送りハンドルってなんでダメなの...?正しいハンドルの持ち方とは?

ハンドルの持ち方が我流になったり、変なクセがついていたりしませんか?正しくハンドルを持つことは、交通安全への第一歩。スポーツドライビングにも通じます。教習所で教わった正しいハンドルの持ち方を忘れた方、必見です。

Chapter
ハンドルの位置の伝え方
正しいハンドルの持ち方は?
正しいハンドルの回し方
正しいハンドルの大きい切り方
絶対NGなハンドルの持ち方

ハンドルの位置の伝え方

まず確認しておきたいのは、ハンドルの位置をアナログ時計に見立てた伝え方です。トップを12時として、その真下が6時、右側90度の位置が3時、左側90度が9時とします。

ちなみにこの伝え方は、視覚障害者に方向を伝える時にも多用されるので、覚えておくと便利です。

正しいハンドルの持ち方は?

正しいハンドルの持ち方は、正しい運転姿勢にもつながります。ハンドルを持つ手の位置は、右手が3時、左手が9時です。

握りは、両手ともに親指はハンドルの上側に出します。そうするとハンドルは、親指と人差し指の間から小指側に手のひらを横断し、軽い力でハンドルを保持できます。

運転姿勢は、腕を軽く曲げた状態でハンドルを押し気味にし、背中全体が無理なくシートバックに接触するようにします。シート位置は近すぎても、遠すぎても正しい運転姿勢にはなりません。適切な位置になるよう、シートを上下前後に調節しましょう。

正しいハンドルの回し方

正しいハンドルの回し方は、小さくハンドルを切るときと、大きく切るときとで異なります。

まずは小さく切るやり方ですが、左に曲がりたい場合は右手のひらに力をいれて、やや押し上げるように動かします。左手は、右手の動きをサポートするか、添える程度に動かします。

ただし、ドライバーによっては、左手で引く動作を主にするというやり方もあり、押すか引くかは、その人の好みとも言えそうです。

この動作では、ハンドルをしっかり握っていると、最初の動きが大きくなりやすく、車に急な挙動を発生させやすくなります。ハンドルの切り始めは少しずつ、ジワッと動かします。車の曲がり具合を確かめてから、舵角を調整しましょう。

高速道路の車線変更、また路面にできた轍や凸凹を越えたときや、横風にあおられたときの姿勢の修正などに、小さなハンドル操作が必要になります。

この小さな操作が上手いと、運転が上手に見えますよ。

正しいハンドルの大きい切り方

ハンドルを大きく切る場面は、駐車時の切り返し、交差点での右左折、Uターン、山間のワインディングロードなどです。

操作方法は2種類あり、用途別に使い分けます。

その①:クロスハンドル

クロスハンドルは、教習所で教えてくれる技術です。交差点での右左折や駐車時の方向転換など、おもに車両のスピードが遅いときに使います。

やり方は、右に曲がる場合、両手でハンドルを握った状態から切り始めます。左手をメインにハンドルを回し、右手が5〜6時の位置になったら右手を離し、左手とクロスさせるようにハンドルを握り直します。

クロスハンドルは、一瞬とはいえ片手運転になること、手がクロスして運転席が窮屈になること、シートバックから背中が離れることなどの問題があります。クロスハンドルは、速度を十分に落とした状態で使いましょう。

その②:送りハンドル

ある程度の速度を維持したまま、急なカーブを抜けるときに使用します。一般的にNGとされる送りハンドルですが、常に両手がハンドルに添えられており、腕も大きく動かさず、確実に舵角を調節できるというメリットがあります。

NGと言われる理由は、危険回避などの際に操作が追いつかないことや、ハンドルを操作しているうちに、タイヤの方向がわからなくなってしまうからです。また教習所では教わっていないので、自己流にもなりやすいというデメリットがあります。

正しいやり方は、右コーナーであれば、左手に力を入れ、ハンドルを3時または9時の位置から12時の位置に回します。この時、右手は12時の位置で左手に出会うようにハンドルのうえを滑らせます。

左手と右手が出会ったら、今度は右手で握り12時から6時の位置に向かってハンドルを回します。左手は、ハンドル上を滑らせ下に動かし、6時の位置で右手に出会います。ここでまた持ち手を左手に変えます。後は、前述した操作の繰り返しです。

絶対NGなハンドルの持ち方

絶対にやってはいけないのは、片手ハンドルと、手のひらを返し、ステアリング・ホイールを下から上に向かって握る内かけハンドルです。

片手ハンドルは、車が不意に挙動を乱した際、素早い操作に対応しきれませんし、内かけハンドルは簡単に大きくハンドルを回すことができる反面、素早いハンドル操作には不向きです。

確実なハンドル操作は、危機回避などに役立ちます。快適なドライブを楽しむため、また交通事故を起こさないためにも、正しいハンドル操作を心がけたいですね。