積雪・凍結道路のドライブテクニックは?

冬道(photoACより)

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年の瀬となり、寒波に襲われ積雪が確認されています。

お正月帰省は雪道ドライブとなる方もいると思うので、積雪・凍結路のドライブテクニックをいま一度、チェックしておきましょう。
Chapter
積雪・凍結路走行に必要な準備とは?
積雪・凍結路走行に必要なドライブテクニックとは?
積雪・凍結路走行で気をつける箇所とは?
積雪・凍結路走行の心構えとは?

積雪・凍結路走行に必要な準備とは?

まずは愛車が冬道走行できる状態か確認します。

スタッドレスは装着されていますか?
駆動輪用のタイヤチェーンは携行していますか?
バッテリーの点検は済んでいますか?

他にもスタック脱出用のスコップ、毛布など大きめの布や軍手、雪道で立ち往生したときに使用する三角板、発炎筒、防寒具、非常食となる高カロリー食品、飲料水、車内用トイレなども念のために装備しておきたいところです。

積雪・凍結路走行に必要なドライブテクニックとは?

雪道走行で厳禁となるドライブテクニックは、急発進・急ブレーキ・急加速・急ハンドルなど「急」がつくもの。

これらを行うと高い確率で愛車が滑ってコントロール不能となり、最悪の場合は事故を誘発することになります。独りよがりな運転は厳禁です。

また、車線変更は急ハンドル、急ブレーキを招きかねないので、なるべく行わないようにしましょう。

雪道ではゆっくりと余裕をもった運転が求められます。ATならスノーモード、MTなら2速からゆっくりと発進し、加速します。

無理なく減速できる速度で。雪道では、周囲の速度に合わせる必要はありません。車の流れの先頭になってしまい精神的に負担を感じたら、コンビニや道の駅などで休憩をとりましょう。

減速はすぐ前の先行車ではなく、3台先の車両に合わせたほうが余裕をもって安全に停車できます。雪道では制動距離を長くとる必要があるので、車間距離も十二分に空けておきましょう。

カーブでは進入前に十分に減速します。普段の運転のようにカーブ途中でアクセルを開けると、車両がスリップし、コントロールを失う可能性が非常に高いと思ってください。

では、積雪・凍結路走行で気をつける箇所とはどこでしょう?

積雪・凍結路走行で気をつける箇所とは?

運転操作に加えて、雪道走行では気をつけるべき箇所があります。

まずは交差点。多くの車両が行き交うため、雪が溶けたり押し固められたりします。その状態で一晩おくと見事なアイスバーンとなり、滑りやすくなります。また交差点の塗装も滑りやすくなる一因です。交差点では慎重に運転し、黄色なら停止。交差点内ではなるべく停車をしなうように心がけましょう。

また橋のうえも、凍結しやすいポイントです。さらに山間の高速道路の橋では、下から吹き上げる風の影響で車体が浮くことも考えられます。高速道路でも降雪時には60km/h程度に最高速度が規制されます。遵守しましょう。

トンネルも要注意。トンネル内はドライなので安心して走行できますが、問題はトンネルを出た直後。スピードに乗ったまま雪道に出たら、簡単にスリップします。トンネルを出る前には一応、減速しましょう。

下り坂のスリップは容易に想像できると思いますが、上り坂にもスリップがあります。コツは上りの途中で止まらないこと。頂上まで一気にあがることができなときは、坂道の下で待ち、道路が空いたら一気に登るようにしましょう。雪道での坂道発進の想像を上回る難易度、立ち往生して渋滞の原因になってしまいます。

積雪・凍結路走行の心構えとは?

雪道では、普段2時間で行ける場所なら、倍の4時間はかかると思って行動してください。

焦りは禁物。時間に間に合わないとアクセルを吹かしても、道路は混雑しているのです。

イライラするだけ無駄ですし、事故発生の元です。時間よりも早く到着したらラッキーで、現地でくつろげば良いだけです。

遅くなっても、雪道だから仕方ないと諦めが肝心。

約束に遅れそうなら早めに連絡しておくなど、余裕をもって行動しましょう。

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