カーリースは名義変更できる?契約者以外の人も運転してよいの?
更新日:2024.09.09
カーリースの車は、契約者の家族が名義変更をせずに乗ることはできるのでしょうか。購入した車であれば家族でも気軽に乗れるため、疑問に思う方も多いと思います。当記事では、カーリースの名義変更や契約者以外の人の利用について解説します。
カーリースの名義変更は基本的にできない
原則、カーリースの名義変更はできません。
主な理由は、車検証の登録名義はカーリース会社だからです。そもそもカーリースとは、カーリース会社が所有している車両を貸し出す仕組みであり、月額料金という形で定めた期間だけ貸し出しを行います。
つまり「借り手」に該当する契約者には、名義変更を行う権利が与えられていないのです。
主な理由は、車検証の登録名義はカーリース会社だからです。そもそもカーリースとは、カーリース会社が所有している車両を貸し出す仕組みであり、月額料金という形で定めた期間だけ貸し出しを行います。
つまり「借り手」に該当する契約者には、名義変更を行う権利が与えられていないのです。
車検証の名義について
そもそも車検証に記載される名義には、「所有者」と「使用者」の2つの名義があります。
カーリースを利用する場合、車両の所有者は「カーリース会社」、使用者は「契約者」が記載されることが一般的です。先述のとおり、車両を所有しているのはカーリース会社であり、カーリース会社の車両を使用するのは契約者だからです。
では、車検証の名義がカーリース会社であると、どんなメリットやデメリットがあるのか次で詳しく見ていきましょう。
カーリースを利用する場合、車両の所有者は「カーリース会社」、使用者は「契約者」が記載されることが一般的です。先述のとおり、車両を所有しているのはカーリース会社であり、カーリース会社の車両を使用するのは契約者だからです。
では、車検証の名義がカーリース会社であると、どんなメリットやデメリットがあるのか次で詳しく見ていきましょう。
名義がカーリース会社であることのメリット
所有者の名義がカーリース会社であることのメリットは、次のとおりです。
1. 車の登録を代わりに行ってもらえる
2. 毎年の自動車税を支払う必要がない
上から順番に解説していきます。
1. 車の登録を代わりに行ってもらえる
2. 毎年の自動車税を支払う必要がない
上から順番に解説していきます。
メリット①:車の登録を代わりに行ってもらえる
名義がカーリース会社の場合、面倒な車の登録を代わりに行ってもらえることがメリットです。
そもそも車検証に記載されている所有者とは「車の所有権のある人」のことであり、登録の手続きを行う義務が発生します。一方の使用者とは「車を実際に利用する人」のことであり、適切に車を管理する義務はあっても登録の手続きを行う必要はありません。
車の購入時には、市区町村役場で住民票や印鑑証明書を発行してもらって、ディーラーや中古車販売店で手続きを行う必要があります。このような手続きが面倒であれば、カーリースの利用をおすすめします。
そもそも車検証に記載されている所有者とは「車の所有権のある人」のことであり、登録の手続きを行う義務が発生します。一方の使用者とは「車を実際に利用する人」のことであり、適切に車を管理する義務はあっても登録の手続きを行う必要はありません。
車の購入時には、市区町村役場で住民票や印鑑証明書を発行してもらって、ディーラーや中古車販売店で手続きを行う必要があります。このような手続きが面倒であれば、カーリースの利用をおすすめします。
メリット②:毎年の自動車税を支払う必要がない
毎年の自動車税を支払う必要がない点も、名義がカーリース会社であるメリットです。
所有者の名義がカーリース会社なので、自動車税の支払い義務もカーリース会社にあるからです。
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税される税金です。納税しないと車検が受けられないほか、納税を延滞すると延滞金の発生といったペナルティが生じます。
カーリースであれば自動車税の支払いをカーリース会社に任せられるので、上記のようなペナルティを契約者が受ける心配はありません。
所有者の名義がカーリース会社なので、自動車税の支払い義務もカーリース会社にあるからです。
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税される税金です。納税しないと車検が受けられないほか、納税を延滞すると延滞金の発生といったペナルティが生じます。
カーリースであれば自動車税の支払いをカーリース会社に任せられるので、上記のようなペナルティを契約者が受ける心配はありません。
名義がカーリース会社であることのデメリット
以下は、名義がカーリース会社であることのデメリットです。
1. 改造することができない
2. 車の売却ができない
順番に詳細を説明していきます。
1. 改造することができない
2. 車の売却ができない
順番に詳細を説明していきます。
デメリット①:改造することができない
カーリース会社の名義では、改造できないことがデメリットです。
自分の車ではないので、契約期間を終えると返却する必要があります。
カーリース会社によっては改造が認められる場合もあるかもしれませんが、基本的には返却時には原状回復が前提です。改造はできても、返却時に戻せないような改造やカスタムは禁止されている場合がほとんどです。
車の改造やカスタムをする予定があるなら、買取りできるカーリースを利用するか車を購入しましょう。
自分の車ではないので、契約期間を終えると返却する必要があります。
カーリース会社によっては改造が認められる場合もあるかもしれませんが、基本的には返却時には原状回復が前提です。改造はできても、返却時に戻せないような改造やカスタムは禁止されている場合がほとんどです。
車の改造やカスタムをする予定があるなら、買取りできるカーリースを利用するか車を購入しましょう。
デメリット②:車の売却ができない
車の売却ができないことも、カーリース会社が名義であるデメリットです。
カーリースの契約期間が終わると、借りた車両を返却する必要があります。
ローンで購入する場合は、自身の所有物になるので売却も自由です。しかし、カーリースの場合はリース会社の所有物なので、中古車販売店などに売却することはできません。
ただし、リース期間終了後に買い取って名義変更を済ませたあとであれば、自身の所有物になっているため売却は可能です。
以上の理由から、車の売却を前提とするなら買取り可能なカーリースの利用やローンでの購入を検討しましょう。
カーリースの契約期間が終わると、借りた車両を返却する必要があります。
ローンで購入する場合は、自身の所有物になるので売却も自由です。しかし、カーリースの場合はリース会社の所有物なので、中古車販売店などに売却することはできません。
ただし、リース期間終了後に買い取って名義変更を済ませたあとであれば、自身の所有物になっているため売却は可能です。
以上の理由から、車の売却を前提とするなら買取り可能なカーリースの利用やローンでの購入を検討しましょう。
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近藤 大助
自動車メディアでの執筆経験は約5年。エイチームの「ナビクルcar」や「トヨタの中古車アプリ・remobii」の記事のほか、八重洲出版のバイク専門誌「モーターサイクリスト」、中古車ガリバー、Keeper Proといった大手の出版社や企業の記事を執筆。「Yahoo!ニュース」掲載経験あり。