ガゾリンの種類を間違えた!ガソリンは他の種類と混ざるの?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
以前のガソリンスタンドは、どこでも係員が給油を行ってくれました。しかし、1998年の消防法改正によってセルフ式が増え、2017年現在では全スタンドの30%近くがセルフ式になっています。そんなセルフ式スタンドに初めて訪れた際、給油ノズルで迷ったことはありませんか?レギュラー仕様なのにハイオクガソリンなら問題はないのですが、ハイオク仕様にレギュラーガソリン、まして軽油にガソリンを入れたら、はたしてどうなってしまうのでしょう?
ガソリンの種類によっては問題のない間違いもある
日本国内において自動車の燃料として使用される液体化石燃料は、ガソリンと軽油です。
ガソリンは、オクタン価によりレギュラーとハイオク(プレミアム)に区分されます。
セルフ式ガソリンスタンドでは、ユーザーが間違えないように、それぞれのノズルが色分けされており、レギュラーは赤、ハイオクは黄色、軽油は緑色になっています。しかし給油口の口径は、燃料の種別がかわって同じなので、燃料を間違える事象が発生します。
もしレギュラー仕様車にハイオクガソリンを給油してしまったら、どうなるのでしょう?
答えはエンジン出力がアップする、もしくは燃費がアップする、または変わらない場合がほとんどです。問題があるとすれば、リッターあたり10〜15円ほど高く、それほどの効果を得られないということぐらいです。
ガソリンは、オクタン価によりレギュラーとハイオク(プレミアム)に区分されます。
セルフ式ガソリンスタンドでは、ユーザーが間違えないように、それぞれのノズルが色分けされており、レギュラーは赤、ハイオクは黄色、軽油は緑色になっています。しかし給油口の口径は、燃料の種別がかわって同じなので、燃料を間違える事象が発生します。
もしレギュラー仕様車にハイオクガソリンを給油してしまったら、どうなるのでしょう?
答えはエンジン出力がアップする、もしくは燃費がアップする、または変わらない場合がほとんどです。問題があるとすれば、リッターあたり10〜15円ほど高く、それほどの効果を得られないということぐらいです。
ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを給油
もしハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れてしまったら、どうなるのでしょうか?
現代のエンジンは、燃焼を監視していますので出力を低下させて、エンジンが壊れることを防いでいます。ただし、少し前のエンジンでは、オクタン価が設定より低いため、ノッキングを起こしやすくなります。この状態が続くと点火プラグが煤にまみれ、クリーニングが必要となります。
とはいえ、エンジンの機構的にも実用的にも、さほど大きな問題は発生しません。点火プラグの煤かぶりも、一定期間レギュラーガソリンを使用した場合に発生する現象なので、1、2度の給油間違いなら、まず問題はありません。
気をつけなければいけないのは、メーカー指定のガソリンを入れていないので、保証の対象外になってしまうことがあるいうことです。
現代のエンジンは、燃焼を監視していますので出力を低下させて、エンジンが壊れることを防いでいます。ただし、少し前のエンジンでは、オクタン価が設定より低いため、ノッキングを起こしやすくなります。この状態が続くと点火プラグが煤にまみれ、クリーニングが必要となります。
とはいえ、エンジンの機構的にも実用的にも、さほど大きな問題は発生しません。点火プラグの煤かぶりも、一定期間レギュラーガソリンを使用した場合に発生する現象なので、1、2度の給油間違いなら、まず問題はありません。
気をつけなければいけないのは、メーカー指定のガソリンを入れていないので、保証の対象外になってしまうことがあるいうことです。
問題ありなガソリンの種類間違い
原油を蒸留して精製される軽油は、セタン指数や動粘度などにより特1号、1号、2号、3号、特3号の5種類に区分されます。
特1号と1号は夏季用、2号は冬季用、3号と特3号は寒冷地用と、ディーゼル機関を使用する季節や地域により用途がわかれます。
特1号と1号は夏季用、2号は冬季用、3号と特3号は寒冷地用と、ディーゼル機関を使用する季節や地域により用途がわかれます。
ガソリン車に軽油を給油した場合
ガソリン車に軽油を誤って給油してしまった場合。ガソリンに軽油が混ざると、エンジン出力が下がります。さらにエンジンから異音が発生したり、アイドリングも不調となります。
ガソリンをほぼ使い切った状態で軽油を給油(ほぼ軽油100%)した場合は、マフラーから黒煙が出て、いずれエンジンが停止してしまいます。
これは軽油の粘度がガソリンの6倍であるため、燃料噴射ノズルから混合気が十分に噴射されず目詰まりを起こすこと、ガソリンは-40℃で引火し爆発するのに対し、軽油は40℃で引火し燃焼するといった性質の違いによります。
ガソリンをほぼ使い切った状態で軽油を給油(ほぼ軽油100%)した場合は、マフラーから黒煙が出て、いずれエンジンが停止してしまいます。
これは軽油の粘度がガソリンの6倍であるため、燃料噴射ノズルから混合気が十分に噴射されず目詰まりを起こすこと、ガソリンは-40℃で引火し爆発するのに対し、軽油は40℃で引火し燃焼するといった性質の違いによります。
ディーゼル車にガソリンを給油した場合
ディーゼル車にガソリンを給油した場合、エンジンは始動しますが、すぐにエンジン出力が低下します。いずれエンジン音が甲高くなり、アイドリングも不安定になります。
マフラーから白い煙が確認できるようなら、エンジン内部の燃料噴射ノズルや燃料タンクの交換も視野に入れなければいけません。
マフラーから白い煙が確認できるようなら、エンジン内部の燃料噴射ノズルや燃料タンクの交換も視野に入れなければいけません。
給油するガソリンの種類を間違えた時の対処法
ガソリン車に軽油の場合と、ディーゼル車にガソリンを給油した場合に共通して見られる現象は、エンジンのアイドリングの不安定さです。現在のエンジンは各燃料専用品なので、違う燃料には対応できないのです。
もし間違えて指定外の燃料を給油してしまったら、まずエンジンを始動させないことです。そのうえでGSのスタッフに燃料を抜き取ってもらいましょう。ディーゼルの場合は、エア抜きも必要になります。
もしGSで対応できないようなら、任意保険のロードサービスやJAFに依頼して、近隣の整備工場までレッカー移動してもらい同様の作業を受けてください。
くれぐれもエンジンは始動させないでくださいね。
もし間違えて指定外の燃料を給油してしまったら、まずエンジンを始動させないことです。そのうえでGSのスタッフに燃料を抜き取ってもらいましょう。ディーゼルの場合は、エア抜きも必要になります。
もしGSで対応できないようなら、任意保険のロードサービスやJAFに依頼して、近隣の整備工場までレッカー移動してもらい同様の作業を受けてください。
くれぐれもエンジンは始動させないでくださいね。