視界や見切りで気になった事とは?ヴィッツ ハイブリッド試乗インプレ

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ネッツトヨタの人気コンパクトカーヴィッツ(Vitz)がマイナーチェンジを行い、内外装のデザインや乗り心地が改良されましたね。

先日、今回のマイナーチェンジで新発売されたヴィッツ ハイブリッドを試乗してきたのですが、乗り心地・静寂性ともに大満足!
フラットな乗り心地で、とても運転がしやすいクルマに仕上がっていました。

このように乗り心地はとても良かったヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)ですが、視界性&見切りでは気になった事・不満に感じた事も…。

マイナーチェンジをした新型モデルの見切りや視界性について、気になった事、欠点に感じた事について詳しくお話したいと思います。
2017/2/4
Chapter
ヴィッツ ハイブリッドの後方視界インプレッション
ただ、ヴィッツHVの見切りはイマイチ…
斜め前方の視界は思ったよりも良い感じ
ヴィッツ ハイブリッドの後方視界インプレッション
斜め後方の視界もイマイチ…

ヴィッツ ハイブリッドの後方視界インプレッション

今回マイナーチェンジをして新発売されたヴィッツ ハイブリッドの
前方の視界は、このような感じ。
このクルマのフロントガラスは思ったよりも寝ています。
このクルマはこのようにフロントガラスの傾斜がきついため、アクア(AQUA)と同様に運転席に座っていても圧迫感を感じるのかなと思っていました。

しかし、実際にこのヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の運転席に座ってみると、アクア(AQUA)よりも天井が高いためか、思ったよりも圧迫感を感じませんでした。また、フロントガラスのサイズも十分で、前方の見晴らしが良いのも良かったです。
このように運転席に座った際、圧迫感を感じないデザイン&フロントガラスのサイズになっていたのは、好印象でした。

ただ、ヴィッツHVの見切りはイマイチ…

このようにヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は十分なフロントガラスのサイズを確保していたのですが、見切りはイマイチ。
このように運転席からクルマの先端は全く見えません。それどころか、背伸びをしてもボンネットの半分すら確認する事ができません。

最近のクルマはクルマの先端が確認できないのは多いですが、ボンネットが全く見えないデザインになっているのは、ちょっと珍しいなと思いました。

そして、私がこの新型ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)を試乗して特に気になったのは、左前方の見切りの悪さ。
このクルマのボディサイズはコンパクトになっているにも関わらず、フロントガラスが寝ている事もあり、左側の先端の位置が運転席から
分かりづらくなっています。…と、言うかこのように全く確認できません。

車体感覚に慣れれば問題なく運転できると思いますが、運転初心者の方はこの見切りの悪さや車両感覚の掴みにくさは注意が必要なのかなと思いました。

斜め前方の視界は思ったよりも良い感じ

ネットなどを見ると、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)はAピラーが太く寝ているため、斜め前方の視界はあまりよくないと耳にします。

なので、私も斜め前方の視界性について注目をしていたのですが、私が実際にこのクルマを試乗した限りでは、斜め前方の視界は思ったよりも
悪くなかったです。むしろ、他のクルマよりも良いと思いました。

このクルマのAピラーはこのように太めでかなり寝ているので、他のクルマよりも死角は多く、歩行者が多い路上を運転する際は、体を前後左右に振って、歩行者を確認する必要があると思います。
ただ、それ以上に私が良いと思ったのは、Aピラーの前方にある三角窓のデザイン。

今回新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の三角窓は、このようにピラーが細く、死角が少ないデザインになっています。

このクルマの三角窓の注目ポイントは、サイドミラーのデザイン。

また、このヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)はサイドミラーが三角窓を覆い隠さないように工夫されているため、斜め前方の死角が少ないデザインになっています。
■ヴィッツの三角窓
ちなみに、こちらは同じトヨタから発売されているアクア(AQUA)の三角窓。
■アクアの三角窓
ヴィッツの三角窓の死角の少なさが一目瞭然ですよね。

アクア(AQUA)の方が三角窓も小さく、また、サイドミラーが三角窓を覆い隠してしまっているので、死角が多くなっています。

斜め前方の視界は競合車・ライバル車のアクア(AQUA)よりも今回マイナーチェンジをして新発売されたこのヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の方が斜め前方の視界は格段に良くなっているように思いました。

この三角窓の視界の良さは、個人的には大満足でした。

ヴィッツ ハイブリッドの後方視界インプレッション

一方、マイナーチェンジをして新発売されたヴィッツ ハイブリッドの後方視界はどうだったのでしょうか?

リヤガラスや後部座席横のサイドウィンドウを確認したのですが、後方の視界についても、私はあまり良いとは思いませんでした。

後方の視界で私が気になったのは、リヤガラスの大きさ&デザイン。

このヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)のリヤガラスはこのようにサイズも小さく、また、楕円形のように角が丸くなっているデザインを採用。
このように後部座席のヘッドレストを上げると、大部分が隠れてしまいます。
また、このように斜め後方のピラー”Cピラー”も太くなっています。
強度などの問題もあるかもしれませんが、後方視界の事を考えると、個人的にはリヤガラスはもう一回りサイズが大きい方が良いように感じました。

斜め後方の視界もイマイチ…

また、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は斜め後方の視界もイマイチ…。

この原因の一つは、サイドウィンドウのデザイン。

このようにこのクルマを横から見ると分かりやすいのですが、サイドウィンドウの下端のライン(ウエストライン)が後方に行くにつれて、高くなっています。
今回新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は、サイドウィンドウの下端のラインが高めに設定されていたのですが、このデザインのおかげで余計に斜め後方の視界を悪くなっているように感じました。
また、デザインを優先してサイドウィンドウの後方に黒いパネルを埋め込んでいる事も斜め後方の視界を悪くしている要因の一つかなと思いました。
ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の視界性&見切りは、このようになっていました。

斜め前方の三角窓の視界など良い部分もあったのですが、クルマの先端が確認できない見切りの悪さやリヤガラスの小ささなどなど…全体的にこのクルマの視界性はあまり良くないように感じました。

このようにヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は視界性が悪いため、ボディサイズの割に運転はしにくいと感じる人が大勢いるそうです。

なので、このクルマの購入を検討している方は、事前にしっかと試乗をして、このクルマの視界性や確認してみてくださいね。
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