トヨタ タンドラってどんな車?維持費や燃費、中古市場についても解説!
更新日:2024.09.09
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北米で人気のボディといえばピックアップです。北米トヨタはフルサイズのピックアップとして「タンドラ」を販売しています。
このタンドラが快適装備と上質な造りで人気です。もともとはハイラックス•ピックアップを大型化した「トヨタ T100」が元祖ですが、果たして現代ではどのように進化したのでしょうか?
このタンドラが快適装備と上質な造りで人気です。もともとはハイラックス•ピックアップを大型化した「トヨタ T100」が元祖ですが、果たして現代ではどのように進化したのでしょうか?
トヨタ タンドラってどんな車?
トヨタ タンドラは、北米トヨタが販売するフルサイズピックアップトラックです。1993年から北米に輸出していたトヨタ自動車初のフルサイズピックアップ「トヨタ T100」の後継車です。
トヨタ T100は当時のハイラックスサーフ・ピックアップをベースとして、ボディサイズ、エンジンを拡大したものでした。しかしそれでは米国ビッグ3のフルサイズピックアップにはサイズ、エンジン排気量ともおよばず、販売で苦戦しました。
そこで新しく後継車として初代タンドラが登場。同社のセコイアとはプラットフォームを共有する兄弟車です。
トヨタ T100は当時のハイラックスサーフ・ピックアップをベースとして、ボディサイズ、エンジンを拡大したものでした。しかしそれでは米国ビッグ3のフルサイズピックアップにはサイズ、エンジン排気量ともおよばず、販売で苦戦しました。
そこで新しく後継車として初代タンドラが登場。同社のセコイアとはプラットフォームを共有する兄弟車です。
初代タンドラについて
初代タンドラは1999年に、それまで日本から輸出されていたトヨタ T100の後継車種として登場した、アメリカン・サイズのフルサイズピックアップトラックです。
最大の特徴はT100からタコマとともに受け継いだリアゲートの大きな「TOYOTA」の文字で、北米のピックアップトラックユーザーは乗用車のようなエンブレムより、大きなアルファベットを好む事に習い、これは現在まで継続されています。
日本の日野自動車羽村工場から輸出されていたT100とは異なり、TMMI(北米インディアナ工場)が生産する純アメリカ製で、プラットフォームを共用した派生車種に、フルサイズSUVのセコイアがあります。
タンドラはその当初、フルサイズピックアップトラックの販売で大きな利益を得ていた米ビッグ3を刺激せぬよう、3.4~4リッターのV6エンジンを上限としていました。
しかし、3.4リッターで190馬力、4リッターで236馬力とフルサイズピックアップとしてはパワー不足のため販売面ではやや不利で、2000年には245馬力を発揮する4.7リッターV8を追加しました。
V8エンジンは後に282馬力までパワーアップされた後、セコイア同様、実用トルク重視のため271馬力にデチューンされています。
また、タコマ同様ピックアップトラックのレースにも力を入れており、NASCARのクラフツマントラックシリーズなど、メジャーなトラックレースではトヨタチームのベース車になっています。
最大の特徴はT100からタコマとともに受け継いだリアゲートの大きな「TOYOTA」の文字で、北米のピックアップトラックユーザーは乗用車のようなエンブレムより、大きなアルファベットを好む事に習い、これは現在まで継続されています。
日本の日野自動車羽村工場から輸出されていたT100とは異なり、TMMI(北米インディアナ工場)が生産する純アメリカ製で、プラットフォームを共用した派生車種に、フルサイズSUVのセコイアがあります。
タンドラはその当初、フルサイズピックアップトラックの販売で大きな利益を得ていた米ビッグ3を刺激せぬよう、3.4~4リッターのV6エンジンを上限としていました。
しかし、3.4リッターで190馬力、4リッターで236馬力とフルサイズピックアップとしてはパワー不足のため販売面ではやや不利で、2000年には245馬力を発揮する4.7リッターV8を追加しました。
V8エンジンは後に282馬力までパワーアップされた後、セコイア同様、実用トルク重視のため271馬力にデチューンされています。
また、タコマ同様ピックアップトラックのレースにも力を入れており、NASCARのクラフツマントラックシリーズなど、メジャーなトラックレースではトヨタチームのベース車になっています。
2代⽬タンドラについて
2006年には2代目 タンドラにモデルチェンジし、テキサス州の新工場で生産開始。
エンジンはよりパワフルな5.7リッターV8の3UR-FEが追加され、ハイパワーエンジンと攻撃的なルックスが人気を呼んで、ライバルであるビッグ3のピックアップトラックのシェアを大きく削り落とすことに成功しました。
しかし、2008年のリーマンショックなどによる不景気、そして原油高で燃費の悪いアメリカン・フルサイズ・ピックアップトラックの人気が落ちると、タンドラも販売で苦戦するようになり、新工場での生産予定がいくつかキャンセル、プリウスの生産に切り替えられています。
しかし、2010年代半ばに差し掛かると原油安で再びピックアップトラック人気が高まり始めたころから、タンドラも息を吹き返し、2014年にはビッグマイナーチェンジが敢行されました。
後に2016年モデルでタコマにも採用されることになる、巨大で突き出したグリルが、マイナーチェンジ後のタンドラの大きな特徴です。テール回りも含めて前後から見たデザインはほぼフルモデルチェンジに近い変更をしています。
グリル周囲を囲む図太いメッキパーツ、その中にあるメッキ加工されたビレットグリルが、車高の高さも相まって、まさに威圧感を与えます。
しかしこれこそが、アメリカンピックアップトラックであり、ひたすら攻撃的でないと売れないのですから、どんどん過激になっていきます。
悪路走破性を高めたTRD Proが設定されているのも特徴で、日本国内ではレース用パーツサプライヤーの印象が強いTRDも、北米ではピックアップトラック用にオフロード用パーツサプライヤーになっているのでした。
エンジンはよりパワフルな5.7リッターV8の3UR-FEが追加され、ハイパワーエンジンと攻撃的なルックスが人気を呼んで、ライバルであるビッグ3のピックアップトラックのシェアを大きく削り落とすことに成功しました。
しかし、2008年のリーマンショックなどによる不景気、そして原油高で燃費の悪いアメリカン・フルサイズ・ピックアップトラックの人気が落ちると、タンドラも販売で苦戦するようになり、新工場での生産予定がいくつかキャンセル、プリウスの生産に切り替えられています。
しかし、2010年代半ばに差し掛かると原油安で再びピックアップトラック人気が高まり始めたころから、タンドラも息を吹き返し、2014年にはビッグマイナーチェンジが敢行されました。
後に2016年モデルでタコマにも採用されることになる、巨大で突き出したグリルが、マイナーチェンジ後のタンドラの大きな特徴です。テール回りも含めて前後から見たデザインはほぼフルモデルチェンジに近い変更をしています。
グリル周囲を囲む図太いメッキパーツ、その中にあるメッキ加工されたビレットグリルが、車高の高さも相まって、まさに威圧感を与えます。
しかしこれこそが、アメリカンピックアップトラックであり、ひたすら攻撃的でないと売れないのですから、どんどん過激になっていきます。
悪路走破性を高めたTRD Proが設定されているのも特徴で、日本国内ではレース用パーツサプライヤーの印象が強いTRDも、北米ではピックアップトラック用にオフロード用パーツサプライヤーになっているのでした。
タンドラの維持費や燃費、意外な評価とは?
現在北米で販売されている2代目タンドラを日本に輸入して、日本で乗るとしたら、果たしてどれくらいの維持費がかかるのでしょうか。5.7Lモデルで考えてみましょう。
維持費の中で最大の割合を占めるガソリン代は、年間でいくらになるのでしょう。北米トヨタが発行しているカタログによると、タンドラ 5.7L、4WDモデル燃費は13/17/15MPGです。日本流にいえば市街地走行5.5km/L、高速走行時7.2km/L、市街地走行と高速走行の複合で6.3km/Lです。アメリカEPAの燃費測定法はカタログ燃費と実燃費の乖離が小さいので、かなり実燃費に近い数値です。
もし年間1万kmを複合で走行するとしたら、1,587Lのガソリンが必要です。レギュラーガソリンなら158,700円のガソリン代が年間に必要となります。
では実際にトヨタ タンドラを購入した北米ユーザーの口コミ評価はいかがなものでしょうか。
良い点として挙げているのはV8エンジンの圧倒的なパワーと重量を感じさせないドライバビリティの良さ、広大なキャビンと荷台、そして静寂性でした。
反対に不満な点として評価されているのは一部グレードにスチールホイールを採用していること、値段が高すぎること、車体が巨大すぎることでした。意外にも燃費の悪さを挙げている方は、ほぼいませんでした。燃費性能に関しては、タンドラ購入にあたってさほど気にする内容でもないかもしれません。
維持費の中で最大の割合を占めるガソリン代は、年間でいくらになるのでしょう。北米トヨタが発行しているカタログによると、タンドラ 5.7L、4WDモデル燃費は13/17/15MPGです。日本流にいえば市街地走行5.5km/L、高速走行時7.2km/L、市街地走行と高速走行の複合で6.3km/Lです。アメリカEPAの燃費測定法はカタログ燃費と実燃費の乖離が小さいので、かなり実燃費に近い数値です。
もし年間1万kmを複合で走行するとしたら、1,587Lのガソリンが必要です。レギュラーガソリンなら158,700円のガソリン代が年間に必要となります。
では実際にトヨタ タンドラを購入した北米ユーザーの口コミ評価はいかがなものでしょうか。
良い点として挙げているのはV8エンジンの圧倒的なパワーと重量を感じさせないドライバビリティの良さ、広大なキャビンと荷台、そして静寂性でした。
反対に不満な点として評価されているのは一部グレードにスチールホイールを採用していること、値段が高すぎること、車体が巨大すぎることでした。意外にも燃費の悪さを挙げている方は、ほぼいませんでした。燃費性能に関しては、タンドラ購入にあたってさほど気にする内容でもないかもしれません。
タンドラの中古相場・価格は?
タンドラを購入したいという場合、新車でなら並行輸入業者に依頼するしかありません。注文を受けてから現地で実車を調達する場合が多いので、交渉段階での値引きなどはないものと思ってください。
ただし、為替相場により想定していた予算よりも安く購入できる可能性はあります。思わぬ値引きになると良いですね。
タンドラを中古で購入するのなら、中古相場を確認して中古価格はいくらぐらいなのかを把握しておきましょう。2016年6月30日現在の中古相場はというと最高値が798万円、最安値は118万円という中古価格です。最安値のタンドラは2001年モデルで走行距離不明です。
ただし、為替相場により想定していた予算よりも安く購入できる可能性はあります。思わぬ値引きになると良いですね。
タンドラを中古で購入するのなら、中古相場を確認して中古価格はいくらぐらいなのかを把握しておきましょう。2016年6月30日現在の中古相場はというと最高値が798万円、最安値は118万円という中古価格です。最安値のタンドラは2001年モデルで走行距離不明です。