ヴィッツとアクアの後部座席を比較【座り心地&広さが良いのはどっち?】

トヨタ ヴィッツ ハイブリッド 2017

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トヨタから発売されているコンパクトカーヴィッツ(Vitz)がマイナーチェンジをして、新モデルとなるハイブリッド車が追加されましたね。

今回新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)ですが、競合車・ライバル車の一つが、1.5リットルエンジン&モーターを組み合わせた全く同じハイブリッドシステムを採用しているトヨタのアクア(AQUA)。

この2台のモデルは燃費以外にも乗り心地や走破性なども異なるのですが、私が実際にそれぞれのモデルを試乗して印象的だったのが、後部座席の違い。

後部座席に座った時の座り心地や居住性、圧迫感が全く異なりました。

そんなヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)では、どちらの方が座り心地、居住性や広さは優れているのでしょうか?

先日、この2台のモデルを試乗した際に後部座席の座り心地、足元空間&頭上空間の広さを比較してみたので、紹介したいと思います。
2017/2/7
Chapter
ヴィッツ ハイブリッドの荷室画像レビュー:開口部の広さはどうだった?
ヴィッツ ハイブリッドの荷室アレンジ&使い勝手レビュー

ヴィッツ ハイブリッドの荷室画像レビュー:開口部の広さはどうだった?

2017年に発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっています。
マイナーチェンジをしてヘッドライトやリヤコンビネーションランプのデザインは変更されてまいたが、荷室フロアの地上からの高さ(荷室開口高)や開口部のサイズは、先代モデルとまったく一緒。

楕円形のような形をしているこのモデルの荷室・ラゲッジスペースは開口部も広く、大きい荷物の積み下ろしにも便利なのかなと思いました。

このクルマの荷室開口部で気になった事とは…?

このように開口部も広いヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の荷室・ラゲッジルームの開口部ですが、実車を見て気になった事は、開口部が垂直ではなく、上部が大きく削られているデザインになっている事。
このように横や斜めから見ると、開口部が大きくえぐられているのが良く分かりますよね。

最近はこのようなデザインの荷室・ラゲッジスペースを採用しているクルマが多くなってきていますが、この新型モデルも他のクルマと同様に背の高い荷物を積みこむのは、ちょっと苦手なのかなと思いました。

上位モデルではラゲッジボードを標準装備

今回のヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)のUグレードやジュエラなど上位モデルでは、荷室・ラゲッジスペースを上下2段に分ける事ができるラゲッジボード(正式名称はアジャスタブルデッキボード)が標準装備されています。

この標準装備されてるラゲッジボードを使用すると、このように掃出し口がフラットになり、荷物の出し入れがしやすくなります。


一方、ラゲッジボードが標準装備されていないハイブリッドFグレードでは、このように掃出し口に大きな段差が…。
個人的には荷物の出し入れがしやすいフラットな掃き出し口が好みなので、ラゲッジボードが標準装備されている上位モデルの方が好みでした。

ちなみに、下位モデルのFグレードでもディーラーオプションでラゲッジボードを装備する事が可能ですよ。

このラゲッジボードを使用すると、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手が格段に良くなるので、荷物をたくさん置く人とっては、十分に購入する価値のある装備だと思いました。

ヴィッツ ハイブリッドの荷室アレンジ&使い勝手レビュー

ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインをしています。
また、荷室・ラゲッジスペースのフロアを持ち上げると、このようなデザインの床下収納が登場します。
このハイブリッド車の荷室・ラゲッジスペースのサイズはガソリン車と同じ。ただ、実際にこのクルマの荷室を見てみると、奥行きはかなり狭め…。

競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタのアクア(AQUA)よりも荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、一回り狭くなっています。


■トヨタ アクアの荷室・ラゲッジルーム
室内が広くアクア(AQUA)よりも居住性・快適性に優れているのが、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の魅力の一つですが、この荷室・ラゲッジスペースの広さは、欠点なのかなと思いました。

後部座席の収納時の荷室・ラゲッジスペースの広さ

ヴィッツ ハイブリッドは、競合車・ライバル車と同様に後部座席の背もたれを収納して、広い荷室・ラゲッジスペースを作り出す事ができます。

後部座席の肩口にあるレバーを引いて、後部座席の背もたれを前方にパタンと倒すとこのような感じ。
奥行きがかなり広くなりましたよね。
これなら多くの荷物を積みこむ事ができそうです。

また、後部座席を収納する時の注目ポイントの一つが、ラゲッジボード。

ハイブリッド車の上位モデルに標準装備されているラゲッジボードを使用すると、このように後部座席の背もたれ部分で段差が生じずほぼフラットに…。
ちなみに、こちらはラゲッジボードを使用していない時の荷室・ラゲッジスペースの様子。
ラゲッジボードを使用しないと、このように大きな段差が生じてしまいます。このラゲッジボードの有無で荷室の使い勝手が全く異なりそうですよね。

荷室・ラゲッジルームの使い勝手を考えると、個人的にはラゲッジボードは装備されている方が良いのかなと思いました。


ヴィッツ ハイブリッドとガソリン車の荷室の違い

このようなデザインになっているヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の荷室・ラゲッジスペースですが、ガソリン車と異なる部分も…。

その一つが、後部座席のデザイン。

ハイブリッド車は全グレード共通して6対4分割方式の後部座席を採用しています。

そのためこのように左右分割して、後部座席をの背もたれを収納して広い荷室・ラゲッジスペースを作り出す事が可能です。
しかし、ガソリン車の場合、このような6対4分割方式を採用しているのは、上位モデルのUグレードなどごく一部のみ。

1.0リットルモデルのFグレードやジュエラ(Jewela)では、このように一体式の後部座席を採用しております。
なので、”3人乗り+大きい荷物”や”4人乗り+大きい荷物”のシートアレンジをする事はできません。

6対4分割方式の後部座席を搭載しているのとしていないのでは、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手が異なりますよね。

下位モデルの”Fグレード”などでも6対4分割方式の後部座席を搭載しているのは、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とガソリン車の大きな違いの一つだと思いました。


今回ネッツトヨタから新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっていました。

荷室サイズが小さいのはちょっと残念でしたが、全グレード通じて6対4分割方式の後部座席を採用しており、左右独立して後部座席を
収納できるのは、とても良いと思いました。

今回マイナーチェンジをして新発売されたヴィッツ(Vitz)はハイブリッド車とガソリン車で荷室・ラゲッジルームの使い勝手が異なります。
グレード選び、モデル選びをする際はこの荷室の装備や機能の違いにも注目した方が良いかもしれませんね。
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