BMW i3の購入価格や年間維持費っていくらかかるの?

BMW i3 2016

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ここ最近、現実的な選択肢となるEVが続々発表されています。BMWが発表したコンパクトモデル、i3もそんな1台。では、i3を購入し、維持するとなると、年間どれほどのコストがかかるのでしょうか?
Chapter
老舗BMWがリリースしたからこそ説得力のあるEV「i3」
BMW i3の購入価格はいくらになるのか?
BMW i3の維持費はどうなのか?

老舗BMWがリリースしたからこそ説得力のあるEV「i3」

日本国内のEVは、2006年に三菱i-MiEV、2010年には日産リーフが登場しました。しかし、その航続距離や充電インフラの問題などでなかなか普及にいたっていませんでした。

そんな状況のなか、2009年にアメリカの新興メーカー、テスラから航続距離400km以上というスペックのモデルSが登場し、EVを現実な選択肢に押し上げることに成功。このテスラの登場によって、EVマーケットが活性化してきたともいえるでしょう。

一方、燃料電池車両を研究し、EVに関してやや懐疑的なスタンスに見えていたBMWですが、2013年に純然たるEVモデルを世に放ちました。

カーボン素材を多用し、バッテリーによる重量増を抑え、タイヤも専用のエコタイヤを装備。さらに回生ブレーキは、アクセルoffで強力な減速力が働くようにチューニング。ほぼアクセルのみで走行が可能となっています。

i3は、純粋な電気自動車EVモデルと、発電用エンジンを搭載したレンジエクステンダーモデルが用意されております。EVでの航続距離は、最大390km。レンジエクスレンダーであればさらに120km航続距離を伸ばせるのです。

いずれにせよ、BMWが独自の流儀を持ち込んだモデルを投入してきたことに、説得力というべきか、今後のEVの在り方が本格的になったと感じられるのではないでしょうか。

BMW i3の購入価格はいくらになるのか?

さて、今回はEV仕様のi3の購入費用、また1年間1万km走行での維持費をシミュレーションしてみようと思います。

■BMW i3 Atelier  (オプション設定なし)
車体価格…5,090,000円
自動車重量税…0円 (免税額 22,500円)
自動車取得税…0円 (非課税額124,000円)

クリーンエネルギー自動車補助金…365,000円 (2017年5月時点)
※自治体によって独自の補助金の用意もある場合があります。

登録諸費用…約200,000円

実質購入価格…4,925,000円

エコカー減税の恩恵をフルに受けられることは、BMW i3のメリットです。

400万円台で、航続距離390kmのEVを購入できるのですから現実的ともいえますね。ただし、エコカー補助金は年々減額傾向にあるので、注意が必要です。

これは国の財源と関係しているので、狙っている方は早めに購入し、補助金を利用するのが賢明かもしれません。

BMW i3の維持費はどうなのか?

まず自動車税は、購入翌年も減免され、22,000円の補助が出ますので、納付額は7,500円ということになります。

さて、年間1万km走行した場合、充電に係る電気代はいくらかかるのでしょうか。メーカーHPで計算してみると、10,000km時点での電気代は34,633円(※電気代6km/kWh、電費20.78円/kWhをもとに試算)

ガソリン車の場合は、63,535円(ガソリン代127.07円/L、燃費20km/L)という比較数値が出ていますから、燃料コストとしては約半分ということになります。

もちろん机上の計算なので、実際の数値とは異なると思いますが、燃料代が約半分という傾向はそれほど変わらないように思います。

任意保険も30代以上の方であれば、約30,000円~ほどで加入でできるでしょう。

また、駐車場代を借りた場合、月25,000円で計算すると年間300,000円。

年間維持費…393,535円(駐車場所有の場合…93,535円)

となります。いずれにせよ、エコカー減税をフルに使えるので、購入時、そして税金にもその恩恵があるのがEV購入のメリット。また燃料(電気)コストも低いのが運用時のメリットとなりますね。

またBMWの場合、購入後の3年間、点検整備やロードサービスを受けられる「BMW サービス・インクルーシブ」が無償で用意されていますので、維持費は少なく抑えることができますし、万がいちのさいにBMWのオペレーターがドライブをサポートする「BMWエマージェンシー・サービス」も付帯しますので、いろいろと安心につながっていそうです。

さらに、出先の充電に関しても、BMWが用意するサービス、ChargeNowに加入すれば、新車購入後、12ヶ月間は無償で全国の提携充電ステーションを利用することが可能になります。

このようにBMW i3は、きわめて現実的な選択肢のEVなのです。
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