左折直前でウインカー、急ブレーキなど…マナーの悪いドライバーに遭遇した際の対処法

車線変更

※この記事には広告が含まれます

ドライブ日和の夏は、免許取りたての初心者ドライバーやサンデードライバー、さらに他地域からのドライバーも多くなり、公道が少なからず混乱する季節でもあります。そんな季節にローカルルールで運転していたら、いらぬ誤解を招いてしまったなんて方もいると思います。逆もまたあるでしょう。すべてマナーが悪いわけではありませんが、そんなときの対処法はあるのでしょうか?
Chapter
①ウィンカーを出すタイミングが遅い
②いきなり急ブレーキ
黄信号に対する地域的解釈

①ウィンカーを出すタイミングが遅い

教習所ではウインカーをそれなりに早くから出すものだと教わりますが、現実の路上ではあまり早く出すと、その手前で曲がるものと思われかねないので、これ以上曲がるところの無い場所で、なるべく早く出すというのが実際には多いと思います。

筆者もウインカーを出している車が交差点で曲がると思いきや、実際には交差点の先のコンビニに入るためのウインカーだったということがあり、危うく衝突事故を起こしかけました。

とはいえ、車線変更をする瞬間や、曲がる瞬間にウインカーを出したりするのは論外で、後方を走っているクルマに追突される可能性もあります。

また、ウインカーを出さないまま減速のためのブレーキをかけると、後続車はその車が止まるのか曲がるのか、他に意図があるのか判別しにくくなるのです。

ただ、この場合の対応は、じつは比較的簡単です。クルマというのは、真っ直ぐ走っている時でもドライバーの視線の影響を受けます。ドライバーが右を見れば右に、左を見れば左に、少しずつ無意識に寄っていくものなのです。

見るだけでなく意識するだけでもそうなりますから、後続車のドライバーとしては先行車がどんな動きをするかによって、その次の動きを推測できます。

同じパターンで、やたらとフラフラしているクルマは、前方への集中ができていない初心者やサンデードライバー、または携帯やスマホを見ていることがわかります。

実際、急な車線変更で追突しそうになった!という動画を見ると、対象のクルマが急な車線変更を行うだいぶ前から、変更する車線の側にジリジリ寄って走っており、後続車がその動きに気づいて相手の動きに応じた余裕のある位置関係を作っていれば、「事故になりそうだった」というシチュエーション自体起こり得なかったことがわかります。

”運転マナーが悪い”と怒る前に、冷静に他車の動きを分析することも少しは必要かもしれません。

ドライバーは、あらゆるトラブルを想定して周囲のクルマの動きから次に何が起きるかを連続的に予想しながら走るという、ある意味エスパー(超能力者)のような技能を求められます。

自動運転車にそうした予測が可能なAIの搭載や、システム構築の研究が行われているのも同じ理由ですね。

②いきなり急ブレーキ

周りのことを考えず、曲がるわけでも無いのにいきなり急ブレーキを踏んだり、あるいは見通しの悪いカーブを曲がっている最中に急ブレーキをかけていきなり停車したり、ということもこの時期は増えます。

突然駐車を始めるような場合は本当に悪質で、周囲に迷惑をかけているという自覚が無い場合は、本当に手の付けようが無いのですが、なかには免許取り立てで緊張しながら運転しているのに、助手席や後部座席の人が大声を出したことで、とっさに急ブレーキをかけてしまうというというケースもあります。

また、恐ろしいことには、威嚇したり、当たり屋的に追突させるために急ブレーキをかける困った輩までいます。

これも対応としては、ひたすら予測するしかありません。

ただし、ウインカーの件と違って前兆がまったくないこともありますから、先行車がいきなり急ブレーキを踏むことをあらかじめ想定し、常に車間を空けましょう。左右に回避する余地も無い場合はひたすら車間を取るしかありません。その車間距離は速度によりけりで、速度が上がるほど車間を長く取るべきですね。

追い越してきたクルマが急ブレーキをかける時も同様で、それをある程度予測して追い越されている最中に、相手が自分の前に戻る時には、かなりの車間を取るほどの減速を前もってしていれば、ある程度回避できるでしょう。

黄信号に対する地域的解釈

筆者は黄色信号になると、止まれる距離と速度である限りは止まるようにしていますが、それが難しい場合だったり、急ブレーキをともなわないといけないような場合は、そのままなるべく早く交差点を通過するようにしています。

しかし、数年前に他の地域に旅行に行き、その地域の友人を乗せて黄信号を通過したところ、友人からこっぴどく叱られたことがありました。

友人曰く、この地域の警察は黄信号で通過するクルマは信号無視とみなすから、絶対やってはいけないということ。

そういった認識の違いで、マナー違反どころかルール違反となるケースが多々あります。

この場合、原因は「日本全国どこでも同じルール」という思い込みにありますので、土地勘の無い地域ではとにかく慎重になることです。

また、深夜のバイパス道路を走っている大型トラックは、積荷の重さもあるのか黄信号は、ほぼ通過するなど、黄信号になったらとにかく加速して突っ込むのがローカルルールという地域もあります。

日本全国、土地柄はそれぞれで交通事情もマナーも全然違いますから、事故に遭わずに済むためには、ブレーキランプを早めに点灯させたり、いつもより早めにウインカーをつけるなど、早めに周囲に意思表示をすることも大事です。そして可能な限り早く、そのローカルルールに順応すること。それが安全ですし、オススメです。

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細