13年ぶりにカムバック!トヨタ 新型ハイラックスはどのように進化した?

トヨタ ハイラックス 2017

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ハイラックスといえば、トヨタの誇るへビーデューティーなAWDピックアップトラックとすぐ浮かぶと思います。しかし2004年以降、日本では販売が途絶えており、市場では旧型を大事に乗っているユーザーが約9,000人ほどいるとのこと。そんなユーザーからの声もあり、2017年10月、13年ぶりに日本で復活となったのです。

*2017年の情報です
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13年ぶりに日本で販売となるトヨタ ハイラックス
8代目ハイラックスの実力はいかに…

13年ぶりに日本で販売となるトヨタ ハイラックス

ハイラックスといえば、トヨタが世界に誇るピックアップトラックです。初代モデルは1968年に誕生し、1978年にデビューした3代目によって現在でも継続される質実剛健で頑強なイメージが形成されました。

悪路に強く、頑丈、信頼性が高いという評価は、先進国以上に新興国、途上国での人気の理由となっています。その頑強さを示すエピソードとして有名なのが、英国BBCの人気番組だった「TOP GEAR」での耐久テストです。

この内容がすさまじく、テストで使用された4代目ハイラックスは、木に衝突し、海中に沈め、ビル解体用の鉄球をあて、極めつけは高さ73メートルのビルの屋上に置かれ、そのビルを爆破解体するというもの。それほど痛めつけられたハイラックスですが、信じられないことに修理しただけでエンジンがかかります。

また同番組の別企画では、7代目ハイラックス(日本未発売)の改造車で、北磁極に到達しています。

ハイラックスは、世界中で極めて高い評価を受けているモデル。しかし日本では、6代目モデルが2004年に販売を終了。これまでカタログ落ちしていたのです。

まずは、なにはともあれトヨタの世界的名車が日本に戻ってきたことを祝福したいところです。さて、さらなる進化をした新型ハイラックスをチェックしてみましょう。

8代目ハイラックスの実力はいかに…

今回の8代目となる新型ハイラックスのデビューは、2015年。タイとオーストラリアにまず投入されました。

海外では、2人乗りのシングルキャブとシート裏側に小物スペースを追加したエクストラキャブ、2WDモデルもラインナップされていますが、今回、日本で販売されるのは、5人乗りのダブルキャブ(4ドア)、4WDとなっています。

グレードは2つで、エンジンはいずれも2GD-FTV型 2.4L ディーゼルターボを搭載しています。 価格は、スタンダードとなるXが3,267,000円、
上級モデルのZが3,742,200円です。

■ハイラックス(Z) スペック
ボディサイズ…全長5,335mm×全幅1,855mm×全高1,800mm
車両重量…2,080kg
エンジン…2.4L 直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力…110kW(150ps)/3,400rpm
最大トルク…400Nm(40.8kgm)/1,600-2,000rpm
トランスミッション…AT(6 Super ECT) 
JC08モード燃費…11.8km/L

400Nmものトルクをわずか1,600rpmで発揮するので、2.0t強のボディでも悪路走破はもちろん、市街地でも過不足ないパワー感を持っているといえます。
また、曲線で構成されたキャビンは、オートエアコン等をはじめとした快適装備により、ひと昔前のピックアップトラックとは隔世の感を感じさせてくれます。

最大積載量500kgのデッキスペース(荷台)は、ピックアップトラックの強力な武器。アウトドアを始め、作業などのさまざまな局面で「なんでも積める」という万能さで活躍してくれるでしょう。
唯一、気になるのは、5mをゆうに超える全長、そして1,855mmの全幅を持つ大柄なボディですが、この点は、前後のオーバーハングを抑えることで、取り回しの良さを確保しているとのこと。とはいえ、さすがに狭隘なスペースでは、慣れるまで苦戦するかもしれません。

とはいえ、新開発の高剛性フレームに、フロント/ダブルウィッシュボーン、リア/リーフスプリングの足まわりを組み合わせ、パートタイム4WDシステム、リアデフロック機能、アクティブトラクションコントロール(Zに標準装備)など、世界のあらゆる悪路を走ってきたハイラックスの伝統は息づいており、オーナーを冒険へと誘う魅力にあふれた1台となっているのは間違いないでしょう。

また近年のモデルらしく、ミリ波レーダーと単眼カメラを搭載し、歩行者検知を可能とした自動ブレーキ(対歩行者作動速度:約10~80km/h)、レーンディパーチャーアラートなど、安全装備も用意されています。(※Zに標準装備)

往年の走りと頑強さに、居住性と安全性を向上させた新型ハイラックス。ひさびさの里帰りだけに、市場がどのような反応を示すのか、とても気になるところです。

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