【実際に試してみた】一年中履きっぱなしで雪道も問題なし!ネクセンタイヤのオールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を工藤貴宏氏が徹底解説!

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ネクセンタイヤ

2021年現在、各タイヤメーカーがオールシーズンタイヤをリリースしていますが、オールシーズンタイヤとは一体どんなタイヤなのか?

今回は、ネクセンタイヤからリリースされているオールシーズンタイヤ「N blue 4Season(エヌブルー・フォーシーズン)」に注目し、モータージャーナリストの工藤 貴宏氏と共に実際に試してみました。乾いた舗装路(ドライ路面)、濡れた(ウェット)路面、高速道路や峠道、雪道に分けてテスト走行を実施。果たして、オールシーズンタイヤは雪道でもしっかり曲がり、しっかり止まり、安心して運転することができるのか。オールシーズンタイヤの安全性とネクセンタイヤの「N blue 4Season(エヌブルー・フォーシーズン)」の性能が気になる方はぜひ最後までこちらの記事をチェックしてみてください。

文:工藤 貴宏 / 写真:宮越 孝政

Chapter
ライター紹介・企画のいきさつとは・・・?
オールシーズンタイヤとは?
オールシーズンタイヤの魅力?ずっと履きっぱなしで本当に大丈夫なの?
オールシーズンタイヤを選ぶ際に注意したいこと
実際に試してみた!ネクセンタイヤの「N blue 4Season(エヌブルー・フォーシーズン)」の実力をチェック
乾いた舗装路(ドライ路面)での走りは?
高速道路や峠道での走りは?
濡れた(ウェット)路面での走りは?
雪道での走りは?
まさにスマートチョイスな「N blue 4Season」…一年中履きっぱなしにでき、氷は得意じゃないけど雪道もOK。

ライター紹介・企画のいきさつとは・・・?

筆者プロフィール : 工藤 貴宏(くどう たかひろ)

1976年生まれの自動車ライター。クルマ好きが高じて大学在学中から自動車雑誌編集部でアルバイトを開始。卒業後に自動車専門誌編集部や編集プロダクションを経て、フリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジン搭載のマツダCX-5。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

乗用車用のオールシーズンタイヤは近年、ヨーロッパを中心に需要が大きく伸びオールシーズンタイヤへの切り替えが顕著に表れています。欧州全体の市場ではすでに10%を超える占有率で販売本数も年々、増加傾向にあるようです。また、オールシーズンタイヤと呼ばれる種類の中でもタイヤに「スノーフレークマーク」※1の刻印がある場合、冬用タイヤ規制時の通行が認められているため、日本でも注目が高まっています。

今回は、そんなオールシーズンタイヤの走行性能や魅力を徹底解説すべく、モータージャーナリストの工藤 貴宏氏に協力いただき実際に試してみることになりました。インプレッションルートは、ネクセンタイヤからリリースされているオールシーズンタイヤ「N blue 4Season(エヌブルー・フォーシーズン)」を着用し、東京から関越自動車道を北上して新潟県のスキー場の駐車場へと走らせました。実際のドライ、ウェット、スノー、アイスの走行性能は一体どうなるのでしょうか。

※1 スノーフレークマークとは、ATSM(米国試験材料協会)規格において、厳しい寒冷地でも十分な性能を生かすことが認められた証

オールシーズンタイヤとは?

オールシーズンタイヤとは、サマータイヤ(ノーマルタイヤ)やスタッドレスタイヤよりの多くの路面にバランスよく対応できる、頼れるタイヤといっていいでしょう。

多くの人が日常的に履いているサマータイヤは、当然ながら降雪路面を走ることはできませんよね。いっぽうで雪道を走るためのスタッドレスタイヤは、舗装路を得意としません。そのうえ一般的には排水性が良くないため、雨天時も苦手なのです。

しかしオールシーズンタイヤなら、サマータイヤと同様の感覚で舗装路を走れ、いっぽうで冬でも雪道は凍った路面は得意としないものの、積雪であればしっかりとグリップを発揮するのが特徴。対応できるシーンが広いのです。感覚的には雪道も走れるサマータイヤと言っていいでしょう。

オールシーズンタイヤの魅力?ずっと履きっぱなしで本当に大丈夫なの?

オールシーズンタイヤのいいところ。それは冬になると路面が凍結する降雪地域に住んでいる人でなければ、一年を通して履きっぱなしでいられることです。

例えば東京など太平洋沿いの平地はほとんど雪が降りませんが、シーズンに数回ほど積雪することもあり、そのための用心として冬はスタッドレスタイヤに履き替える人もいますよね。しかし、舗装路から降雪路面までオールラウンドで走れるオールシーズンタイヤであれば、季節を通じて履いたままで大丈夫。サマータイヤにスタッドレスタイヤと2セットのタイヤを揃える出費も、冬の始まると春で年に2回ある履き替えの手間も、クルマから外したタイヤの保管場所や保管コストの心配からも解放されるというわけ。それが大きなメリットなのです。

オールシーズンタイヤを選ぶ際に注意したいこと

何を隠そう日本でもここ最近、オールシーズンタイヤの選択肢が増えています。ただ、選ぶ際に注意したいのは「スノーフレークマーク」とよばれる刻印の有無。これはATSM(米国試験材料協会)における規格で、厳しい寒冷地でも十分な走行性能を持つことを認められた証です。

このマークが備わるタイヤなら、高速道路の冬用タイヤ規制でもそのまま走行可能※1。一般的にオールシーズンタイヤと呼ばれる種類の中でも、より雪道で安心できるタイヤなのです。

※1 スタッドレスタイヤはそのまま走行可能ですが、サマータイヤはチェーン装着が必要です。また、「全車チェーン規制」道路の場合、スタッドレスタイヤを含むいかなるタイヤでもチェーン装着が必要となりますので、ご注意ください。

実際に試してみた!ネクセンタイヤの「N blue 4Season(エヌブルー・フォーシーズン)」の実力をチェック

今回は、ネクセンタイヤの「N blue 4Season」を履いて東京から新潟県のスキー場までドライブに出かけ、その性能を試してみました。

乾いた舗装路(ドライ路面)での走りは?

乾いた舗装路(ドライ路面)での走りはどうなのか?1年中履きっぱなしにするにあたり、まず気になるのはそこでした。いくら雪道を走れるタイヤとはいえ、舗装路を走っていてスタッドレスタイヤのようにフラフラする感覚があれば、安心して運転できませんから。

しかし、驚きました。市街地での「N blue 4Season」はサマータイヤと同じ感覚で、雪道も走れるタイヤということはまったく意識させることがないのです。交差点を曲がってもスタッドレスタイヤのようにハンドリングの手応えがあやふやだったり、クルマの傾きとその動きの速さが増える感じ(いわゆる腰砕け感)がなく、正直なところサマータイヤとの違いが分かりません。

意外だったのは、乗り心地がいいこと。雪に強いオールシーズンタイヤはこれまで馴染みがなかったので乗り心地は不安でしたが、これが新車装着のサマータイヤよりも優れるほどなのですから。加えて音も静かで、快適性に関しては感心するしかありません。それまで履いていたタイヤの銘柄によっては、比べると速度の低い領域で若干のノイズを感じるかもしれませんが、煩いということは決してなく、気になるというレベルではないと思います。

高速道路や峠道での走りは?

高速道路や峠道でも、その印象は変わりませんでした。スタッドレスタイヤと違ってしっかり感があって、運転している感覚はサマータイヤと何ら変わらないもの。高速道路を走っていてハンドルの手ごたえがあいまいになることも、直進性が悪化してハンドル修正が増えるようなこともありません。だから安心して走ることができます。速度が高まるにつれて風切り音など全体の騒音が増えることもあり、タイヤが発生するノイズもまったく気になりません。

ただし、初期応答のシャープさや限界性能など峠道でのハンドリング性能はドライ路面用のスポーツタイヤに比べると劣ります。だからスポーティな走りを楽しもうという人はスポーツ銘柄のサマータイヤのほうがいいでしょう。しかし、そこまで求めないのであれば、一般的なドライバーの日常使用であれば十分なドライ性能だと断言できます。

濡れた(ウェット)路面での走りは?

東京を出発し関越自動車道を北上すると、埼玉を超えて群馬に入りますが、新潟県との境となる山岳区間では雨が降ってきました。実は、ここがオールシーズンタイヤの本領発揮です。日本のスタッドレスタイヤは一般的に氷上(アイス路面)での性能を重視した設計で、その影響から排水性がよくありません。そのため濡れた路面、特に路面に水が溜まった状態だと滑りやすく、スリップやハイドロプレーニング現象を起こしやすくなってしまいます。

しかし、オールシーズンタイヤは排水性能に優れたトレッドパターン(接地面のデザイン)を採用しているので、スタッドレスタイヤに比べて濡れた路面も安心。昨今、激しい雨が増えて道路に水が溜まる状況が増えています。そんなときでも安心感が高いのが、オールシーズンタイヤのメリットのひとつと感じました。サマータイヤでもスタッドレスタイヤでも苦手とする、雪にはならない程度の寒い雨の日でも、オールシーズンタイヤなら安心して走れるのです。

雪道での走りは?

さて、気になる雪道はどうなのか?これは走るシーンによって印象が違います。安心できるのは積雪路。路面が凍っておらず、雪が積もっているだけなら、スタッドレスタイヤと同等、もしくはそれ以上の走破性で不安は全くありません。「N blue 4Season」などスノーフレーク付きのオールシーズンタイヤであれば雪道を安心して走ることができることがよくわかりました。特に、排水性能に優れたトレッドパターンの採用でシャーベット状の路面での走行性能が高く、ここまで走れるとは驚きました。

いっぽうで路面が凍っていると、やはりスタッドレスタイヤの出番となります。オールシーズンタイヤはスノーフレークマークがついていても氷の上では十分なグリップが期待できないので、路面が凍る場所を頻繁に走行するならスタッドレスタイヤを選ぶべきでしょう。

とはいえオールシーズンタイヤは、サマータイヤのように氷の上でまったくグリップしないというわけではありません。わずかに凍っている程度なら、スピードをしっかり落として慎重に走れば前へ進むことができます。慎重に走ることが重要です。

まさにスマートチョイスな「N blue 4Season」…一年中履きっぱなしにでき、氷は得意じゃないけど雪道もOK。

昨今は除雪が徹底しているうえに融雪剤を活用するので、雪国でも主要道路であれば降雪後に凍結することが少なくなりました。今回の真冬のドライブでも、主要道路を走っている限りオールシーズンタイヤで困るようなシーンは皆無。雪が降っても路面がアイスバーンにならない限りは対応できるので、東京に住んでいる人が年に数回スキー場に行く程度であれば「N blue 4Season」等のスノーフレークマーク付きのオールシーズンタイヤで十分に事足りることを実感しました。

もちろん、冒頭に書いたように太平洋沿いの地域に住んでいる人が「雪でも走れるサマータイヤ」として装着するのにもマッチングがいいですね。今回、試乗したオールシーズンタイヤ「N blue 4Season」は、雪道を走ることはほぼないけれど保険としてスタッドレスタイヤを装着する…という人にもいいでしょう。

「N blue 4Season」は、一年中履きっぱなしにでき、氷は慎重に運転すればなんとかクリアでき、雪道はOKといったまさにスマートチョイスなタイヤでした。

島下泰久さん飯田裕子さんによるエヌブルー4シーズン【雪道試乗動画】もチェック!

工藤 貴宏|くどう たかひろ

1976年生まれの自動車ライター。クルマ好きが高じて大学在学中から自動車雑誌編集部でアルバイトを開始。卒業後に自動車専門誌編集部や編集プロダクションを経て、フリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジン搭載のマツダCX-5。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

工藤 貴宏