車のマフラーから異音…!? その原因と対処法は?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
エンジンをかけた途端に、床下からカンカンとか、ビーとか、音はさまざまですが、普段と違う音が聞こえる時がありませんか?いわゆる異音というものですが、その原因はどこにあるのでしょうか。今回は、マフラーからの異音の原因と対処法を考えてみましょう。
コールドスタート時の異音は問題なし?
エンジンがアイドリングしている時、通常なら異音はありません。しかしエンジンをかけた直後、特に朝や夜などの冷えた状態で行ったときだけ、マフラーの排気音がうるさくなったり、チリチリした音が気になることはありませんか?
このような状況で異音が出る場合は、アイドルアップが原因と思われます。
アイドルアップとは、コールドスタート時にアイドリングの回転数を上げてエンジンが暖まるのを促します。この時、エンジンやマフラーといった排気系がキンキンに冷えている場合は、普段とは違う共鳴音がすることがあります。
しかしこれは、純粋に”冷えている”ことが問題なだけであって、車の故障などではありません。暖まるまで待ちましょう。
このような状況で異音が出る場合は、アイドルアップが原因と思われます。
アイドルアップとは、コールドスタート時にアイドリングの回転数を上げてエンジンが暖まるのを促します。この時、エンジンやマフラーといった排気系がキンキンに冷えている場合は、普段とは違う共鳴音がすることがあります。
しかしこれは、純粋に”冷えている”ことが問題なだけであって、車の故障などではありません。暖まるまで待ちましょう。
停車中にカンカン鳴るのは遮熱板が原因?
熱い寒いに関わらず、走り出さないうちからエンジン始動後にカンカンと金属音がする場合は、遮熱板が変形してマフラーに干渉しているケースが多いです。
車体底面の前方に取り付けられている遮熱板は、マフラーの一番熱い部分と乾燥した草などが直に接触して過熱延焼するのを防ぐためのパーツです。しかし場所が場所だけに悪路でヒットして歪んでいることも多いです。
また歪みや外れかけが原因で、金属音がしていることも多いので、異音が聞こえたら遮熱板を疑ってみましょう。
同様に、マフラーより根元のエキゾーストマニホールドの遮熱板も、超高温になるだけでなく、フロントエンジン車の場合は雨風やら潮風、融雪剤やらの原因による錆で腐食破損が多いです。振動による接触で、金属音が派手に鳴ります。
いずれのケースでも、板金や溶接での修理、もしくは新品を注文して交換しましょう。
車体底面の前方に取り付けられている遮熱板は、マフラーの一番熱い部分と乾燥した草などが直に接触して過熱延焼するのを防ぐためのパーツです。しかし場所が場所だけに悪路でヒットして歪んでいることも多いです。
また歪みや外れかけが原因で、金属音がしていることも多いので、異音が聞こえたら遮熱板を疑ってみましょう。
同様に、マフラーより根元のエキゾーストマニホールドの遮熱板も、超高温になるだけでなく、フロントエンジン車の場合は雨風やら潮風、融雪剤やらの原因による錆で腐食破損が多いです。振動による接触で、金属音が派手に鳴ります。
いずれのケースでも、板金や溶接での修理、もしくは新品を注文して交換しましょう。
走行中もカンカン鳴る場合は?
遮熱板の干渉音というのは不思議と走り出すと収まるものですが、走っているときに、何かに当たったような音がするのは、マフラーがどこかと干渉しているケースが多いです。
純正状態なら、事故の不完全な修理や、駐車場の車止めなどにマフラーを当てて、マフラーハンガーが歪んだということが無ければまず起きません。
この音がする場合は、マフラーそのものを太いパイプや取りまわしの異なるものに交換しているか、アーム類や追加メンバー、スタビライザーなど、何かしら下回りのパーツを交換したり、車高を下げたりしている車に多くみられます。停車状態で安定していればギリギリ当たらないものの、走行中にマフラーやパーツが動く事で当たってしまうのです。
その場合、マフラーを丹念に点検すれば当たっている箇所が判明できるので、初歩的な対処法として、ハンガーからマフラーを吊り下げているハンガーゴムを交換したほうがいいでしょう。
干渉している部品から離すための長いハンガーゴムや、マフラーの動きを抑える硬いハンガーゴムなどは、カー用品店などで販売されているので、うまくいけばそれだけで解決します。それでも解決しない場合は、ハンガーを加工したり、マフラーそのものの曲がりを直すなど、ちょっとばかり大がかりな作業になります。
純正状態なら、事故の不完全な修理や、駐車場の車止めなどにマフラーを当てて、マフラーハンガーが歪んだということが無ければまず起きません。
この音がする場合は、マフラーそのものを太いパイプや取りまわしの異なるものに交換しているか、アーム類や追加メンバー、スタビライザーなど、何かしら下回りのパーツを交換したり、車高を下げたりしている車に多くみられます。停車状態で安定していればギリギリ当たらないものの、走行中にマフラーやパーツが動く事で当たってしまうのです。
その場合、マフラーを丹念に点検すれば当たっている箇所が判明できるので、初歩的な対処法として、ハンガーからマフラーを吊り下げているハンガーゴムを交換したほうがいいでしょう。
干渉している部品から離すための長いハンガーゴムや、マフラーの動きを抑える硬いハンガーゴムなどは、カー用品店などで販売されているので、うまくいけばそれだけで解決します。それでも解決しない場合は、ハンガーを加工したり、マフラーそのものの曲がりを直すなど、ちょっとばかり大がかりな作業になります。
爆音マフラーは交換しよう!
マフラーを交換したわけでもないのに爆音になったという場合は、単純にひどい排気漏れをしているか、タイコの中身が劣化や脱落により消音機能が損なわれている恐れがあります。
社外品ならばサイレンサーの装着で対処できる場合もありますが、2010年4月以降に生産された車の場合は、脱着式サイレンサーが車検NGになっており、インナーサイレンサーまでつけるなら新品を買い直したほうが安上がりです。
このような”覚えが無い爆音は、マフラーの寿命”と考えて、マフラーを交換したほうがいいかもしれませんね。どうしても古い車で新品マフラーが手に入らないという場合に限り、タイコ部分を他車から流用するなどの荒業で乗り切りましょう。
社外品ならばサイレンサーの装着で対処できる場合もありますが、2010年4月以降に生産された車の場合は、脱着式サイレンサーが車検NGになっており、インナーサイレンサーまでつけるなら新品を買い直したほうが安上がりです。
このような”覚えが無い爆音は、マフラーの寿命”と考えて、マフラーを交換したほうがいいかもしれませんね。どうしても古い車で新品マフラーが手に入らないという場合に限り、タイコ部分を他車から流用するなどの荒業で乗り切りましょう。
マフラーからの異音には、さまざまな原因があります。異音が発生した際には、決して焦らずに車の状態・環境を把握し、それにあった対処をしてください。日々のメンテナンスも忘れずに!