エンジンルームからの「キュルキュル」という異音…その原因と対処法は?
更新日:2022.03.16

※この記事には広告が含まれる場合があります
エンジンルームから「キュルキュル」と聞きなれない異音がすることがあります。おおよそエンジンルーム内のベルト類が音の発生源です。ベルトには、タイミングベルトの他に、ファンベルトやオルタネーターベルト、エアコンベルトなど様々な種類があります。
それぞれの役割と異音発生時の確認、対処法についてみてみましょう。
それぞれの役割と異音発生時の確認、対処法についてみてみましょう。
まずはタイミングベルト
タイミングベルトは、クランクシャフトとカムシャフトをつなぐベルトです。クランクシャフトとカムシャフトの回転タイミングを上手く合わせるベルトであるため、タイミングベルトと呼ばれます。
このベルト、実はボンネットを開けても目に見える場所にはありません。目の前に見えているベルトをタイミングベルトだと判断してしまったら、それは間違いですので気を付けましょう。
タイミングベルトは、カバーなどで保護されており、内側に入っている場合がほとんどです。これは、異物などが挟まりタイミングがずれるとエンジンが正常に動作しなくなる可能性があるためです。
そして、おおむね10万キロに達する頃に一度交換する必要がある部品です。また、ゴムを主成分としているため、走行距離が伸びなくても、製造から年数が経っている場合は点検が必要です。最近では、タイミングベルトを金属製のチェーンで構成しているエンジンも多く、チェーンの場合は25万キロ程度までメンテ不要ともいわれています。
このベルト、実はボンネットを開けても目に見える場所にはありません。目の前に見えているベルトをタイミングベルトだと判断してしまったら、それは間違いですので気を付けましょう。
タイミングベルトは、カバーなどで保護されており、内側に入っている場合がほとんどです。これは、異物などが挟まりタイミングがずれるとエンジンが正常に動作しなくなる可能性があるためです。
そして、おおむね10万キロに達する頃に一度交換する必要がある部品です。また、ゴムを主成分としているため、走行距離が伸びなくても、製造から年数が経っている場合は点検が必要です。最近では、タイミングベルトを金属製のチェーンで構成しているエンジンも多く、チェーンの場合は25万キロ程度までメンテ不要ともいわれています。
他に必要な動力を生み出すベルト
さて、タイミングベルトとは異なり、露出しているベルト類も多々あります。それが、ファンベルトやエアコンベルトなどです。高級車などでエンジンルーム全体がカバーされた車だと見えにくいのですが、多くの車では目視確認することが可能です。
これらのベルトは、クランクシャフトの回転運動をベルトを利用して、オルタネーターやエアコン、パワーステアリングやウォーターポンプなどを動作させるために使います。
古い車やパワーの小さい軽自動車を乗ったころがある方であれば、エアコンを動作させるとパワーが落ちる、という経験は少なからずあるのではないでしょうか。エアコンの動力は、エンジンから取っているため、エアコンが動作しているかどうかで、エンジンパワーに大きく違いが出たためです。
ある程度、排気量やパワーのある車であれば、体感する程パワーダウンしないため関係ありません。1本のベルトで構成されているモデルもあれば、用途に応じて複数のベルトが存在するものまで様々で、一概に語れるものでもないと言えます。
これらのベルトは、クランクシャフトの回転運動をベルトを利用して、オルタネーターやエアコン、パワーステアリングやウォーターポンプなどを動作させるために使います。
古い車やパワーの小さい軽自動車を乗ったころがある方であれば、エアコンを動作させるとパワーが落ちる、という経験は少なからずあるのではないでしょうか。エアコンの動力は、エンジンから取っているため、エアコンが動作しているかどうかで、エンジンパワーに大きく違いが出たためです。
ある程度、排気量やパワーのある車であれば、体感する程パワーダウンしないため関係ありません。1本のベルトで構成されているモデルもあれば、用途に応じて複数のベルトが存在するものまで様々で、一概に語れるものでもないと言えます。
<次のページに続く>
- 次ページ
- 劣化するとどうなる?