【ソリオよりも快適!?】トヨタ タンク/ルーミーの後部座席レビュー

トヨタ タンク/ルーミー 2016

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2016年に廃盤となったbB&ラクティスの後継車種としてトールワゴンのタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)がトヨタから発売されれましたね。

競合車・ライバル車のスズキのソリオ(SOLIO)よりも評判がよろしくないこのトヨタのモデルですが、競合車よりも良いと思ったのが後部座席の居住性や居心地の良さ。

実際にこのクルマの後部座席に座ってみると、広々としていて快適でした。

トヨタのトールワゴンの後部座席に座って見て、競合車のスズキ ソリオ(SOLIO)よりも良いところ、メリットは何だったのか?

このタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席の居住性や広さ、機能などを徹底的にレビューしたいと思います。また、競合車のソリオよりも良いと思った事も包み隠さず紹介したいと思います。

2016/11/30
Chapter
トヨタ タンク/ルーミーの後部座席レビュー
■標準モデルのシート
■カスタムのシート
■標準モデルのシート柄
■カスタムのシート柄
魅力1:頭上空間が広い
魅力2:後部座席のスライド機能も装備
■後部座席を一番前にした時の足元空間
■後部座席を一番後ろにした時の足元空間
■新型ソリオの後部座席をスライドした時の様子
魅力3:後部席のリクライニング機能
ソリオと後部座席比較:ルーミー/タンクの方が良いと思った点
理由1:シートデザインの違い
理由2:後部座席の居住性

トヨタ タンク/ルーミーの後部座席レビュー

タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席は、このようなデザインになっています。

■標準モデルのシート

■カスタムのシート

カスタムも標準モデルもシート素材はファブリックを採用。なので、座り心地もそれ程違いはありません。

ただ、この2つのモデルではシート柄が異なります。

■標準モデルのシート柄

■カスタムのシート柄

カスタムの方のシートデザインの方が立体的な柄になっており、標準モデルよりもスタイリッシュなデザインになっているように感じました。

また、タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席には、このような魅力・メリットがありました。

魅力1:頭上空間が広い

まずタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席に座ってみて良いと思ったのが、頭上空間(ヘッドクリアランス)の広さ。

タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)は背の高いトールワゴンと言う事もあり、天井が高く圧迫感を感じないデザインになっているのでとっても快適です。
私は身長175㎝あるのですが、私がこのクルマの後部座席に座っても天井まで拳を縦にして一つ分以上の余裕があるので、窮屈さを全く感じませんでした。

この頭上空間の広さ・居住性の良さは同じトヨタから発売しているコンパクトミニバンのシエンタ(SIENTA)よりも良い感じが・・・。

この広々とした頭上空間(ヘッドクリアランス)は、このクルマのメリット・魅力の一つだなと思いました。

魅力2:後部座席のスライド機能も装備

タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)は、後部座席のスライド機能を装備しています。ここらへんは競合車・ライバル車のスズキ ソリオ(SOLIO)と全く同じですね。

実際に後部座席を前後にスライドしてみると、このような感じ。
また、前後にスライドした時の足元空間の広さは、このようになっていました。

■後部座席を一番前にした時の足元空間

■後部座席を一番後ろにした時の足元空間

このように見比べると分かると思いますが、スライド幅・足元空間ともにかなり大きいですよね。

実際にディーラーさんに確認したところ、タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席の前後スライド幅は240mmとなっているそうです。

ちなみに、競合車・ライバル車のスズキ ソリオ(SOLIO)の後部座席のライド機能の幅は165mmとなっております。

■新型ソリオの後部座席をスライドした時の様子

競合車・ライバル車よりも優れている後部座席のスライド機能は、このタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の魅力・メリットの一つだと思いました。

魅力3:後部席のリクライニング機能

タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席は背もたれのリクライニング機能も装備しているのですが、リクライニング幅にビックリ!

実際にこのクルマの後部座席の背もたれを一番後ろまでリクライニングすると、このような感じ。
この背もたれのリクライニング幅は約70度あるようです。残念ながらフルフラットまではならなかったのですが、リクライニング幅もかなり広いですよね。

フロントシートを倒して、後部座席をリクライニングするシートアレンジ“フルフラットモード”にすれば、このような広さに…。
車中泊をするのには少し長さが足りないように感じましたが、長距離ドライブの休憩やちょっと仮眠を取りたい時には十分な広さなのかなと思いました。

シート自体はフラットでサポート力に乏しいのが少し気になりましたが、このようにリクライニング機能やスライド機能に優れているトヨタのタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席の居住性や使い勝手良さは概ね満足でした。

ソリオと後部座席比較:ルーミー/タンクの方が良いと思った点

トヨタのタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)とスズキのトールワゴン“ソリオ(SOLIO)”は同じようなデザイン、同じようなボディサイズになっているため競合車と言われています。

ただ、冒頭でもお話した通り、後部座席の居住性・使い勝手に関しては競合車のソリオよりもこの新型モデルの方が個人的には良いように感じました。

私がタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の方が良いと思った理由について、紹介したいと思います。

理由1:シートデザインの違い

スズキから発売されたソリオ(SOLIO)よりもタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の方が良いと思ったのは理由の一つがシートデザイン。

スズキのソリオ(SOLIO)の後部座席はこのように中央分割方式になっており、普通乗用車にも関わらず4人乗りのようなデザインになっております。またシート中央部分には、ヘッドレストの用意もありません。
一応シート中央にも座る事ができますが、ゴツゴツとしており座り心地はあまり良くありませんでした。

一方、今回新発売されたトヨタのタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席は、6対4分割方式になっており、後部座席に3人座る事を想定したシートデザインになっています。
また、このモデルはシート中央にもヘッドレストを標準装備。

なので、後部座席の中央の座り心地は全く異なります。

もし後部座席に3人座る場合があるのなら、スズキのトールワゴン“ソリオ(SOLIO)”よりもタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の方が良いのかなと思いました。

理由2:後部座席の居住性

また、スズキのソリオ(SOLIO)と比較して、タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の方が良いと思った事は、後部座席の居住性。

私がこの2台のモデルで大きな違いを感じたのは、後部座席の足元空間。

タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)はフロントシートと後部座席の前後のヒップポイント間隔は約1105mmとなっており、ソリオ(SOLIO)よりも広い感じが…。
そのため後部座席のスライド幅を一番後ろに設定すると、成人男性の私でも足を組んで座れるくらいの広さがありました。また、もちろん足を伸ばしてゆったりと座る事も可能です。

また、スズキの新型ソリオの方が全幅が45mm程狭いため、タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)よりも少し窮屈感を感じます。

この居住性の良さもこの新型トールワゴンののメリットなのかなと思いました。
タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の後部座席は、このようなデザインになっていました。

アイドリングストップのスムーズさなど競合車・ライバル車の一つでもあるスズキ ソリオ(SOLIO)に遠く及ばない部分もありましたが、後部座席の居住性・使い勝手の良さは、このクルマの方が良いように感じました。

この後部座席の居住性・使い勝手は、この2つのモデルの大きな違いの一つです。もしどちらのモデルを購入しようか迷っているのなら、ぜひとも後部座席の居住性や使い勝手にも注目をしてみてくださいね。
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