「ランクル」と「ハイラックスサーフ」は何が違うのか?

トヨタ ランドクルーザー

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「ランクル」と「ハイラックスサーフ」、トヨタを代表する4WD車です。見た目は似ていますが、その歴史や現在の状況など実はいろいろと違いがあります。今回は、そんな2台の違いをご紹介していきましょう。

Chapter
ランクルとは?
ハイラックスサーフとは?
ランクルとハイラックスサーフは何が違うのか?

ランクルとは?

ランクルことトヨタ ランドクルーザーは1951年に誕生。日本を代表するSUV車として、その耐久性は世界中で高く評価されています。

ランクルは大きいタイプの「ステーションワゴン」と小さい方の「ヘビーデューティ」「ライトデューティ」と大きく3系統あり、「ハイラックスサーフ」と同クラスは、小さい方の「ライトデューティ」=「ランドクルーザープラド」となります。

「ステーションワゴン」は、最新型は200シリーズで、これまで2度マイナーチェンジを行われ、さらにその「ヘビーなのに豪華」な部分に磨きがかかりました。世界販売台数の6割は中近東と言われ、4WDの王様として君臨しています。

「ヘビーデューティ」は、日本ではしばらく販売されていませんでしたが、2014年、誕生30年を記念して、1年間限定で70シリーズの「バン」と「ピックアップ」が再販されました。「ピックアップ」は日本初販売で非常に話題になりましたね。

「ライトデューティ」は、「ランドクルーザープラド」と呼ばれ、「ハイラックスサーフ」と同クラスとなります。「ステーションワゴン」の200シリーズと同じく、豪華さとヘビーさを兼ね備えた車になっています。

トヨタ車ならではの高品質さやパーツ供給の容易さなどにより、世界中で乗られ、人気を博している車になってますよね。

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ハイラックスサーフとは?

アメリカ発の「ハイラックス」の荷台に屋根と客室を載せたような無骨なデザインの「ハイラックス」の派生車で、1983年にデビューし、日本では2009年まで発売。バブル時代に発売された2代目から、V6エンジンが搭載されるなど、乗用車化、豪華化が進んでいきます。

2002年から2009年まで発売された4代目は、多くのメカニズムを「ランドクルーザープラド」と共用していました。

しかし、昨今の日本では「エクストレイル」や「ヴェゼル」といった乗用車のような少し小さいSUVが人気となったことから、輸出メインとしていたハイラックスサーフは車種整理の対象となり、同クラスのランドクルーザープラドに吸収され、日本での販売を終了しました。

現在、海外では「4Runner」という名で、5代目が発売中です。

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ランクルとハイラックスサーフは何が違うのか?

歴史の長さに大きな違いがありますが、誕生の経緯が異なります。

ランクルは、軍用車として作られ、悪路も走れる強靭なラダーフレームを採用したクロスカントリー4WDです。

一方、ハイラックスサーフは、ハイラックスという小型トラックがベースとなっており、パートタイム4WDを搭載し、ルーフ部分を伸ばしただけのSUVです。そのため、たくさんの荷物を積めますが、悪路走行には適せず、アウトドアスポーツを楽しめるSUVと言えるでしょう。

また、実はターゲットも異なります。ランドクルーザーは、多くの国や用途をターゲットにしている一方で、ハイラックスサーフは、主にアメリカをターゲットとした少しニッチな車になっています。

多くの国や様々な用途に合うように様々な形を持つランクルとハイラックスサーフでは活躍の場でも違いがありますね。

ランドクルーザーほどヘビーで豪華過ぎず、ハリアーほど洗練されておらず、FJクルーザーほど無駄にごつくなく、RAV4より少しごつい「ハイラックスサーフ」。

現在そのような車が各社のラインナップにないと言えるでしょう。燃費も悪く、車体が大きい車は今の時代に販売し続けることは厳しいかと思いますが、限定でもいいので「4Runner」を日本で販売してくれてもいいのでは、と個人的には思いますね。薄く期待しましょう。

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