トヨタ タコマの維持費っていくらかかる?

トヨタ タコマ 2016

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国内メーカーの販売する車両であっても、日本に導入されていないモデルは多数あります。北米で生産されているトヨタ タコマもそんな1台。もともとは、ハイラックスベースのピックアップトラックで、北米で人気を博し、2017年現在3代目モデルとなっています。逆輸入車で購入したら、維持費はどれくらいかかるのでしょうか?
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(2017年5月9日)
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迫力を増したトヨタ タコマ、その価格は?
タコマを1年1万キロ乗ると…
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迫力を増したトヨタ タコマ、その価格は?

2016年にフルモデルチェンジを行ったトヨタ タコマ。日本でもごくまれに見かけることがある、迫力のあるピックアップトラックです。

その出自はハイラックスの北米仕様であり、1995年から北米市場で販売されていました。その人気からロングセラーモデルとなって、2017年現在では3代目モデルに進化しています。

アメリカでのピックアップトラックは、州によって無税、あるいは減税となることもあって、若者を中心に人気が定着しています。

しかし、全長5,392mm(ロング5,727mm)×全幅1,910mm×全高1,792mmという大型ボディもあってか、日本導入には至っていません。これは前述の北米ならではのピックアップトラックへの税制度もあるかもしれませんね。

パワーユニットは、2.7L 直4エンジンもしくは3.5L V6エンジンを採用。最高出力は、それぞれ159ps、236psを発揮しています。

さておき、このタコマ、日本に並行輸入するといくらなのか気になるところ。北米トヨタのHPで価格をチェックすると、タコマ SRグレード(2.7L 直4エンジン 6AT仕様)が24,320ドル~となっています。

1ドル113円(2017年5月レート)で計算すると、車両価格は2,748,160円になります。

ただしこれは北米での車両価格なので、これを船便で日本に輸送し、税関を通過させて日本国内で登録しなければなりません。

こうしたケースでは、輸入代行業者に依頼するのですが、アメリカ本国内での輸送から日本での登録に必要なもろもろの検査まで含めると、おおよそコストは100万円ほどといわれています。

並行輸入車であっても、車両価格の3%が自動車取得税となりますし、また重量税、自動車税もいわずもがなです。

■タコマ SR 購入費用
車両価格…2,748,160円
輸入代行手数料等…約1,000,000円
自動車取得税…82,445円
重量税…19,800円 (トラック[車両総重量8トン未満]2年自家用)
自動車税…16,000円
※いずれもエコカー減税適用なしで算出

・購入費用概算計…約3,866,405円

こうしてみると、日本で走らせるためには、おおよそ400万円が必要といったところでしょうか。

タコマを1年1万キロ乗ると…

2.7L 直4エンジン(AT)仕様のタコマ SRを1年間1万キロ乗った場合、どれほど維持費が必要になるでしょうか。

まず燃料代。北米トヨタの発表では、街乗り8.1km/L、高速9.8km/L、混合8.9km/Lとされています。

8.9km/Lと燃費を設定して1万キロ走行すると、以下のような燃料代になります。

・必要燃料量…10,000(km)÷8.9(km/L)=約1,124L
・年間燃料代…123円(レギュラー)×1,250L=¥138,252

またこれに加えて任意保険が3万円/年。駐車場は、東京近郊で月極めであればトータルで年間30万円ほど必要になってきますが、ボディサイズが大きいため断られることもあるようです。

事故はもちろん盗難に備えて車両保険に入りたいところですが、並行輸入車は該当モデルなしとなるケースもあり、入れない場合や、非常に高額になってしまうこともありますね。

いずれにせよ、初年度のおおよその維持費は、燃料代と任意保険、駐車場代等合わせて約45万円が必要になりそうです。あくまでも概算なのでおおよその目安として参考にしていただければ幸いです。

ただ、並行輸入車だと国内のディーラーでの購入とはわけが違いますので、維持には苦労すると思われます。場合によってはトヨタ系ディーラーでも診てもらえないことも考えられます。

こうした並行輸入車を購入する場合は、国産メーカーであっても「輸入車」という感覚で乗ることが必要。つまり、しっかりメンテナンスしてくれる「主治医」的なショップや整備工場をまず見つけることが、購入の第一歩になるでしょう。これは、他の輸入車、旧車も同様ですね。

迫力のアピアランスで、日本でも人気のあるタコマ。しかし乗るには相応の覚悟も必要、といったところです。

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