カーリースとは?メリット・デメリットまでわかりやすく解説

カーリース

※この記事には広告が含まれます

近年、「カーリース」という単語を聞くことも増えてきました。カーリースは月額料金だけで車を持てることから、現在注目されています。そのため、カーリースについて詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。そこで、この記事ではカーリースの概要からメリット・デメリットまでわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
Chapter
カーリースとは?
レンタカーとの違い
カーシェアとの違い
カーリースの4つのメリット
メリット①:最初にまとまったお金が必要ない
メリット②:豊富な車種から選べる
メリット③:手続きが簡単
メリット④:(法人の場合)リース料金を経費にできる
カーリースの6つのデメリット
デメリット①:中途解約できない
デメリット②:総額で見ると割高な場合も
デメリット③:走行距離に制限がある
デメリット④:残価精算のリスクがある
デメリット⑤:カスタマイズに制限がある
デメリット⑥:審査を受ける必要がある
カーリースが向いている人
カーリースは向いてない人
カーリースを利用する流れ
①見積
②申し込み
③審査
④契約
⑤納車
⑥返却
カーリースを選ぶ3つのポイント
ポイント①:月額料金
ポイント②:サポート・特典
ポイント③:取扱車種
おすすめのカーリース4選
おトクにマイカー 定額カルモくん:月額1万円から車を持てる
ニコノリ:月額5,500円の激安カーリース
KINTO:トヨタ公式カーリース
ユズカリ:中古車専門カーリース
カーリースでカーライフを充実させよう

カーリースとは?

カーリースとは、ざっくり言うと「車のサブスク」で、月額料金だけで車に乗ることが可能です。

頭金も必要なく、各種税金や登録諸費用まで月額料金に含まれるため、まとまった出費なしで車に乗ることができます。

カーリースの具体的な仕組みは以下のとおりです。

★カーリースの仕組み★
①ユーザーが乗りたい車を選んで申し込む
②カーリース会社がその車を購入する
③ユーザーに貸し出す代わりに月額料金を払ってもらう
④契約期間が終わったら、カーリース会社に返却する

レンタカーとの違い

カーリースとレンタカーはどちらも車を借りれるサービスであり、よく似ています。

カーリースとレンタカーの最大の違いは利用する期間です。

カーリースは数年単位で車を借りますが、レンタカーでは数時間〜数日借りることが多いです。

そのため、長期間にわたって車を使いたい場合にはカーリース、短期間だけ車を使いたい場合にはレンタカーが役に立つでしょう。

カーリースとレンタカーの違いを比較すると以下の表のようになります。

  カーリース レンタカー
利用期間 3〜7年程度 数時間〜数日程度
料金体系 月額料金 時間料金
維持費 月額料金に含まれる 不要
ガソリン代 別途必要 返却時に満タンにする
ナンバープレート マイカーと同じ 「わ」ナンバー、「れ」ナンバー
保険 自賠責保険:月額料金に含まれる
任意保険:自分で加入することが多い
レンタル料金に含まれる

カーシェアとの違い

カーシェアとは、1台の車を多くのユーザーとシェアして利用するサービスです。

カーシェアに対応した駐車場に止められている車を利用できます。月額料金や利用距離に応じた料金がかかる場合が多いです。

カーリースはカーシェアと比べてマイカーのように車を使いやすい点がメリットです。

一方、カーシェア対応の駐車場に止められた車ならどれでも利用できるため、さまざまな車に乗ってみたい場合には、カーシェアがおすすめです。

カーリースとカーシェアの違いは主に以下のとおりです。

  カーリース カーシェア
利用期間 3〜7年程度 定めなし
料金体系 月額料金 月額料金+利用時間に応じた料金+走行距離料金など
維持費 月額料金に含まれる 不要
ガソリン代 別途必要 利用料金に含まれる
ナンバープレート マイカーと同じ 「わ」ナンバー、「れ」ナンバー
保険 自賠責保険:月額料金に含まれる
任意保険:自分で加入することが多い
利用料金に含まれる

カーリースの4つのメリット

カーリースのメリットは主に以下の4つです。

・最初にまとまったお金が必要ない
・豊富な車種から選べる
・手続きがネット完結
・(法人の場合)リース料金を経費にできる

それぞれのメリットの詳細を解説します。

メリット①:最初にまとまったお金が必要ない

カーリースの最大のメリットは最初にまとまったお金が必要なく、月額料金を支払うだけで車を利用できる点です。

通常、車を購入する時には、最初に車両本体価格を支払う必要があります。カーローンを組む場合でも、最初に頭金を支払う必要があります。

一方、カーリースであれば月額料金だけです。そのため、今まとまったお金を用意できない方にとって、カーリースは最適なサービスと言えます。

しかも、カーリースの月額料金はお手頃です。カーリースでは車両本体価格からリース期間後に残ると考えられる車の価値を残価として差し引いて月額料金を算出しているからです。

メリット②:豊富な車種から選べる

カーリースは豊富な車種から選べる点もメリットと言えます。

レンタカーの場合、借りれる車種は限られる場合が多いです。一方、カーリースでは国産車ならほぼ全車種、全グレードから選べる場合が多いです。

一部のカーリースサービスでは輸入車も選べる場合があります。

メリット③:手続きが簡単

カーリースは手続きが簡単です。

通常、車を購入する場合には、ディーラーまで出向いて契約手続きをする必要があります。

一方、カーリースであれば申し込みから契約まですべてネット完結します。納車も自宅に行ってくれるサービスが多いです。

そのため、忙しくて時間をかけられない人でも利用しやすいのです。

メリット④:(法人の場合)リース料金を経費にできる

法人や個人事業主であれば、カーリースの料金を経費にできる点もメリットと言えるでしょう。

そもそも、カーリースはもともと法人の間で一般的でした。カーリースは毎月定額なので毎月のコストの計算がしやすいですし、経費精算も簡単だからです。

もちろん、車を通常通り購入した場合でも車の購入代金を経費で落とすことは可能です。

しかし、減価償却という複雑な会計処理をしなければならないため、手間なのです。

カーリースの6つのデメリット

カーリースのデメリットは主に以下の6つです。

・中途解約できない
・総額で見ると割高な場合も
・走行距離に制限がある
・残価精算のリスクがある
・カスタマイズに制限がある
・審査を受ける必要がある

それぞれのデメリットについて解説します。

デメリット①:中途解約できない

カーリースは原則として中途解約ができません

やむを得ない事情がある場合には解約できることもありますが、その場合でも違約金が発生することがほとんどです。

カーリースではカーリースの運営会社がユーザーが選んだ車を購入するため、途中で解約されてしまうと大きな損になるからです。

とはいえ、「リースナブル」など中途解約が自由なサービスも存在します。

デメリット②:総額で見ると割高な場合も

カーリースは総額で見ると車を購入する場合と比べて割高な場合が多いです。

そのため、今車を購入できるまとまった資金がある場合には、車を購入することをおすすめします。

ただ、カーリースはカーローンと比べるとお得な場合もあります。カーリースではカーローンのように金利が発生することはないからです。

デメリット③:走行距離に制限がある

カーリースのデメリットとしては、走行距離に制限があることも挙げられます。

カーリースでは、月間の走行距離が500〜1,500km程度に制限されていることが多いです。

とはいえ、多くの人にとっては月間走行距離は500kmもあれば十分でしょう。

また、MOTAカーリースなど月間走行距離に制限がないサービスも登場しています。

デメリット④:残価精算のリスクがある

カーリースでは残価精算のリスクがある場合もあります。

残価精算があるサービスでは、契約期間の最後にまとまった料金を支払わなければいけない場合があります。

そもそも、カーリースでは契約期間の最初に、契約期間終了時に残ると考えられる車の価値を残価として設定します。

この残価よりも契約期間終了後の車の市場価格が低かった場合、差額をユーザーが支払う必要があるのです。

ただ、カーリースのうち「クローズドエンド方式」のサービスであれば、残価精算は不要になります。

また、残価精算があるサービスは、その代わりに月額料金がお得になっていることが多いです。

デメリット⑤:カスタマイズに制限がある

カーリースでは、カスタマイズに制限がある場合が多いです。

カーリースでは、車を返却する時に原状回復が求められます。そのため、原状回復が不可能になるカスタマイズやドレスアップは認められていません。

ただ、契約期間終了後に車を自分のものにできるプランであれば、カスタマイズが自由な場合も多いです。

デメリット⑥:審査を受ける必要がある

カーリースを利用するためには審査を受ける必要があります。

カーリースの審査は提携している信販会社が行っている場合が多いです。

カーリースの審査はカーローンに比べて通りやすいと言われています。

特に自社で審査をしているカーリースや、複数の信販会社で審査を受けられるカーリースの場合には審査に通りやすいと言われています。

カーリースが向いている人

カーリースに向いているのは、主に以下のような人です。

・まとまったお金がない
・突発的な費用を抑えたい
・車検費用が高くて心配
・憧れの車に乗ってみたい
・忙しくて車の購入に時間をかけられない
・数年で別の車に乗り換えたい
・ライフスタイルに合わせて車を変えたい
・車を事業で使いたい
・「わ」ナンバーでレンタカーとバレたくない

やはり、カーリースに一番向いているのは、車を購入できるまとまった資金がない人と言えます。

カーリースは向いてない人

カーリースが向いていないのは以下のような人です。

・まとまったお金がある
・自分だけの車がほしい
・カスタマイズ・ドレスアップをしたい
・月2,000km以上走る

カーリースを利用する流れ

カーリースを利用する時には以下のような手順を踏みます。

・見積
・申し込み
・審査
・契約
・納車
・返却

①見積

カーリースを実際に利用する時には、まずは見積もりを取りましょう。

ホームページから好きな車種を選ぶとかかる料金の詳細を見積もりとして提示してくれます。

この内容に納得できたら申し込みに進みます。

②申し込み

見積もり内容に納得できたら、ホームページから申し込みを行います。

カーリースの申し込みはネット完結で簡単です。

③審査

申し込みが終わったら、カーリースの運営会社か、提携している信販会社で審査が行われます。

審査では月額料金を支払える安定した収入があるか、が重視されていることが多いようです。

④契約

審査に通過したら契約手続きを行います。

契約手続きでは以下のような書類が必要になる場合が多いです。

★カーリースの必要書類★
・運転免許証
・住民票の写し
・印鑑証明書
・契約書
・車庫証明

特に車庫証明は取得に3〜7日程度かかる場合が多いため、注意しましょう。

⑤納車

最後に納車が行われます。カーリースサービスでは自宅に納車される場合が多いようです。

カーリースの納車スピードはサービスによって異なりますが、2週間程度のスピード納車を行ってくれるサービスもあります。

⑥返却

リース期間が終わったら、最後に車を返却する必要があります。

ただ、カーリース会社によっては、契約期間終了後に複数の選択肢を選べる場合もあります。

たとえば、車を自分のものにできる場合があります。

カーリースを選ぶ3つのポイント

カーリースを選ぶポイントは主に以下の3つです。

・月額料金
・サポート・特典
・取扱車種

それぞれのポイントについて説明します。

ポイント①:月額料金

カーリースを選ぶポイントとして特に重視したいのが月額料金です。

月額料金は毎月払うものですから、慎重に比較する必要があります。

ただ、サービスによって、どこまで月額料金に含まれるか異なるため注意が必要です。

具体的には、車検代、メンテナンス費用、任意保険料金が含まれるかどうかはサービスにより異なります。

総合的に見てお得なサービスを選ぶべきでしょう。

ポイント②:サポート・特典

カーリースでどのようなサポート・特典を得られるかも確認しておきましょう。

カーリースは数年単位で契約する必要があるため、長い付き合いになります。

質の高いサポートを受けられるサービスを選ぶべきでしょう。

ちなみに、カーリースでは以下のようなサポート・特典を受けられる場合が多いです。

★カーリースのサポート・特典項目★
・無料相談
・車検時期にお知らせをしてくれる
・ガソリン代割引
・メーカー保証延長 など

ポイント③:取扱車種

そのカーリースであなたが乗りたい車を扱っているかも確認しておきましょう。

カーリースサービスでは国産車ならほぼ全車種から選べる場合もありますが、人気車種しか扱っていない場合もあります。

また、輸入車に乗りたい場合は扱っているサービスがかなり限られるため、注意が必要です。

おすすめのカーリース4選

数あるサービスの中でも、おすすめのカーリースは主に以下の4つです。

・おトクにマイカー 定額カルモくん
・ニコノリ
・KINTO
・ユズカリ

それぞれのサービスの詳細を解説します。

おトクにマイカー 定額カルモくん:月額1万円から車を持てる

ナイル株式会社

おトクにマイカー 定額カルモくん

月額11,220円(税込)

月額1万円から車を持てる

「おトクにマイカー 定額カルモくん」は月額11,220円(税込)から車を持てるサービスです。

新車7年契約の場合、月額料金に500円を上乗せするだけで、契約期間終了後に車をもらえるオプションもあります。

リース期間が1〜11年まで幅広く、国内全メーカーのほぼ全車種から選べる点もメリットが大きいです。

月額料金(税込)
11,220円〜
リース期間
1〜11年
対応メーカー
国内全メーカー
走行距離制限
1,500km/月
月額料金内訳
車両代金、登録諸費用、税金、自賠責保険、(車検代)、(メンテナンス費用)
新車・中古車
どちらも対応
残価設定
クローズドエンド方式

ニコノリ:月額5,500円の激安カーリース

株式会社MIC

ニコノリ

月額5,500円(税込)

月額5,500円の激安カーリース

ニコノリは月額5,500円(税込)から車に乗れる激安カーリースです。

これだけの安さでありながら、月額料金に車検代やメンテナンス費用が含まれており、大変オトクです。

その上、リース期間も1〜9年と幅広く、国内全メーカーから車種を選べます。

月額料金(税込)
5,500円〜
リース期間
1〜9年
対応メーカー
国内全メーカー
走行距離制限
500km/月〜無制限
月額料金内訳
車両代金、登録諸費用、税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス費用
新車・中古車
どちらも対応
残価設定
オープンエンド方式・クローズドエンド方式

KINTO:トヨタ公式カーリース

株式会社KINTO

KINTO

月額14,740円(税込)

トヨタ公式カーリース

KINTOはトヨタのグループ会社が運営しているカーリースサービスです。

知名度が高いのが特徴で、メンテナンスをトヨタの正規ディーラーで受けられる安心感も評価されています。

月額料金(税込)
14,740円〜
リース期間
3、5、7年
対応メーカー
トヨタ、レクサス
走行距離制限
1,500km/月
月額料金内訳
車両代金、登録諸費用、税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス費用、任意保険料
新車・中古車
新車のみ
残価設定
クローズドエンド方式

ユズカリ:中古車専門カーリース

株式会社ファブリカコミュニケーションズ

ユズカリ

月額5,005円(税込)

中古車専門カーリース

ユズカリは中古車にオトクな料金で乗れるカーリースサービスです。

中古の国産車だけでなく、輸入車まで扱っています。

メンテナンス付きプランを選べば、車のメンテナンスをプロに丸投げできる点もメリットと言えます。

月額料金(税込)
5,005円〜
リース期間
2、4、6年
対応メーカー
国内全メーカー・輸入車
走行距離制限
車により異なる
月額料金内訳
車両代金、登録諸費用、税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス費用 ※メンテナンス付きプランの場合
新車・中古車
中古車のみ
残価設定
オープンエンド方式

カーリースでカーライフを充実させよう

カーリースは月額料金だけで車に乗れるサービスです。

その中でも、特に「おトクにマイカー 定額カルモくん」は総合力が高くおすすめのサービスです。

ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

商品詳細