【徹底解説】新型 トヨタ ヤリスってどんな車?グレードや外装・内装、カラーバリエーションや装備…販売時期は?

トヨタが世界で販売しているコンパクトハッチバック「ヤリス」の新型が発表されました。この記事では過去のヤリスの歴史を振り返ると共に、新型ヤリスの注目ポイントなどをご紹介していきます。
文・西川昇吾
ヴィッツからヤリスに車名変更になった?販売時期は?
まず「ヤリス」という車種名を聞いて「?」となる人もいるかもしれません。ヤリスは国内で販売されている「ヴィッツ」の海外仕様の車種名です。基本的に同一車種であるヴィッツとヤリス。今回のフルモデルチェンジで、国内モデルもヤリスという車種名が使われるようになり、全世界で車種名が統一されることとなりました。
ヤリスは1999年に初代が国内外で販売された事実上スターレットの後継となるコンパクトハッチバックカーで、今回のフルモデルチェンジで4代目となります。国内はもちろん、ヨーロッパ市場でも高い評価を受けているヤリスは、コンパクトハッチバック市場に影響を与えた1台とも言われています。トヨタから販売されている新型ヤリスの販売開始は2020年2月中旬予定です。(4WDのガソリンモデルは2020年4月予定)
ヤリスはラリーなどでも活躍するクルマ
ヤリスはエントリーカーながら、様々なモータースポーツで活躍を見せています。近年はヤリスをベースにしたワールドラリーカー「トヨタ・ヤリスWRC」で参戦する、世界ラリー選手権(WRC)での活躍が目覚ましく、2017年シーズンからの参戦ながら翌2018年シーズンにマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得しています。
また、エントリーモデルゆえの車両価格の安さや、各種パーツの安さなどから入門カテゴリーでもベース車両として使用されるケースも多いです。2000年から国内で始まったワンメイクレース(同一車種でのレース)では、日本初のナンバー付きレースとしてスタートし、ユーザーのモータースポーツ参加の敷居を下げた人気の参加型カテゴリーとなり、現在でも日本各地のサーキットで開催されています。このレースが人気となったことで、他メーカーもナンバー付きの車両によるワンメイクレースを開催するようになりました。
国内ラリーでもベース車両として人気が高く、全日本ラリーでもCVTモデルの参戦や、TGRラリーチャレンジでは専用クラスが存在するほど。それだけモータースポーツの「素材」としても愛されているのです。
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