【ネクセンタイヤに聞いた】冬道の走行をサポートするスタッドレスタイヤ”WINGUARD(ウィンガード)”シリーズの特徴・性能とは?

ネクセンタイヤ スタッドレスタイヤ ウィンガードアイス2 試乗画像

世界のあらゆる地域でタイヤを製造・販売するタイヤメーカーのネクセンタイヤに、乗用車用スタッドレスタイヤ「WINGUARD ice2(ウィンガードアイス2)」をはじめとして、WINGUARD(ウィンガード)シリーズの各製品の特徴や性能を直接伺ってみました。
ポルシェをはじめとする世界各国の自動車メーカーの新車装着タイヤとして採用されているネクセンタイヤだからこそ、スタッドレスタイヤでもその高い技術力を生かした製品が多く、不安定な路面も安心した走行を可能にしてくれるでしょう。
そんなネクセンタイヤが開発したスタッドレスタイヤの最新モデルからSUV用までのおすすめポイントをご紹介いたします。(取材日:2021年9月16日)

Chapter
ネクセンタイヤのこれまでの歩み
ネクセンタイヤの特徴と強み
ネクセンタイヤのスタッドレスタイヤ「WINGUARD ice2」の一押しポイント!
スタッドレスタイヤの価格帯はどのくらい?
ネクセンタイヤのスタッドレスタイヤ商品ライナップ
1.【3つの新技術搭載】WINGUARD ice2(ウィンガードアイス2)
2.【日本のSUV車に最適】WINGUARD ice SUV(ウィンガードアイスSUV)
3.【ヨーロッパ型高速タイプ】WINGUARD Sport2(ウィンガードスポーツ2)
機能性とデザイン性を兼ね備えたネクセンタイヤのスタッドレスタイヤに注目!

ネクセンタイヤのこれまでの歩み

ネクセンタイヤは韓国発のグローバルタイヤメーカーで、高品質と高い技術力を持つ会社です。
1942年にネクセンタイヤの大元となるフンアゴム工業が設立、そこから約80年の歳月をかけて、技術を磨いてきました。
1956年に韓国内で初めて自動車用タイヤの生産を開始、その約30年後の1986年に大手タイヤメーカーのミシュラン社と共同事業を立ち上げ、ミシュランタイヤ・コリアを設立、技術提携生産を開始しています。
また、1991年には日本のオーツタイヤとの提携も結んでいます。

その後、2000年にNEXEN TIRE Corporation(ネクセンタイヤ)に社名変更を行い、アメリカに法人会社を設立したのを皮切りに世界各地に拠点を設け、よりグローバルな会社へと発展していきました。
今では韓国だけでなく、ヨーロッパや日本でも信頼あるタイヤメーカーとして名を轟かせています。

ネクセンタイヤの特徴と強み

ネクセンタイヤは高い技術力をもつことから、ポルシェ、フォルクスワーゲン、三菱などの世界各国の自動車メーカーの新車装着用タイヤとして採用されています。
世界20カ国35拠点のグローバルネットワークを展開している中で、海外市場への供給を最前線で行うチャンニョン工場の規模や生産システムは群を抜いており、原材料の入庫から商品の出荷までほぼ自動化されているため、品質のばらつきがなく、一つ一つがより精度の高い商品として仕上がっていることも大きな特徴です。
また、ネクセンタイヤは欧州の自動車専門誌のタイヤテストでの高い評価を得たり、JD POWER 北米での2016年顧客満足度調査(新車装着タイヤ)で4位を獲得したりしています。

ネクセンタイヤのスタッドレスタイヤ「WINGUARD ice2」の一押しポイント!

ネクセンタイヤのスタッドレスタイヤのブランドはWINGUARD(ウィンガード)シリーズで、その性能も商品ごとで様々です。
WINGUARDシリーズは用途、車ごとに3タイプに分けられています。
乗用車用として販売されている「WINGUARD ice2(ウィンガードアイス2)」、SUV車用として販売されている「WINGUARD ice SUV(ウィンガードアイスSUV)」、そして高速走行に対応した「WINGUARD Sport2(ウィンガードスポーツ2)」が、スタッドレスタイヤのラインアップです。

ネクセンタイヤは海外でも販売を広く行っているため、どの国・地域で販売しても適正な走りを可能とした、バランスの良い性能を持っています。もちろん日本の冬季路面にも対応できるように製造されているので、特に注視されるアイス路面への対応もしっかり確保されています。
また、低温域から高温域まで対応したソフトコンパウンドを使用しているのも大きな特徴です。
特にしなやかさが失われてしまう気温7度以下の低温時にも、その柔らかさを保てるので、路面への接地もしっかり行ってくれるので安定性が抜群です。

その他のウェット性能やドライ性能にももちろん対応した作りとなっていますが、各製品ごとにどの性能に特化しているかは異なるため、どの性能を重視するかで最適な商品も変わってきます。

スタッドレスタイヤの価格帯はどのくらい?

ネクセンタイヤのスタッドレスタイヤは、種類やサイズにもよりますが、おおよそ4千円代〜2万円未満で1本購入することが可能です。
4本購入の価格帯だと、約1万6千円〜8万未満で揃えることが可能となっています。(CarMe編集部調べ)
タイヤは購入時の価格だけでなく、交換工賃や外した夏タイヤの保管費用等も必要になるかもしれません。
タイヤを交換してもらうお店の担当者に詳しい見積もりを聞くことをおすすめします。
(※ タイヤの販売価格について、メーカー(ネクセンタイヤ)ではオープン価格としています。)

ネクセンタイヤのスタッドレスタイヤ商品ライナップ

1.【3つの新技術搭載】WINGUARD ice2(ウィンガードアイス2)

WINGUARD ice2(ウィンガードアイス2)は2018年から発売された、主にアイス性能重視のスタッドレスタイヤです。
販売サイズは13インチから18インチの計25サイズを展開しています。

WINGUARD ice2の特徴として、3つの新技術で「効く止まる曲がる」というコンセプトが掲げられています。
その3つの新技術というのが、「アドバンスド・ソフトコンパウンド」「3Dサイプ」「非対称トレッドパターン」です。

まず「アドバンスド・ソフトコンパウンド」が効くという点についてです。
新たに開発されたアドバンスド・ソフトコンパウンドを採用することで、低温時にゴムの柔軟性を損なわず、高温時にはゴムの剛性を保つ特性を持っているため、どんな路面でも高いグリップ力を発揮してくれます。

次に、しっかり止まることをサポートする「3Dサイプ」についてです。
「3Dサイプ」とはタイヤ表面に入れられている細かい溝のサイプを、タイヤの接地面に対して垂直方向にジグザグした形で入れたことで、サイプ同士が噛み合い、タイヤの接地面を構成するブロックの倒れ込みを防ぎ、ブロック剛性と接地面を確保してくれる仕様のことです。
この3Dサイプの効果により、氷雪路でもドライ路面でもグリップ力と走行安定性を向上させています。

3つ目に「非対称トレッドパターン」で曲がることをサポートしているという点についてです。
イン側とアウト側であえてパターンを非対称にすることで、アイス、スノー路面でのトラクション性能を高くしていることが特徴です。
イン側は雪上でトラクション性能を発揮する横溝を多く採用しており、アウト側は剛性の高い大きなブロックを採用することでコーナリング性能とグリップ力を高めています。

2.【日本のSUV車に最適】WINGUARD ice SUV(ウィンガードアイスSUV)

ネクセン NEXEN (ネクセン) スタッドレスタイヤ WINGUARD ICE SUV 215/70R16 100Q

11,850円〜(税込)

雪上のブレーキ性能を向上した、まさに日本向けのスタッドレスタイヤ

SUV用に販売されているWINGUARD ice SUV(ウィンガードアイスSUV)は、グルーブと呼ばれる太い溝が4本入っており、排水性能に長けています。さらにそれと並行して細いグルーブも入っているので、ウェット路面だけでなく、シャーベット路面でも安定した走行が可能です。
また、デュアルVシェイプと呼ばれる、センターのV字状のブロックを基として、そこに集約されるようなV字を描いたパターンを採用しているので、雪上でのブレーキ性能が向上しています。
さらに、シャーベット路面での排水に有利な方向性のあるパターンとなっているので、ウェット性能も抜群です。
センター部に3Dブロックと呼ばれる特殊な形状を採用していることで、偏摩耗を抑制し、ロングライフ性能を高めています。
ショルダー部のブロックのサイプにも細かい工夫を施しており、ブロックの端から端までつなげるのではなく、切れ目をV字で入れることで、損なわれやすいブロック剛性を高め、より永く使えるような仕様になっています。

メーカー
ネクセン
モデル名
13304NX
偏平率
70
リム経
16インチ
重量
‎11.7 kg

3.【ヨーロッパ型高速タイプ】WINGUARD Sport2(ウィンガードスポーツ2)

WINGUARD Sports2(ウィンガードスポーツ2)は、運動性能が高く、より安定した走りを実現したスタッドレスタイヤです。
冬のトナカイとスキー板をモチーフにして開発されており、乗用車向けプレミアム・ハイパフォーマンス・アルパイン・スタッドレスタイヤとして販売されています。

その性能はいくつも凝縮されていますが、代表的なものとして3つ挙げられます。
まず、3Dウィンターサイプと呼ばれる細い溝を採用している点です。
波形のサイプの中間あたりに特殊な切れ込みを入れることで、スノー路面でのグリップを向上させました。
また、ドライ路面においても高いブロック剛性を確保し、走行安定性を向上させています。

次にショルダーブロック・グルーブと言われる溝を入れている点です。
車で曲がる際に横方向へ力がかかったとき、この溝を入れることで一つの大きなブロックとなり、ブロック剛性を高め、グリップ力が弱まりやすいウェット路面やスノー路面での排水を促して、走行の安定・安全性を向上させています。

そして、コンパウンドも分子のレベルから改良したものを採用しているので、より柔軟性の高いタイヤに仕上がっている点です。
低温でもしなやかさを失わないコンパウンドを実現するために、特殊なポリマーを使用しており、氷雪路でのパフォーマンスを大きく向上させています。

他にも着目したいポイントとして、パターンに工夫が凝らされている点が挙げられます。
高い駆動力を発揮できるようなショルダーブロック形状と最適なピッチ数での配置を行っていることが特徴です。
また、Vシェイプパターンを採用していることでウェット性能を高め、濡れた路面はもちろんのこと、シャーベット路面にも対応しています。
さらに、ジグザグとした形状のグルーブを取り入れたことで、撥水性能とエッジ効果を高めることに成功、冬のあらゆる路面におけるグリップを向上させました。

機能性とデザイン性を兼ね備えたネクセンタイヤのスタッドレスタイヤに注目!

様々なメーカーの新装車用タイヤにと認められた信頼性の高さから、こだわりのあるスタッドレスタイヤの魅力を知ることができました。
冬の悪い状態の道路でも走行安定性を確保する性能やパターンの細かさに、まさにデザイン性と機能性のいいとこ取りできるスタッドレスタイヤなのだと実感できますね。
寒さが本格化する冬の時期は、特に雪道や凍結路面に遭遇することが多いため、事前にスタッドレスタイヤへの交換を検討してみてはいかがでしょうか?

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