ETC搭載車しか通過できないスマートインターチェンジとは?

ETC車載機を搭載した車両のみが通行できるETC専用レーン。無人でも運用できることがメリットで、日本全国にETC専用のインターチェンジが整備されています。その名はスマートインターチェンジ。これからはスマートインターチェンジの時代なのでしょうか。
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(2018年1月10日)

Chapter
スマートインターチェンジとは?
まだまだ少ないスマートインターチェンジ
ETC車載機の普及は?
ETC2.0とは?

スマートインターチェンジとは?

ETCゲート

ETC車載機器に有効なETCカードを挿入した車両のみが通過できるETC専用レーンだけのインターチェンジが、スマートインターチェンジ(以下スマートIC)です。

設置方法は大きくわけて2つ。高速道路本線に直結するものと、既存のSA・PAに設置されるものがあります。

スマートインターチェンジは狭い場所でも設置OK!

スマートICに必要な設備は、ETC専用ゲートとそれにともなうセンサーやスピーカー、カメラなど。まだ多くは係員のいる管理棟が併設されていますが、遠隔操作が管理する集中制御センター化も進んでおり、今後は後述したスマートICが増えそうです。

いずれにしてもスマートICは、通常のICに比べて、とにかくコンパクトに設置できることがメリットです。料金収受の係員を配置する必要もなく、従来形式の料金所では設置が難しかった場所にも、高速道路流入口が設置できるようになりました。

また、スマートICなら幹線道路につながる道路1本さえ敷設できれば設置可能で、高速道路の利便性がますます高まりそうです。

スマートインターチェンジは小工事で設置可能

スマートICをSA・PAに接続する場合、多くはSA・PAに務める職員のために敷設された道路を利用することで設置が用意になります。

つまり、大規模工事の必要がなく、建設時間も短縮できるため、新規料金所建設の割にはコストを抑えることができます。

ETC搭載車の高速道路入口が増加

現在のスマートICは既存料金所の置き換えではなく、追加です。ETC搭載車には高速道路の出入り口が増えるわけで、災害時やガス欠、急にもよおした時に退出が容易くなりそうです。

そんな便利なスマートICですが、全国にはどれくらい設置されているのでしょうか。

まだまだ少ないスマートインターチェンジ

現在日本全国に導入されているスマートICは、国土交通省の公式サイトによると、2017年9月時点で開通済みが98箇所。事業中(建設中)が66箇所です。

従来の料金所でETCレーンを備えているのは、2017年12月時点で1,587箇所(上下線や同じ名称でも異なる出口がある場合は積算)ですから、スマートICのお世話になったというドライバーはまだまだ少ないというのが実状のようです。

ただし、人員を配置するの必要がないスマートICは、道路利用者の利便性はもちろんコストの面でもメリットがありますから、今後、高速道路が全国で整備されるにともない増加するのは間違いないでしょう。

ETC車載機の普及は?

国土交通省のサイトで発表されている最新の統計によると、ETCの利用率は2017年10月時点で90.9%です。ETC利用車のうち、15.6%がETC2.0とのこと。2016年4月の計測開始以来、着実に利用率が増えています。

ETC2.0とは?

ETC2.0

ETC2.0最大の特徴は、収集した経路情報を車載機に蓄積できることです。この機能を利用することで、ETC2.0特有のサービスが受けられます。

たとえばSAやPAが近くになく道の駅があった場合、各種条件を満たせば休憩のために高速道路から一時退出し、再進入しても料金が引き継がれます。

2017年12月時点ではまだ社会実験中で、対象となる道の駅は3箇所のみ。条件もゲートがETC2.0に対応していること、同じETCカードを使用すること、一時退出から再進入まで1時間以内、高速道路に再進入後は同じ方向に向かうことなどです。

また、2017年に圏央道がほぼ開通したことで、都心部を通過しなくても東名、新東名、中央、関越、東北自動車道にそれぞれ乗り入れ可能となりました。時間は軽減されそうですが、走行距離は都心部を走行するよりは増え、高速料金もかかります。しかしETC2.0搭載車なら約2割引きになり、費用負担も少なくなります。

ほかにも、やむを得ない理由で高速道路を一時退出・再進入しても、継続走行と見なしたり、渋滞路を避けて通行した場合は高速料金を割り引き、駐車場料金の自動徴収なども検討されています。

目的地まで渋滞を避けスムーズな経路選択をアシストするETC2.0。これからETC導入を検討される方、ETC車載機交換を検討中の方に、断然ETC2.0がおすすめですね。