トヨタMRJ、マツダRX-01…かつて発売が熱望された東京モーターショーの出展車6選
更新日:2019.05.31

華やかな参考出品車と美しいコンパニオン…。モーターショーは新しい技術やデザインコンセプトを提示し、メーカーの今後を示すとともに広くユーザーの反応を見る場でもあります。そこで、発売を期待されたものの、幻に終わったコンセプトカーを紹介しましょう。
トヨタ MRJ
※画像は2代目MR2
1995年の東京モーターショーでトヨタが参考出品したMRJは、クルマ好きなら名前からピンと来るように、ミッドシップレイアウトのスポーツカーです。流麗なフォルムで人気があった2代目のMR2がベースになっています。
ポイントは、4名乗りであること。MR2は初代、2代目とも2人乗りでしたが、MRJには2+2のレベルとはいえ、リアシートが設けられていました。さらには、電動でフルオープンになる開閉ルーフを備えていました。
4気筒DOHC20バルブVVT、1,762ccの170ps/19.0mkgエンジンをリアシートの背後に搭載していたため、ホイールベースは2,550mmと長めに設定。ボディサイズは、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,240mmでした。
利便性の高さも含めて市販確定とまで言われていましたが、実現はしませんでした。しかし、1999年に発売されたMR2の後継車、MR-Sが2シーターながらオープン構造を採用し、ロングホイールベースのシルエットを採用したのはご存じの通り。MRJのコンセプトが継承されたといっていいでしょう。
1995年の東京モーターショーでトヨタが参考出品したMRJは、クルマ好きなら名前からピンと来るように、ミッドシップレイアウトのスポーツカーです。流麗なフォルムで人気があった2代目のMR2がベースになっています。
ポイントは、4名乗りであること。MR2は初代、2代目とも2人乗りでしたが、MRJには2+2のレベルとはいえ、リアシートが設けられていました。さらには、電動でフルオープンになる開閉ルーフを備えていました。
4気筒DOHC20バルブVVT、1,762ccの170ps/19.0mkgエンジンをリアシートの背後に搭載していたため、ホイールベースは2,550mmと長めに設定。ボディサイズは、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,240mmでした。
利便性の高さも含めて市販確定とまで言われていましたが、実現はしませんでした。しかし、1999年に発売されたMR2の後継車、MR-Sが2シーターながらオープン構造を採用し、ロングホイールベースのシルエットを採用したのはご存じの通り。MRJのコンセプトが継承されたといっていいでしょう。
マツダ RX-01
トヨタがMRJを発表した1995年の東京モーターショーで、マツダはロータリーエンジンのスポーツカー、RX-01を出展しました。当時マツダでは、アンフィニRX-7(マツダ RX-7)を発売しており、その次期型と目されていました。
ボディサイズは、全長4,055mm×全幅1,730mm×全高1,245mm、ホイールベース2,345mmで、RX-7より全長で200mm、ホイールベースは80mmほど小さくまとめられていました。しかし2+2のシートは、RX-7よりも居住性が高かったと当時の記事には記されています。
このクルマの最大の特徴は、新開発されたロータリーエンジンで、RX-7に搭載されていた13B型をベースに、ドライサンプ化により小型化。そのメリットを活かしてキャビン側に55mmほど寄せた位置に、さらに55mm下げて搭載されました。そのため、従来よりもさらに薄く低いボンネットが実現されました。
その出力は、自然吸気(NA)ながら、最高出力220ps、最大トルク22.0kgmを発揮しました。
このRX-01のエンジンを活かしたRX-8は2003年にデビュー。2012年まで販売されました。
ボディサイズは、全長4,055mm×全幅1,730mm×全高1,245mm、ホイールベース2,345mmで、RX-7より全長で200mm、ホイールベースは80mmほど小さくまとめられていました。しかし2+2のシートは、RX-7よりも居住性が高かったと当時の記事には記されています。
このクルマの最大の特徴は、新開発されたロータリーエンジンで、RX-7に搭載されていた13B型をベースに、ドライサンプ化により小型化。そのメリットを活かしてキャビン側に55mmほど寄せた位置に、さらに55mm下げて搭載されました。そのため、従来よりもさらに薄く低いボンネットが実現されました。
その出力は、自然吸気(NA)ながら、最高出力220ps、最大トルク22.0kgmを発揮しました。
このRX-01のエンジンを活かしたRX-8は2003年にデビュー。2012年まで販売されました。
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