トヨタ 新型 ハイラックスを選ぶ理由とは?
更新日:2024.09.09
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2017年9月、日本で13年ぶりにハイラックスが復活しました。ピックアップトラックという日本では希有な存在のハイラックス。どんなクルマで、どんな使い方ができるのでしょうか。
新型ハイラックスを選ぶ理由①|トヨタの屋台骨を支えるベストセラー
2004年に、日本での販売を一時中止していたハイラックス。久しぶりの登場に、懐かしさを覚えた人も多いことでしょう。ハイラックスはダットサン(日産)トラックと並んで、バブル期を中心に日本で一大ムーブメントを作りました。
そもそも、ピックアップトラックは激しい悪路を人と荷物を積んで走るワークホースでしたが、アメリカでは若年層に人気のカテゴリー。ボディの中の屋根付き居住空間の割合で税額が変わっていたアメリカでは、ピックアップトラックは若者でも手が出しやすいクルマだったのです。
そのピックアップトラックに、大径タイヤやリフトアップサスペンション、メッキバーなどを付けるドレスアップが流行しました。それが日本にも入ってきて、ピックアップトラックはファッションリーダー的な存在になったのです。
ダットサントラックと双璧をなしたハイラックスは、現行型の8代目まで約180か国で約1,730万台を販売。この台数は、トヨタのベストセラー「カローラ」と並ぶものです。
ちなみにいわゆるピックアップトラック(4WD)の形状を採用し始めたのは、3代目から。ダブルキャブのボディバリエーションも、この時に追加されています。
そもそも、ピックアップトラックは激しい悪路を人と荷物を積んで走るワークホースでしたが、アメリカでは若年層に人気のカテゴリー。ボディの中の屋根付き居住空間の割合で税額が変わっていたアメリカでは、ピックアップトラックは若者でも手が出しやすいクルマだったのです。
そのピックアップトラックに、大径タイヤやリフトアップサスペンション、メッキバーなどを付けるドレスアップが流行しました。それが日本にも入ってきて、ピックアップトラックはファッションリーダー的な存在になったのです。
ダットサントラックと双璧をなしたハイラックスは、現行型の8代目まで約180か国で約1,730万台を販売。この台数は、トヨタのベストセラー「カローラ」と並ぶものです。
ちなみにいわゆるピックアップトラック(4WD)の形状を採用し始めたのは、3代目から。ダブルキャブのボディバリエーションも、この時に追加されています。
新型ハイラックスを選ぶ理由②|大きく進化した8代目ハイラックス
1968年に初代が誕生して以来、日本で世界で活躍してきたハイラックス。前述の通り、2004年には排ガス規制、市場の縮小、軽自動車枠の拡大などの要因から、国内販売が中止になりました。
その後、7代目は輸出専用車となっていましたが、8代目が2015年に登場してから2年後、ようやく日本でも販売が開始されたのです。現行型のハイラックスはタイで生産され、日本に入ってきている逆輸入車。他のトヨタSUVとはどこか違う雰囲気が流れているのは、異国生まれだからかもしれません。
ボディデザインが歴代にはないものだとしたら、サスペンションもまたこの代から進化。フロントサスペンションのコイルスプリング式リジッドアクスルには振動減衰を高めるメカニズムを採用し、より優れた運動性能と快適な乗り心地を手に入れました。
エンジンは様々な仕向地に対応するため4つのユニットを用意していますが、日本には2.4L直4のクリーンディーゼル車が導入されました。また歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティや車線逸脱の回避を支援するレーンディパーチャーアラートなど、安全装備も充実。
ダイヤル操作で駆動方式を選択できるパートタイム4WDシステムを採用し、ヒルスタートアシストコントロールやアクティブトラクションコントロールなど電子デバイスを搭載することで、優れた悪路走破性を備えています。
なお、ハイラックスには2人乗りのスタンダードキャブ、2人乗り+室内荷物空間のエクストラキャブ、そして5人乗りのダブルキャブの3つのボディが用意されています。今回日本に導入されたのは貨客のバランスが最もいいダブルキャブですが、スタイリングが美しいエクストラキャブの導入も望まれます。
その後、7代目は輸出専用車となっていましたが、8代目が2015年に登場してから2年後、ようやく日本でも販売が開始されたのです。現行型のハイラックスはタイで生産され、日本に入ってきている逆輸入車。他のトヨタSUVとはどこか違う雰囲気が流れているのは、異国生まれだからかもしれません。
ボディデザインが歴代にはないものだとしたら、サスペンションもまたこの代から進化。フロントサスペンションのコイルスプリング式リジッドアクスルには振動減衰を高めるメカニズムを採用し、より優れた運動性能と快適な乗り心地を手に入れました。
エンジンは様々な仕向地に対応するため4つのユニットを用意していますが、日本には2.4L直4のクリーンディーゼル車が導入されました。また歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティや車線逸脱の回避を支援するレーンディパーチャーアラートなど、安全装備も充実。
ダイヤル操作で駆動方式を選択できるパートタイム4WDシステムを採用し、ヒルスタートアシストコントロールやアクティブトラクションコントロールなど電子デバイスを搭載することで、優れた悪路走破性を備えています。
なお、ハイラックスには2人乗りのスタンダードキャブ、2人乗り+室内荷物空間のエクストラキャブ、そして5人乗りのダブルキャブの3つのボディが用意されています。今回日本に導入されたのは貨客のバランスが最もいいダブルキャブですが、スタイリングが美しいエクストラキャブの導入も望まれます。
新型ハイラックスを選ぶ理由③|ハイラックスの荷台にはいっぱいの夢が積める
ファッショナブルなイメージを持つピックアップトラックですが、一方で日本のユーザーはいくつかの理由で購入に尻込みをしてしまうようです。その理由は「荷台」。雨の多い日本では荷物の雨ざらしになるとか、登録が1ナンバーのため毎年車検になるとか…。
まず維持費について言えば、自動車税は年額1万6,000円、自動車重量税は年額1万2,300円と安いことが分かります。毎年車検で年10万円弱の費用がかかりますが、3ナンバーと比較すると2年で約10万円ほどお得な計算になります。一方で、任意保険料や高速通行料金などは高くなってしまいます。ただ、トータルで考えれば3ナンバーのSUVとさほど差は無いというのが結論です。
さて、ハイラックスの最大の特徴は、広い荷台です。5人乗りのキャブを備えながらも、最大荷台長1,565㎜、ゲート開口幅1,380㎜というスペースを確保。濡れた物でも汚れた物でも、気にせずに積めるヘビーデューティなクルマなのです。
ですから、マリンスポーツギアやバイク、自転車、アウトドアグッズなどのレジャーだけでなく、週末農業やガーデニングの道具などを積むといった使い方も想定できます。
積んだ物を濡らしたくない…というのであれば、純正オプションやアフターマーケットで売られているトノカバーの装着をおすすめします。荷台をすっぽりと覆う蓋を付ければ、雨や雪の日でも気にせず荷物を積むことができるでしょう。
アフターマーケットでは、荷台に装着するキャノピーも売られています。これを使えば防犯対策にもなり、停車時にキャンピングスペースとして活用することもできるでしょう。スタイリングを元祖SUVルックにできるのも魅力でしょう。他のSUVとは異なるドレスアップが楽しめるのも、このカテゴリーの楽しさです。
よく「ピックアップトラックの荷台なんて何に使うの?」という人がいますが、逆に言えば何にでも使えるのが利点です。何でもかまわず荷台に載せて、どんどん自分のライフスタイルをアピールする。そんな使い方こそが、ピックアップトラックの魅力なのではないでしょうか。
まず維持費について言えば、自動車税は年額1万6,000円、自動車重量税は年額1万2,300円と安いことが分かります。毎年車検で年10万円弱の費用がかかりますが、3ナンバーと比較すると2年で約10万円ほどお得な計算になります。一方で、任意保険料や高速通行料金などは高くなってしまいます。ただ、トータルで考えれば3ナンバーのSUVとさほど差は無いというのが結論です。
さて、ハイラックスの最大の特徴は、広い荷台です。5人乗りのキャブを備えながらも、最大荷台長1,565㎜、ゲート開口幅1,380㎜というスペースを確保。濡れた物でも汚れた物でも、気にせずに積めるヘビーデューティなクルマなのです。
ですから、マリンスポーツギアやバイク、自転車、アウトドアグッズなどのレジャーだけでなく、週末農業やガーデニングの道具などを積むといった使い方も想定できます。
積んだ物を濡らしたくない…というのであれば、純正オプションやアフターマーケットで売られているトノカバーの装着をおすすめします。荷台をすっぽりと覆う蓋を付ければ、雨や雪の日でも気にせず荷物を積むことができるでしょう。
アフターマーケットでは、荷台に装着するキャノピーも売られています。これを使えば防犯対策にもなり、停車時にキャンピングスペースとして活用することもできるでしょう。スタイリングを元祖SUVルックにできるのも魅力でしょう。他のSUVとは異なるドレスアップが楽しめるのも、このカテゴリーの楽しさです。
よく「ピックアップトラックの荷台なんて何に使うの?」という人がいますが、逆に言えば何にでも使えるのが利点です。何でもかまわず荷台に載せて、どんどん自分のライフスタイルをアピールする。そんな使い方こそが、ピックアップトラックの魅力なのではないでしょうか。
山崎友貴|Yamazaki Tomotaka
四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。