ネコの交通事故が多発！ネコのとある習性が原因だった

悲しい交通事故などが原因でネコが命を落とすこともあります。

NPO法人「人と動物の共生センター」が公表している、野外で死亡したネコの数（ロードキル数）に関する全国調査によると、2019年におけるネコのロードキル数は推定で28万9572頭となっています。

この28万9572頭という数字は殺処分の約10倍ほどの数です。これほどまでにネコの交通事故が多い原因には、ネコ自身が持つ習性が大きく関係しているようです。

• 狩猟本能
• 恐怖を感じると動けなくなる
• 薄明薄暮性
• 暗くて狭い場所が好き

ネコは、鳥や虫などを見つけると本能的に捕まえようとしてしまい、クルマが走っている道路にも飛び出してしまいます。また、大きな音や強い光で驚くと、逃げることなくその場に立ちすくんでしまうのです。

そのため、道路に飛び出し、クルマが注意喚起でクラクションを鳴らすと、動けなくなって交通事故に遭ってしまうことに……。とくに、ネコは明け方と日没直後に活発的になる「薄明薄暮性」のため、通勤・通学の時間帯と重なり、接触事故が発生しやすいのです。

また、暗くて狭い場所が好きなネコは、クルマのエンジンルームやタイヤの上に隠れていることも。ドライバーがネコの存在に気付かず、クルマを動かしてしまうと、巻き込み事故となってしまいます……。

悲しい事故は防ぎたいですよね。そこで開発されたのが、クルマにネコを寄せ付けない「キャットセイバー」です。

「キャットセイバー」は、ネコが居心地悪く感じる音波や光を発生させ、ネコがクルマの近くで滞在することを防ぐ商品です。

そのネコの性格や年齢、健康状態などによって効果に差が出るものの、ネコを傷つけずに逃がすことで交通事故を防ぐことができます。

愛猫家や野良ネコの多い地域に住んでいるドライバーにはうってつけの商品です！