料は全て月割りで還付金を受け取ることができますが、一部は買取金額の中に含まれて計算されているため、受け取ることができない場合もあります。買取店としっかり話し合って、受け取り方を決めておきましょう。
ボロボロでも高額査定される車種とは?
しかし、一見廃車のように見える車の中には、たとえ何十万キロ走っていてボロボロでも数十万円以上の価値がある車種があるのをご存じでしょうか?
この項でご紹介する車種を知っているかどうかで、生涯における資産管理が大きく変わってきます。
乗り換えや売却の際には必ず役に立ちますので、ぜひ参考にしてください。
海外輸出向け
TOYOTAのランドクルーザーシリーズは数十万キロ走っていても、修復歴があっても数十万円以上、装備や年式によってはボロボロでも数百万円するものも存在します。
これは、国内の人気だけでなく海外でも常に需要があるためです。
ランドクルーザーは高級車で維持するためにはある程度の支払い能力が必要ですが、もし維持管理できるのであればこれほど経済的な車は他にありません。
数十年前のボロボロのランドクルーザーをお持ちの際は絶対に価値の分かる買取店に相談してください。
■ハリアー
TOYOTAハリアーは海外輸出されるSUVの定番車種です。
性能の高さ、故障の少なさなどから、初期型のハリアーですらサンルーフさえついていれば10万円以上の買取金額が見込めます。
もし、初期型の古いハリアーをお持ちであれば、廃車には絶対にしてはいけません。
■ハイエース
働く車の代表格、TOYOTAのハイエースはエンジンの不調や過走行でも数十万円以上で取引されます。
日本国内では物資の運搬に利用されることが多いですが、輸出先の発展途上国では大人数のタクシーなどとして利用されることがあります。
ボディがボロボロでも、エンジンが不調でも廃車にせず輸出需要をきちんと理解している買取店に相談しましょう。
■アルファード
TOYOTAアルファードは約20年前に登場したファミリーカーです。
その居住性と耐久性の高さから海外でも人気があり、古くてボロボロのものはマレーシアやスリランカへ輸出され、最新の高級モデルはドバイなどの都市部で2000万円前後で取引されています。
古くてボロボロになるまで使っていてもアルファードなら買取金額がつきますので、廃車にするのはやめて買取店へ相談しましょう。
■プリウス
プリウスも海外輸出される車の代表格です。
海外でのハイブリッド車の普及に貢献し、故障も少ないため過走行や修復歴のある車でも海外では乗用車として未だ需要が高い車種です。
■スポーツカー全般
ここまでトヨタ車ばかりご紹介しましたが、他メーカーで海外輸出されるのは主にスポーツカーです。
右ハンドルを禁止している国が多いですが、25年以上前の車種であれば許可される国がいくつかあり、これを輸出業界では「25年ルール」と呼んでいます。
具体的な車種は、日産のスカイラインGT-R、シルビア、SUBARUのインプレッサWRXや、マツダのロードスター、RX-7、ホンダのシビックType-R、などがこれに当たります。
MT車でスポーツグレードであれば、ボロボロでも驚くほど高値で売れる可能性があります。
国内需要向け
ジムニーは国内で熱狂的なファンが多い車種で、洪水が起きた際に大型トラックを引っ張る古いジムニーの動画はとても有名です。
古くてボロボロでも部品の供給量が多いため修理が容易で、カスタマイズ性が高いため国内の車好きからはずっと昔から愛されています。
ボディも内装もボロボロ、塗装が剥げて故障だらけでもジムニーには需要があります。
■ディフェンダー
イギリスのランドローバーが販売しているディフェンダーは、走行距離不明で修復歴があったとしても、中古車価格が400万円を下回ることはありません。
それだけタフで存在感のある車であり、どんなにボロボロでも廃車になることはありえません。
■Gクラス(ゲレンデワーゲン)
メルセデスベンツが販売している本格的クロスカントリー、Gクラスは値落ちが激しいと言われるメルセデスベンツの中でも異質です。
この車種はどれだけ古くても、ボロボロでも数百万円の価値が残ります。
■軽トラ・軽バン
街中で見かけない日はない軽トラ・軽バンはもともとが商用のためボロボロの車体が多いですが、中古車としてもまた酷使されるためボロボロでも車としての機能さえ果たしていれば需要はあります。
内装がボロボロになるまで酷使した車両でも、すぐに廃車にはせず一旦買取専門店に相談してみましょう。
■平成初期の名車(ネオクラシックカー)
平成初期の車は、令和現在では希少な”ネオクラシックカー”としての需要があります。
この世代の車にも国内でファンが多く、現在では見られない4ドアハードトップやリトラクタブルヘッドライト、高級ステーションワゴンなどが魅力です。
具体的な車種は、クラウンエステート、スターレット、ハイラックスサーフ、グロリア、セドリック、ステージア260RS、プレリュード、デリカスペースギアなどです。
当時の高級車、スポーツカーやパイクカーなどの「今となっては希少な車種」は廃車にする前に一度相場を調べてみてはいかがでしょうか。
おすすめの廃車買取専門店とは?
そこで今回は、廃車買取に強くボロボロの車でも良心的な価格で買取ってくれる優良業者を3社ご紹介いたします。
株式会社はなまる
ソコカラ (旧:廃車買取のはなまる)
ソコカラ (旧:廃車買取のはなまる)
査定費用0円、引取費用0円、廃車手続き費用0円を宣言
ソコカラは大阪に本社を置く株式会社はなまるが全国に展開している自動車買取業者です。
自動車公正取引協議会や日本自動車購入協会に加盟している為、公正で誠実な買取が保証されています。
ソコカラは査定費用0円、引取費用0円、廃車手続き費用0円を宣言している、廃車買取を最も得意とする買取業者です。
さらに海外輸出向けの独自販路も持っているため、前述した海外輸出需要のある車種にも高価な査定をつけてくれます。
買取金額の振込は最短で4営業日、最低1万円の買取保証などユーザーに優しいサービスを提供しているため、信頼できるオススメ買取業者です。
唯一買取額がついた
何社かの業者にも査定をしてもらいましたが、他な業者では価格が付かなかったり逆に廃車費用が必要の中、唯一買取額を提示してもらえたので非常に助かりました。
正直駄目元ではありましたが、担当の方も丁寧で本当にお願いをして良かったと思っています。
売却した車:ホンダ バモス (2010年式、走行距離16.5万キロ)
売却金額:0.5万円
電話での査定がありがたい
見積もりで1番よいお値段をつけてもらうことができ、乗り換える車の資金に回せました。
車を持ち込みせず、電話のやり取りのみで査定というのが大変ありがたかったです。
手続きもスマホで完結でき、わかりやすかったのも好印象でした。
わからないことは問い合わせれば丁寧に回答をいただけました。
車を売却の際にはまた利用したいと思いました。
売却した車:トヨタ タンク (2016年式、走行距離5.8万キロ)
売却金額:120万円
引き取ってくれた
車が駐車場で動かなくなってしまい、他の中古車買取業者に査定してもらったら「価格が付かない」「廃車するだけでもお金がかかる」と言われていたので、費用がかからず、0円で引き取ってくれたソコカラには感謝しています。
スタッフも丁寧な言葉遣いで説明をしてくれた。
説明がわかりやすかったですし、すぐに対応してくれたのも好印象でした。
売却した車:日産 モコ (2014年式、走行距離12万キロ)
売却金額:0万円
- 買取実績
- 累計取扱台数84万台
- 手数料
- 無料
- 0円以上買取保証
- △(99.9%、1万円以上の買取保証)
- 申込方法
- WEB、電話、LINE
- 電話対応時間
- 24時間受付(年中無休)
- 引取対応日時
- 平日(土は可能な場合も)
- キャンセル料
- -
- 対応エリア
- 全国対応(一部離島を除く)
株式会社カーネクスト
カーネクスト
カーネクスト
どんな車でも0円以上の買取を保証
カーネクストは大阪に本社を構える株式会社カーネクストが全国に展開している買取専門店。
年中無休でどんな車でも0円以上の買取を保証し、引取り費用も手続きの代行も無料で行っています。
動かない車でレッカーを使用する場合も無料なので、放置車両や不動車の処分に困っている場合はカーネクストに相談すれば安心です。
また、社外ではABCお笑いグランプリの冠スポンサーや野球日本代表のオフィシャルパートナーとしても活躍している有名な企業です。
カーネクストが1番良かった
他社とも見積もりしてもらったが、カーネクストが1番良かった。
査定額ももちろんですが、担当してもらったスタッフの対応も良くサービスも心地よく予想以上の対応に感謝しています。
カーネクストは安いとか噂を聞いていましたが、全然そんなことはなかった。
売却した車:ホンダ フリード (2019年式、走行距離3万キロ)
売却金額:100万円
5万円の買取額がついた
走行距離が8万超えだったので査定はついても1万円かと思っていたが、5万円の買取額がついたので満足しています。
スタッフの対応も親切で丁寧で安心して任せることができた。
振り込みも思っていたより早かった。また次回売却することがあれば利用したい。
売却した車:日産 デイズルークス (2013年式、走行距離8.2万キロ)
売却金額:5万円
買い取ってもらえて良かった
かなり走行距離も多くなっていたので本当に買い取ってくれるのか不安だったのですが実際に買い取ってもらえて良かったです。
ネットで確認した通りレッカー引き取りや廃車手続き代行も無料でしてくれたので本当に助かりました。
こちらからの質問にも丁寧に早く答えてくれたので安心して任せられました。
売却した車:ダイハツ ミライース (2011年式、走行距離17万キロ)
売却金額:1万円
- 買取実績
- 2008年創業
- 手数料
- 無料
- 0円以上買取保証
- ◯
- 申込方法
- WEB、電話
- 電話対応時間
- 8〜22時(年中無休)
- 引取対応日時
- 平日、土曜日
- キャンセル料
- 3万円
- 対応エリア
- 全国対応(一部離島を除く)
株式会社エイチームライフデザイン
ナビクル廃車買取
ナビクル廃車買取
引取り、レッカー代、解体費用、書類手続きの全てが無料
ナビクルは愛知県に本社がある株式会社エイチームライフデザインが全国展開している一括査定サービスです。
「お客様の悩みや疑問の解決・最適な道の選択につながるような良質で正確な情報の発信」を運営方針として、信頼されるメディアとしての役割を果たす事を目標に運営されています。
ナビクルでも引取り、レッカー代、解体費用、書類手続きの全てが無料です。
古い車でも買い取ってもらえた
地方住まいですが、山間部であっても非常に迅速な対応をしてもらえ助かりました。
最初に電話をした際の受付から大変丁寧な接客をしてもらえたので、その時点で印象が良かったです。
また、年式の古い車でも買取してもらえたので、とても有り難く感じました。
売却した車:マツダ AZワゴン FX (2010年式、走行距離9.3万キロ)
売却金額:1.5万円
無料でびっくりした
故障して数年放置していた車両にも関わらず、レッカー代、廃車解体費用、廃車手続き費用など、諸経費が全て無料で、大変満足しています。
電話申し込み後一週間以内でレッカー車を手配してくださいました。
廃車費用に数万円かかると思っていたのでびっくしりしたことを覚えています。
売却した車:三菱 シャリオ (1995年式、走行距離6.4万キロ)
売却金額:1万円
早かった
電話後1週間で取りに伺いますと言われ当日電話ありすぐ来てくれました。
年式は古かったので価格に対しては可もなく不可もなくと言った所。車検は受けず動かせない車でも引き取ってくれました。
ほぼ引き取りまで手間なく終わりました。早かったです。
売却した車:トヨタ bB (2009年式、走行距離1.2万キロ)
売却金額:1.5万円
- 買取実績
- -
- 手数料
- 無料
- 0円以上買取保証
- ◯
- 申込方法
- WEB
- 電話対応時間
- -
- 引取対応日時
- -
- キャンセル料
- -
- 対応エリア
- 全国対応(一部離島を除く)
ボロボロの車に関するQ&A
ボロボロの車を自分でネットオークションやフリマアプリで売るのはあり?
新車に乗り換える際はディーラーの下取りに出したほうが良いの?
混同して値引き幅をうやむやにされない為にも、新車の値引き価格を明確にし、ボロボロになった車はおすすめした買取専門店に売却したほうがトータルで見ると安く乗り換えられることになります。
ボロボロな車の買取のまとめ
さらに、車の買取金額だけでなく税金の還付金なども余さず受け取り、少しでも多くのお金を手元に残して車を乗り換えましょう。
また、最初から廃車と決め付けずに買取専門店に相談することで、実は輸出需要があって驚くほど高く売れたという嬉しい結果に繋がることがあるかもしれません。
まずは信頼できる買取業者に詳しく相場を聞いてみることから始めましょう。