コンセプトモデルと市販車のギャップがすごい車5選
更新日:2024.09.09
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2017年10月27日から11月5日まで、東京モーターショー2017が開催されました。モーターショーといえば、市販車だけでなく、コンセプトモデルを見ることが出来るのも魅力です。すぐにでも走り出せそうな市販車に近いモデルから、まだまだ将来を見据えた近未来的なデザインや技術をもったものまで。さまざまなコンセプトモデルが一堂に会しますので、見ていてとてもわくわくします。このコンセプトモデルがそのまま市販されたら、格好いいだろうなと思いながらも、実際市販されると、え?ここまで変わっちゃうの?の驚くことも少なくありません。そんなコンセプトモデルと市販車を見比べてみました。
①トヨタ 86
FT-86 コンセプト
トヨタ FT-86 コンセプトは、2009年の第41回東京モーターショー、コンセプトⅡは、2011年のジュネーブショーにおいて、それぞれ発表されたコンセプトモデルです。これらをもとに2012年にトヨタ86が発売されました。
FT-86 コンセプトⅡ
トヨタ 86
FT-86コンセプトと市販86の違いは、デザインですね。FT-86コンセプトでは、市販型の86よりも無駄のないすっきりしたサイドビューだったものが、市販型では前後のフェンダーの存在感が強く、ふんばりの効いたデザインになっています。
またフロントマスクまわりは、ヘッドランプユニットの形状とそこからラジエターグリルに続くシャープなライン(コンセプトⅡではLEDランプを配置)が、市販型では両サイドにウインカーを配置したことで薄められています。
こうして比較してみると、86はいたって現実的なデザインでまとめられている感じですね。
またフロントマスクまわりは、ヘッドランプユニットの形状とそこからラジエターグリルに続くシャープなライン(コンセプトⅡではLEDランプを配置)が、市販型では両サイドにウインカーを配置したことで薄められています。
こうして比較してみると、86はいたって現実的なデザインでまとめられている感じですね。
②トヨタ アクア
トヨタ FT-CH
トヨタ アクア
FT-CHとは、2010の北米国際オートショーで初公開された小型ハイブリッドカーのコンセプトモデル。これが、2011年に発売になったトヨタ アクアのベースと言われています。
FT-CHはアクアのベースとも言われていますが、初見では市販型アクアとつながるようなデザインはほとんど見受けられません。しかしよく見れば、サイドのシルエットにアクアの面影を見つけることができます。
室内のデザインは、コンセプトモデルらしく、先進的な技術でまとめられていましたね。
FT-CHはアクアのベースとも言われていますが、初見では市販型アクアとつながるようなデザインはほとんど見受けられません。しかしよく見れば、サイドのシルエットにアクアの面影を見つけることができます。
室内のデザインは、コンセプトモデルらしく、先進的な技術でまとめられていましたね。
③レクサス LFA
レクサス LFA
レクサス LFAは2009年の第41回東京モーターショーで市販車が発表され、2010年12月より生産が開始された、レクサス初のスーパーカーです。
コンセプトモデルはLF-Aという名前で、2005年と2007年のデトロイトショーでお披露目されました。どちらも市販型と比べると、かなり近未来的な印象です。特にリア周りのデザインは、少しぶっとんでる感じもしますね。
それに比べると、市販型はかなり落ち着いた、それでいてスーパーカーとしての存在感を保ったデザインで登場しました。
コンセプトモデルはLF-Aという名前で、2005年と2007年のデトロイトショーでお披露目されました。どちらも市販型と比べると、かなり近未来的な印象です。特にリア周りのデザインは、少しぶっとんでる感じもしますね。
それに比べると、市販型はかなり落ち着いた、それでいてスーパーカーとしての存在感を保ったデザインで登場しました。
④日産 カザーナ
2009年のジュネーブモーターショーで公開されたコンセプトモデルで、2010年6月にジュークとして市販デビューしています。
フロント、リアともに、その後発売されるジュークとかなり似ているデザインですが、ボディ形状は、つるんとした茹で卵のようなデザインで、ジュークよりもまん丸といった雰囲気。まるで未来のバギーのような印象です。
このモデルは、市販型と異なり、観音開きドアを採用していました。
フロント、リアともに、その後発売されるジュークとかなり似ているデザインですが、ボディ形状は、つるんとした茹で卵のようなデザインで、ジュークよりもまん丸といった雰囲気。まるで未来のバギーのような印象です。
このモデルは、市販型と異なり、観音開きドアを採用していました。
⑤三菱 コンセプトD5
2005年、第39回東京モーターショーで公開された、デリカD5のコンセプトコンセプトモデルです。
サイドビューこそ、その後の市販型とあまり変わらない気もしますが、フロントフェイスなど、ライトまわりの処理は、2000年初めに多かった近未来的なデザインで処理されています。
車高に関しても、市販車のD5よりもさらに高く、どんな悪路でも走れそうなイメージとなっています。
コンセプトD5に関しては、見た目のギャップというよりも車高の高さのギャップでしょうか。正直、このまま市販してほしかったと言えるデザインですね。
サイドビューこそ、その後の市販型とあまり変わらない気もしますが、フロントフェイスなど、ライトまわりの処理は、2000年初めに多かった近未来的なデザインで処理されています。
車高に関しても、市販車のD5よりもさらに高く、どんな悪路でも走れそうなイメージとなっています。
コンセプトD5に関しては、見た目のギャップというよりも車高の高さのギャップでしょうか。正直、このまま市販してほしかったと言えるデザインですね。
コンセプトモデルと市販型には、デザイン処理の違いをかなり見つけることができます。これは、公道を走行するうえでの安全要件や、コストの問題から、使えるパーツがことなってくること、プレス技術や生産コスト、さらには維持費まで、多くの問題をクリアして市販化されているからなのです。
しかし、日々、自動車をとりまく技術も著しく進歩していることを考えると、コンセプモデルそのままの車が街中を走るのは、そう遠くないことのような気がします。
しかし、日々、自動車をとりまく技術も著しく進歩していることを考えると、コンセプモデルそのままの車が街中を走るのは、そう遠くないことのような気がします。