トヨタ タコマってどんな車?燃費や維持費、中古市場について解説!
更新日:2024.09.09
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トヨタ タコマは、北米トヨタが販売するミドルサイズスポーツピックアップです。初代モデルは日本でも「ハイラックス サーフ スポーツピックアップ」の名称で販売されました。2代目からは北米専用車となり、2016年に3代目へとモデルチェンジ。タコマとはどのようなクルマなのでしょうか?
トヨタがアメリカで展開するタコマってどんな車?
トヨタ タコマとは、北米トヨタが米国で販売するスポーツユーティリティーピックアップトラックです。初代タコマは、日本でも販売されていたハイラックス サーフ スポーツピックアップの米国仕様車でした。
初代タコマとハイラックス サーフ スポーツピックアップの違いは、エンジン構成です。 直4の2.7LとV6の3.4Lのタコマに対し、日本では直4 2.0L、2.7L、3.0Lディーゼルというラインナップでした。
初代は、日本と米国で生産されていましたが、2代目は米国でのみ生産されるようになりました。その理由は、日本国内でのハイラックス サーフ スポーツピックアップの不振にありました。
北米生産となった2代目タコマの搭載エンジンは、直4 2.7LとV6 4.0L。さらに4.0Lモデルには、TRDのパーツを装着した最高出力300psのスーパーチャージャー仕様も用意されました。
そして2016年、タコマは3代目にモデルチェンジ。搭載されるエンジンは、直4 2.7Lと新開発のV6 3.5L。2代目モデルで人気のあったスーパーチャージャー仕様は2017年現在のところ設定がありません。
3代目トヨタ タコマのボディサイズは、全長5,392mm×全幅1,890mm×全高1,792mm、ホイールベース3,235mm。全長はおよそ5.4mとかなり巨大ですが、これでも米国ではミドルサイズピックアップです。
メッキパーツで縁取られた巨大なフロントグリルは、ランクル200を想起させます。タイヤサイズは標準で、前後245/75R16。16インチタイヤをスチールホイール、またはアルミホイールと組み合わせて採用しています。
初代タコマとハイラックス サーフ スポーツピックアップの違いは、エンジン構成です。 直4の2.7LとV6の3.4Lのタコマに対し、日本では直4 2.0L、2.7L、3.0Lディーゼルというラインナップでした。
初代は、日本と米国で生産されていましたが、2代目は米国でのみ生産されるようになりました。その理由は、日本国内でのハイラックス サーフ スポーツピックアップの不振にありました。
北米生産となった2代目タコマの搭載エンジンは、直4 2.7LとV6 4.0L。さらに4.0Lモデルには、TRDのパーツを装着した最高出力300psのスーパーチャージャー仕様も用意されました。
そして2016年、タコマは3代目にモデルチェンジ。搭載されるエンジンは、直4 2.7Lと新開発のV6 3.5L。2代目モデルで人気のあったスーパーチャージャー仕様は2017年現在のところ設定がありません。
3代目トヨタ タコマのボディサイズは、全長5,392mm×全幅1,890mm×全高1,792mm、ホイールベース3,235mm。全長はおよそ5.4mとかなり巨大ですが、これでも米国ではミドルサイズピックアップです。
メッキパーツで縁取られた巨大なフロントグリルは、ランクル200を想起させます。タイヤサイズは標準で、前後245/75R16。16インチタイヤをスチールホイール、またはアルミホイールと組み合わせて採用しています。
タコマ の歴代モデルについて解説
初代 タコマ
もともとはハイラックス トラックとして日本で製造販売されていた小型ピックアップトラックが、北米でGMと合弁で建設した製造工場、NUMMI(現在はEVで有名なテスラモーターズの工場)に生産移管を始めました。それをきっかけに独立車種となったのが、初代タコマ。デビューは1995年です。
その生い立ちゆえに、初代は日本でも販売されていたハイラックス サーフと似たフロントマスクでした。ボンネットの下には日本仕様ハイラックスサーフにも使われた2.7L直4エンジンの他、3.4Lの5VZ-FEが収められています。
しかし、日本版ハイラックスと似ているのはそこまでで、キャビンの後ろの荷台は長く広大、大径タイヤで最低地上高も高く、小さいながらもアメリカンピックアップトラックのようだったのです。
2001年にはフェイスリフトが行われ、ハイラックスからの独立を印象づけています。
キャビン形式は何種類かあり、2ドア2人乗りのレギュラーキャブ(日本ではシングルキャブ)、観音開き4ドア4人乗りでリアにエマージェンシー的なシートを備えた2+2のアクセスキャブ、4ドアのダブルキャブがあります。
これに加えて、スポーツタイプのSランナーが設定されており、カスタムを受けたレーシングトラックがドラッグレースや各種レース、タイムトライアルなどにも積極的に参戦していました。
なかでも有名なのは、パイクスピーク インターナショナル ヒルクライムでの活躍で、日本代表のごとく毎回参戦しているモンスタースポーツの田嶋選手の前にタコマも立ち塞がりました。
1998年、ミッドシップにエンジンを搭載するなど大改造を受けたタコマは、名選手ロッド・ミレンのドライブで見事に総合優勝し、日本にもミレンとタコマの名を轟かせたのです。
その生い立ちゆえに、初代は日本でも販売されていたハイラックス サーフと似たフロントマスクでした。ボンネットの下には日本仕様ハイラックスサーフにも使われた2.7L直4エンジンの他、3.4Lの5VZ-FEが収められています。
しかし、日本版ハイラックスと似ているのはそこまでで、キャビンの後ろの荷台は長く広大、大径タイヤで最低地上高も高く、小さいながらもアメリカンピックアップトラックのようだったのです。
2001年にはフェイスリフトが行われ、ハイラックスからの独立を印象づけています。
キャビン形式は何種類かあり、2ドア2人乗りのレギュラーキャブ(日本ではシングルキャブ)、観音開き4ドア4人乗りでリアにエマージェンシー的なシートを備えた2+2のアクセスキャブ、4ドアのダブルキャブがあります。
これに加えて、スポーツタイプのSランナーが設定されており、カスタムを受けたレーシングトラックがドラッグレースや各種レース、タイムトライアルなどにも積極的に参戦していました。
なかでも有名なのは、パイクスピーク インターナショナル ヒルクライムでの活躍で、日本代表のごとく毎回参戦しているモンスタースポーツの田嶋選手の前にタコマも立ち塞がりました。
1998年、ミッドシップにエンジンを搭載するなど大改造を受けたタコマは、名選手ロッド・ミレンのドライブで見事に総合優勝し、日本にもミレンとタコマの名を轟かせたのです。
2代⽬ タコマ
2004年に2代目となったタコマは、他のアメリカンサイズのトヨタ車同様、威圧的で大きなフロントグリルを持つようになります。
より大型のタンドラと共通したイメージを持ちますが、フルサイズピックアップのタンドラに対し、タコマはあくまで小型ピックアップトラックです。
エンジンは新型に置き換えられ、直4 2.7Lと、236psに強化されたV6 4.0Lの1GR-FEになりました。
スポーツバージョンのSランナーは「Xランナー」へと名称を変え、6速マニュアルミッション、18インチタイヤ、専用エアロパーツにLSDまでついている本格的なスポーツトラックで、TRDのスーパーチャージャーを装着すれば300psにパワーアップすることも可能。ヘタなスポーツカー顔負けの走りをするのでした。
通常のバージョンも5速、または6速MTか、4速、または5速ATを組み合わせていましたが、初代がコラムシフトだったのに対し、2代目からはフロアシフトになり、”ピックアップトラックの皮をかぶったスポーツカー”となりました。
より大型のタンドラと共通したイメージを持ちますが、フルサイズピックアップのタンドラに対し、タコマはあくまで小型ピックアップトラックです。
エンジンは新型に置き換えられ、直4 2.7Lと、236psに強化されたV6 4.0Lの1GR-FEになりました。
スポーツバージョンのSランナーは「Xランナー」へと名称を変え、6速マニュアルミッション、18インチタイヤ、専用エアロパーツにLSDまでついている本格的なスポーツトラックで、TRDのスーパーチャージャーを装着すれば300psにパワーアップすることも可能。ヘタなスポーツカー顔負けの走りをするのでした。
通常のバージョンも5速、または6速MTか、4速、または5速ATを組み合わせていましたが、初代がコラムシフトだったのに対し、2代目からはフロアシフトになり、”ピックアップトラックの皮をかぶったスポーツカー”となりました。
3代⽬ タコマ
2017年現在販売されているタコマのデビューは2016年です。
一時期アメリカではピックアップトラックの人気が落ち込み、GMなどBIG3が軒並み経営不振に陥るほどでしたが、2015年頃より復権し、タコマも満を持して3代目を投入したのです。
3代目タコマは、V6エンジンが新開発の3.5リッターとなっていますが、最高出力は278psへとパワーアップしました。
エクステリアもフロントから立体的に大きく突き出した6角形グリルが大迫力で、ランドクルーザーとは違ったイメージを打ち出しています。
今後も、アメリカ現地メーカーとの対決は、まだまだ続きそうです。
一時期アメリカではピックアップトラックの人気が落ち込み、GMなどBIG3が軒並み経営不振に陥るほどでしたが、2015年頃より復権し、タコマも満を持して3代目を投入したのです。
3代目タコマは、V6エンジンが新開発の3.5リッターとなっていますが、最高出力は278psへとパワーアップしました。
エクステリアもフロントから立体的に大きく突き出した6角形グリルが大迫力で、ランドクルーザーとは違ったイメージを打ち出しています。
今後も、アメリカ現地メーカーとの対決は、まだまだ続きそうです。
タコマ の維持費・燃費は?
3代目タコマは2.7Lと3.5Lのエンジンを搭載する、日本では大排気量に区分されるクルマです。はたして、維持費はどれくらいかかるのでしょう。
維持費と聞いて真っ先に思いつくのが燃費です。カタログ燃費は、2.7Lモデルで19/23/21MPG、3.5L車で19/24/21MPGです。日本の燃費基準JC08モードでは、街乗り8.1km/L、高速9.8lm/L、市街地と高速走行の混合で8.9km/Lといったところです。
もし年間1万kmを複合で走行するのなら、必要なガソリンはおよそ1,124Lです。カタログにはまだ記載されていませんが、もしレギュラーガソリン(123円/L)仕様なら、年間138,252円のガソリン代になります。
維持費と聞いて真っ先に思いつくのが燃費です。カタログ燃費は、2.7Lモデルで19/23/21MPG、3.5L車で19/24/21MPGです。日本の燃費基準JC08モードでは、街乗り8.1km/L、高速9.8lm/L、市街地と高速走行の混合で8.9km/Lといったところです。
もし年間1万kmを複合で走行するのなら、必要なガソリンはおよそ1,124Lです。カタログにはまだ記載されていませんが、もしレギュラーガソリン(123円/L)仕様なら、年間138,252円のガソリン代になります。
タコマ の中古相場は?
タコマは、いまや日本では絶滅したスポーツピックアップです。レジャー用途のピックアップの購入を検討するのなら、ハイラックス サーフ スポーツピックアップかタコマの並行輸入車の中古を探すしかありません。タコマの中古相場は結構こなれていますので、探せば掘り出し物が見つかるかもしれません。
では、タコマの中古相場を見てみましょう。中古価格の最高値は448万円で、TRDがチューニングしたスーパーチャージャー車です。
一方、最安値は79.8万円。お手頃な価格なのですが、こちらは1997年式で19年落ちであること、米国から輸入された中古車らしく走行距離不明である点が注意です。(2017年6月時点)
米国の中古車文化では、走行距離は各ユーザーごとに計測するものとされています。車両の通算走行距離ではないのです。したがってどの程度の中古車両なのか、把握しづらくなっています。最安値の輸入中古車には、このような注意点がありますのでご注意ください。
では、タコマの中古相場を見てみましょう。中古価格の最高値は448万円で、TRDがチューニングしたスーパーチャージャー車です。
一方、最安値は79.8万円。お手頃な価格なのですが、こちらは1997年式で19年落ちであること、米国から輸入された中古車らしく走行距離不明である点が注意です。(2017年6月時点)
米国の中古車文化では、走行距離は各ユーザーごとに計測するものとされています。車両の通算走行距離ではないのです。したがってどの程度の中古車両なのか、把握しづらくなっています。最安値の輸入中古車には、このような注意点がありますのでご注意ください。