カーリースをおすすめしないと言う人がいるのはなぜ?
更新日:2024.09.09
「カーリースはおすすめしない」という声を聞くことがありますが、それはなぜなのでしょうか。カーリースが「おすすめしない」と言われる理由と、カーリースで失敗しないためのプラン選びのコツについて解説します。
- Chapter
- カーリースが「おすすめしない」と言われる理由
- 「カーリースは中途解約できないからおすすめしない」
- 「カーリースは走行距離に制限があるからおすすめしない」
- 「カーリースは車をカスタマイズできないからおすすめしない」
- 「カーリースは契約満了時に残価精算があるからおすすめしない」
- 「カーリースは事故などの際の修理費が自己負担になるからおすすめしない」
- 「カーリースは車が自分のものにならないからおすすめしない」
- 「カーリースは購入するより支払い総額が高いのでおすすめしない」
- カーリースを「おすすめしない」と言う人に教えてあげたい!自分に合うプランの選び方
- 契約期間は慎重に設定する
- 余裕をもたせて走行距離を設定する
- 頭金やボーナス払いの有無をチェックする
- 契約満了時の残価精算をなくしたいなら「クローズドエンド方式」を選ぶ
- 契約満了時の選択肢を確認しておく
- カーリースの利用を始めたら、任意保険の加入も忘れずに
- まとめ:ストレスなく車を使用したい人にはカーリースがおすすめ
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カーリースが「おすすめしない」と言われる理由
近年、人気が上昇しているカーリース。しかし、中には、カーリースを「おすすめしない」と言う人もいます。カーリースが「おすすめしない」と言われるのは、一体なぜなのでしょうか。
「カーリースは中途解約できないからおすすめしない」
カーリースは、契約時に「3年」「5年」などの中から契約期間を選ぶことになっています。設定した期間の途中では、リース契約を解約することはできません。そのため、「いつでも自分の好きなタイミングで車を手放したい」という方には、カーリースはおすすめできません。
基本的には中途解約が不可とされるカーリースですが、「海外に転勤になった」「大きなケガをして運転できなくなった」などの場合は、中途解約が認められることもあります。ただし、中途解約の際には、「違約金」として残りの期間のリース料金を一括で支払わなければならないことが一般的ですのでご注意ください。
基本的には中途解約が不可とされるカーリースですが、「海外に転勤になった」「大きなケガをして運転できなくなった」などの場合は、中途解約が認められることもあります。ただし、中途解約の際には、「違約金」として残りの期間のリース料金を一括で支払わなければならないことが一般的ですのでご注意ください。
「カーリースは走行距離に制限があるからおすすめしない」
一般的なカーリースには、年間走行距離に制限が設けられています。これは、過走行による車の劣化を防いで、契約満了時の車の価値を一定以上に保つためのものです。
リース車で設定された距離を超える走行をすると、追加料金がかかることもあるのでご注意ください。なお、走行距離制限オーバーによる追加料金は、リース会社により異なりますが3~15円/kmが相場のようです。
リース車で設定された距離を超える走行をすると、追加料金がかかることもあるのでご注意ください。なお、走行距離制限オーバーによる追加料金は、リース会社により異なりますが3~15円/kmが相場のようです。
「カーリースは車をカスタマイズできないからおすすめしない」
カーリースの場合、基本的に、契約が終われば車を返却することになっています。返却するときは、車を借りたときと同様の状態にしておくことが求められます。つまり、リース車を勝手にカスタマイズしたり改造したりすることはできません。
リース会社によっては原状回復できる程度であればカスタマイズを認めている場合もありますが、その場合も原状回復にかかる費用は契約者の負担となります。
リース会社によっては原状回復できる程度であればカスタマイズを認めている場合もありますが、その場合も原状回復にかかる費用は契約者の負担となります。
「カーリースは契約満了時に残価精算があるからおすすめしない」
「カーリースは契約満了時に多額の費用が請求されるからおすすめしない」という声を聞くことがあります。たしかに、カーリースを利用する際、契約方式によっては契約満了時に追加費用が発生することもあります。
カーリースには、「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類の契約方式があります。前者が契約前に車の予定残価(契約満了時の価値)を公開するのに対し、後者は予定残価を非公開としています。一般的に、オープンエンド方式のほうが月々のリース料金が安くなる傾向がありますが、オープンエンド方式では契約満了時の市場価格の変動などによって予定より車の価値が下がると、差額を追加で支払わなくてはなりません。
カーリースには、「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類の契約方式があります。前者が契約前に車の予定残価(契約満了時の価値)を公開するのに対し、後者は予定残価を非公開としています。一般的に、オープンエンド方式のほうが月々のリース料金が安くなる傾向がありますが、オープンエンド方式では契約満了時の市場価格の変動などによって予定より車の価値が下がると、差額を追加で支払わなくてはなりません。
「カーリースは事故などの際の修理費が自己負担になるからおすすめしない」
カーリースの利用中に事故などで車に傷がついたり故障したりしたとき、その修理費は契約者の自己負担となります。そのため、「カーリースだと修理費を自己負担しなくてはいけないからおすすめできない」と言う人もいます。
しかし、事故の際の車の修理費が自己負担となるのは、リース車だけでなくマイカーも同様です。そのため、車の修理費が自己負担になることがカーリースをおすすめしない理由にはならないのではないでしょうか。
しかし、事故の際の車の修理費が自己負担となるのは、リース車だけでなくマイカーも同様です。そのため、車の修理費が自己負担になることがカーリースをおすすめしない理由にはならないのではないでしょうか。
「カーリースは車が自分のものにならないからおすすめしない」
カーリースは月々定額で一定期間車を借りるサービスです。そのため、基本的には契約が満了すれば車を返却しなくてはなりません。
「毎月お金を払っているのに、いつまでたっても車が自分のものにならないのなら、カーリースより自分で車を購入するほうがよいのでは...」と考える方もいるでしょう。しかし、すべてのカーリースが必ず車を返却しなくてはならないわけではありません。リース会社やプランによっては、契約満了時に残価を支払うことで、車を買い取ることができる場合もあります。
「毎月お金を払っているのに、いつまでたっても車が自分のものにならないのなら、カーリースより自分で車を購入するほうがよいのでは...」と考える方もいるでしょう。しかし、すべてのカーリースが必ず車を返却しなくてはならないわけではありません。リース会社やプランによっては、契約満了時に残価を支払うことで、車を買い取ることができる場合もあります。
「カーリースは購入するより支払い総額が高いのでおすすめしない」
「カーリースは購入するより支払い総額が高いのでおすすめしない」と言う人もいます。たしかに、プランによっては、契約期間中に支払うリース料金の総額が車両本体価格よりも高くなる場合があります。
しかし、カーリースの月々の料金には、車両そのものの費用以外に税金などの諸費用も含まれています。そのため、「カーリースのほうが支払い総額が高い」と一概に言うことはできません。
しかし、カーリースの月々の料金には、車両そのものの費用以外に税金などの諸費用も含まれています。そのため、「カーリースのほうが支払い総額が高い」と一概に言うことはできません。
カーリースを「おすすめしない」と言う人に教えてあげたい!自分に合うプランの選び方
「カーリースはおすすめしない」と言われる理由のほとんどは、適切なプランを選ぶことで解消することができます。カーリースで後悔しないためのプラン選びのコツについて見ていきましょう。
契約期間は慎重に設定する
カーリースを利用する際は、契約期間を慎重に選びましょう。カーリースは基本的に中途解約できませんし、例外的に中途解約できたとしても多額の違約金が発生してしまいます。そのため、カーリースでは、中途解約とならないように契約期間を選択することが重要です。ご自身のライフプランに合わせて、適切な契約期間を選びましょう。
余裕をもたせて走行距離を設定する
多くのカーリースでは、契約時に走行距離を設定します。走行距離を選ぶ際は、余裕をもたせておくことがポイント。あまりギリギリの距離を設定してしまうと、「走行距離をオーバーして追加料金がかかってしまった」「走行距離を超えないか気になって、使いたいときに使えなかった」などのような事態を招いてしまいます。ストレスなく運転を楽しむために、走行距離制限は余裕をもたせて設定しましょう。
頭金やボーナス払いの有無をチェックする
月々定額で車を借りるカーリース。ただし、プランによっては頭金やボーナス払いの設定がある場合もあります。頭金やボーナス払いを利用すれば、その分だけ月々の負担は軽くなりますが、月によっては出費が増えてしまいます。プランを選ぶ際は、これらのメリットやデメリットを考慮した上で、ご自身に合ったものを選ぶようにしましょう。
契約満了時の残価精算をなくしたいなら「クローズドエンド方式」を選ぶ
カーリースのリース会社やプランを選ぶ際には、契約方式にも注目してみましょう。カーリースの契約方式には、「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類があります。このうち、オープンエンド方式には、契約満了時の残価精算のリスクがあります。「契約満了時に追加費用を発生させたくない」という方は、クローズドエンド方式を選びましょう。
契約満了時の選択肢を確認しておく
カーリースの契約満了時の選択肢は、リース会社やプランにより異なります。例えば、「車を返却する」「同じ車を再リースする」以外に「残価を支払えば車を買い取れる」といった選択肢のあるプランや、契約満了時に車がもらえるプランもあります。カーリースのプランを選ぶ際は、契約満了時の選択肢もチェックしておきましょう。
カーリースの利用を始めたら、任意保険の加入も忘れずに
カーリースの利用中に事故を起こすと、車の修理費は契約者の自己負担となります。また、事故で車が全損になると、そのタイミングでカーリースは強制解約となり、違約金として残りの期間のリース料金を請求されてしまいます。
このようなリスクに備えるためには、任意保険への加入が欠かせません。任意保険の「車両保険」に加入していれば、車の修理費や全損事故での違約金を保険でカバーできる可能性があります。カーリースを利用する際は、必ず任意保険にも加入しておきましょう。
このようなリスクに備えるためには、任意保険への加入が欠かせません。任意保険の「車両保険」に加入していれば、車の修理費や全損事故での違約金を保険でカバーできる可能性があります。カーリースを利用する際は、必ず任意保険にも加入しておきましょう。
まとめ:ストレスなく車を使用したい人にはカーリースがおすすめ
「おすすめしない」なんて言われることのあるカーリースですが、自分に合うプランを選びさえすれば、デメリットよりもメリットの方が大きいサービスです。月々の車に関する費用を定額にして、ストレスなく車を使いたいという方は、ぜひカーリースを利用してみてはいかがでしょうか。
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今村 まりな
教育現場に勤務しながら、2015年よりフリーライターとしての活動をスタートする。2019年からは大手自動車メディアでコラムの執筆を担当。これまでにカーリースや自動車保険などカーライフに関する記事を300本以上制作している。